木村拓哉と長澤まさみが、9月23日(木)、都内で開催された映画「マスカレード・ナイト」大ヒット御礼舞台挨拶に、鈴木雅之監督とともに登壇。2人が本作の大ヒットに歓喜し、集まった観客に感謝の思いを明かした。

本作は、ベストセラー作家・東野圭吾の累計発行部数470万部を突破した「マスカレード」シリーズ(集英社刊)実写化の第2弾。前作に続き、ホテル・コルテシア東京に再潜入した破天荒な刑事・新田浩介(木村)と、新田の相棒となる真面目過ぎるホテルマン・山岸尚美(長澤)が難事件に挑む姿を描く。本イベントは、全国108館の映画館で生中継された。

公開7日目で観客動員100万人、興行収入13.5億円を突破

観客の盛大な拍手に迎えられて登場した木村は「今日は、お集まりいただきありがとうございます」と会場の観客に感謝し、「本当だったら、全国の皆さんにお会いしたかったのですが、こういう状況もあり、東京から失礼させていただきます。みんなで一緒に乗り越えたらお邪魔しますので、よろしくお願いいたします」と中継を見ている全国の観客にも真摯にあいさつ。

また長澤は、「こうやってたくさんの方々に観ていただいて、この作品が愛されているんだなと実感している日々です」と笑顔を見せた。

2019年に公開された第1作の「マスカレード・ホテル」は、興行収入46.4億円と大ヒット。本作も23日(木)、公開7日目で観客動員100万人、興行収入13.5億円を突破。公開7日目での観客動員100万人突破は、2021年公開の邦画実写作品では最速となる。

その記録をお祝いするくす玉を、長澤とともに割った木村は「リアルな金額はいらないかな」と照れ笑いするも、「今日もそうですけど、劇場の全ての椅子に座れるという状況下じゃないにも関わらず、たくさんの方が観てくださったのを耳にして、本当にうれしいです」と感慨深い様子。

長澤も「ちょっと実感がわかない数字ですけど、100万人のお客様が観てくれたということは本当にうれしいです。でも、その中には何度も足を運んでくださってる方もいらしゃっるみたいで。本当にありがとうございます」と感謝。

鈴木監督も「何度も足を運んでいただいて、細かいところも楽しんでいただけるとうれしく思います。200万人目指して頑張りたいです」と期待を寄せた。

長澤まさみ、前作より「成長できたのかな」

SNSなど各所で映画を観た感想があふれている本作。周りの反響を聞かれると、木村は「『久しぶり』という連絡が結構きました。久しぶりの友達から『今観終わったよ。あっとう間だったよ』と連絡が届いて。本当にうれしいですね」と、爽やかな笑みで報告。

長澤も「私も友達から『観たよ』という連絡をもらいました。前作も面白いのでおすすめですが、今作のほうが『よりスピード感が増して面白いね』という声をもらっていて、ちょっとは成長できたのかなという思いもあり、とてもうれしいです」とはにかんだ。

また、木村が「『中村アンちゃんって何者だったの?』って連絡がきまして。そこが詰めが甘かったなと思いました」と口にすると、鈴木監督は「たしかに、詰めが甘かったですね。中村アンちゃんのこと、これからもう一回考えます」と返し、会場の笑いを誘っていた。

木村拓哉、500人の視線「あの力はすごい」

今作のハイライトでもある仮装パーティ「マスカレード・ナイト」のシーンは、都内のホテルのパーティ会場を貸し切り、500人にも及ぶエキストラが参加するなど、大掛かりな撮影を敢行。

印象的だったことを聞かれた木村は、「みんなが仮装しているシーンですが、(エキストラの)皆さんは、マスカレード(マスク)をつけていて。サングラスとは違い、穴が開いているので、その方の瞳が見えるんです。マスカレードをつけただけで、(僕を)ものすごく見てくるんですよ。待ってる間ずっと、なんか見られるなと。

約500人の方が無言でこっちを見てくる。あそこまでまっすぐ見られることはないので、あの力はすごいなと思います」と困惑したというエピソードを披露。

それを聞いた長澤は「木村さんを見たかったんですよ」と口にし、「たぶん、(そこで見ていた)全員と共感できると思います」とエキストラの人々の気持ちをフォロー。

鈴木監督も「マスクをしてると、ちょっと勇気わくんじゃないですか?木村くんと目があったら相当ビビりますから」と言い、木村を笑わせていた。

映画「マスカレード・ナイト」は、全国東宝系で公開中。

©️2021 東野圭吾/集英社・映画「マスカレード・ナイト」製作委員会
配給:東宝

最新情報は、映画「マスカレード・ナイト」公式サイトまで。