9月20日(日)放送のフジテレビ『くいしん坊!万才』で、秩父に伝わる“小昼飯”「つとっこ」が紹介された。
養蚕で栄えた街、秩父。今回、松岡修造がやってきたのは、埼玉県皆野町にある四季折々の花が咲くムクゲ自然公園。そこで、長谷川信枝さんから秩父の郷土料理「つとっこ」を勧められた。
大きな羽釜でぐつぐつと茹でられた「つとっこ」は、もち米とあずきを栃の葉で包んだもので、見た目は「ちまき」のよう。
釜から取り出したばかりで湯気が立ち上る熱々の「つとっこ」を、ハフハフと言いながら食べた松岡は、「おいしい。もち米の粘りっこい感じだと思ってたんですけど、全然違うんです。そんなにネバネバするわけじゃないですね」と驚きを隠せない。
「蚕の世話が忙しく、ご近所さんに手伝いに来てもらったときなどに、食べていただいたりします」と説明する長谷川さんに、松岡は「確かに忙しいときにすぐ食べられる感じですね」と、食べる手が止まらない。
「つとっこ」という名前は、“包む”からきているそうで、長谷川さんは「栃の葉は、抗菌作用があり作り置きしても大丈夫。林業の方が『つとっこ』を持って山へ入ることもありました」と説明した。
松岡は「薄味というよりも、本当にやさしい感じなんですね」としみじみ味わい、さらに「昔、みなさんが、蚕を大事にしながら、この『つとっこ』を食べた…。みなさんの昔の思いが包まれている気がします」と締めくくった。
次回、9月27日(日)の放送は、「ベジビリヤニ」を紹介する。
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