10月2日(土)から東京・松坂屋上野店にて開催中の「志村けんの大爆笑展(東京)」。

大盛況のうちに終了した大阪開催を皮切りに、全国10都市を巡回予定。46年間日本中に笑いと感動を届け続けたコメディアン、志村けんさん初の企画展とあり、東京展では初日から大勢の志村さんファンが訪れている。

東京展の初日に仲本工事がオープニング店長を務めた様子はこちら

フジテレビュー!!では、恒例の「行ってみた」企画として、“映え”フォトスポットも豊富な展覧会のポイントや、300種類以上にも及ぶというグッズのおすすめ品、記者が勝手に“グッときた”ポイントを中心に紹介する。

まずは、日本のテレビ・お笑い界の軌跡ともいえる、展示の紹介からお届けしていく。

エントランスには、昭和テイストなテレビ画面に志村さんの珠玉のコントが流れている。懐かしいコント映像は会場でも随所に映し出されており、ついつい足を止めて笑ってしまう。エントランスを抜けると志村さんの年表が刻まれた「志村けんの大年表」エリアが登場。

志村さんの誕生から昨年3月に亡くなるまでの、まさにお笑い界のレジェンドの軌跡はまさに「お笑いの歴史」。そのすごさに息を飲む…が、よくよく見ると、さすが「大爆笑展」、随所に「おもらし事件」「いかりや邸居座り事件」「オナラ激怒事件」などの、笑える事件から、「パチンコ店罵声被害事件」「1500万円超強盗被害事件」といった笑えない事件簿が年表に彩りを添えている。

続いては、展示エリア。志村さんの私服や番組の台本、コントのキャラクター用のかつら、小道具など、実際に志村さんの気配を感じられるような展示品が並んでいる。特にかつらは充実のラインナップとなっており、細部までじっくり観察することが可能だ。ちなみに、記者は「どうなっているんだろう」と、ずっと疑問に思っていた「変なおじさん」の前髪と、髪の毛と皮膚の境目を確認できて感無量だった。

生前に志村さんが愛用した服も展示されている。志村さんがプライベートで愛用していたブランド「GOD SELECTION XXX」とは、本展覧会と特別コラボとしたTシャツ、ロングTシャツ、フーディを販売しているので、そちらも見逃せない。

ガラスの展示ケースには志村さん専用の使いかけのメイク道具や、愛用品なども並んでおり、ついつい見入ってしまう。中でも記者がグッときたのは、志村さんのご家族から借用した貴重品と一緒に並んでいた、志村さんのお母様の「スクラップブック」。

志村さんのデビューからの記事を収集していたというスクラップブックには、志村さんのヒット曲「東村山音頭」のシール(隣には加藤茶)が張られており、息子の活躍を誇りに思う母の愛を感じさせる。仲が良かったという志村さんとお母様の絆を感じる一品だ。

まだまだ記者の「行ってみた!」リポートは続く…。


「志村けんの大爆笑展」の詳細は、オフィシャルサイトまで。