9月26日(日)19時より、フジテレビでは『ドリフに大挑戦スペシャル』が放送される。

この番組は、ザ・ドリフターズを愛してやまない30人を超える“ドリフ・ラヴァーズ”の芸能人たちが、「もしもシリーズ」などをはじめとした体を張ったドリフの名作コントに大挑戦!

さらに、いかりや長介さんの当時の“前フリ”でコントが始まるなど、ドリフの世界観を3時間余すところなく届ける。

おなじみ「もしもシリーズ」からは、「もしもこんな飲み屋があったら」をリメイク。サンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)とカンニング竹山が、「泥酔飲み屋」のコントに挑戦する。泥酔した店主(伊達)と、酔いつぶれた客(富澤)に振り回されるサラリーマンを竹山が演じる。

「泥酔飲み屋」

さらに、「もしもこんな入院患者がいたら」からは「入院中のおばあちゃん」をリメイク。医師(劇団ひとり)が、入院中のおばあちゃん(よしこ/ガンバレルーヤ)に「そろそろ退院ですね」と話していると、なぜかかたくなにそれを拒むおばあちゃん。

すると、不思議なことにおばあちゃんの病室に患者が続々と訪れ、いろんな注文をし始める…。医師が状況を飲み込めない中、最後はもちろんあの名セリフが飛び出す!

ほかにも体を張ったコントが盛りだくさん。「威勢の良い風呂屋」では、店員役の劇団ひとり、ガンバレルーヤ、カミナリが収録開始ギリギリまで当時のVTRを入念にチェックし、「威勢だけは負けないように」と声を掛け合ってコントに挑戦。ドリフに負けないくらいの“威勢の良い”連携を見せる。

「威勢の良い風呂屋」

「寝ちゃダメ」では、夜遅くまで受験勉強をする女子高校生を、劇団ひとりと柴田英嗣(アンタッチャブル)が汗だくになるほどの熱い掛け合いで演じる。眠ったときは起こし合うことを約束した2人が、その約束通りにお互いを起こし合うも、次第にエスカレート。もはや予測不能な結末に…

「寝ちゃダメ」

また俳優の遠藤憲一が「もしもこんな子役がいたら」で子役のえんけん君を演じるなど、芸人たちだけではなく、俳優や歌手、アイドルなど多くの芸能人もドリフのコントに挑戦する。

Crystal Kayや天童よしみら豪華アーティストらが挑戦するのは、“客前コント”の一つ「少年少女合唱隊」の「早口言葉」。観客の前で圧巻のパフォーマンスを披露する。

「少年少女合唱隊」

さらに、アンミカやIKKO、渋谷凪咲(NMB48)らは「早着替え」に挑戦。めまぐるしく動く“大忙し”コントだが、普段は経験することがないツッコミもノリノリで受けるなど楽しみながら演じている。

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/dorifu_daichosen/

<出演者紹介>

阿佐ヶ谷姉妹、アンミカ、IKKO、磯山さやか、飯尾和樹(ずん)、飯塚悟志(東京03)、遠藤憲一、カンニング竹山、カミナリ、ガンバレルーヤ、Crystal Kay、劇団ひとり、澤部佑(ハライチ)、サンドウィッチマン、柴田英嗣(アンタッチャブル)、渋谷凪咲(NMB48)、純烈、DJ KOO、天童よしみ、浜口京子、ほしのディスコ(パーパー)、ゆりやんレトリィバァ(※五十音順) 鈴木唯(フジテレビアナウンサー)、藤本万梨乃(フジテレビアナウンサー) 

「志村けんの大爆笑展」の記事はこちら!

<加藤茶 コメント>

長さんがいなくなり、志村もいなくなったドリフターズで、新しくコントをやるってことは、正直、想像もしてなかったです。そのくらい、当時の僕らがやってきたことを超えるってことは難しいと思うし、マネできるわけがない、という自信もあった。

でも今回、そんな難しいことを、小さいころにドリフや志村のコントを見て、笑ってくれていた芸人さんや役者さん、歌手の方々が、僕らと一緒にコントにチャレンジをしてくれると聞いて、不安もあるけれど、すごくワクワクしています。

<柴田英嗣 コメント>

――コント収録はいかがでしたか?

こんなに走り回ったのは、中学の体育祭以来かもしれないです。コントなんですけど、背中びしょびしょなるくらいすごいことになりましたね。やっぱり、ドリフのみなさんの築き上げてきたもののすごさを肌身で感じました。

僕も芸人生活30年近くやっていますけど、こんなにコントで汗かいてこんなに楽しんだことはなかったですね。非常に勉強になりました。脱力感というこのつらさが、あのランナーズハイのような、コントズハイという感じで気持ちいいです。

――柴田さんにとってドリフのコントとは?

ドリフのコントは、僕の中ではもうピカソの作品みたいなものですね。それをこうなぞれたというのはすごく感動があります。なので声がかかったときはすごく興奮しました。

一方で、ドリフは聖域のようなものなので自分がやっていいのかっていう思いや、プレッシャーみたいなのもありました。でもやれるのなら、一回はやっぱりあのドリフワールドに入ってみたいというのがあったので、今はとてもうれしいです。

――ドリフワールドはいかがでしたか?

まだなんかふわふわしているんですよね。僕らが「ドリフのコントをやった」という達成感というか、まだ実感がわかないというか。本当にその神の領域に足を踏み入れさせていただいたという、この高揚した気分で今はお腹いっぱいという感じです。

先輩たちが築いてきた、ベタとか体の張り方は、この先何百年と通用する笑いだと思います。それくらい今日やってみて、「あっ、やっぱりこういうものって最高だな」とあらためて思いましたね。

難しい笑いじゃない、パッと一瞬で老若男女すべてが笑うっていう笑い、これ、やっぱり僕らもこれから勉強して目指していかなきゃなと思いました。楽しかったです。

<劇団ひとり コメント>

――コント収録では「ダメだこりゃ!」の名ゼリフに挑戦しました。

緊張しましたね。憧れのドリフのコントをやらせていただきましたから、泥を塗らぬように緊張感をもってやらせていただきました。そして僭越(せんえつ)ながら「ダメだこりゃ!」をやらせていただきました。

やっぱり、いかりやさんの、あの雰囲気はなかなか出せなかったと思いますが、自分なりの「ダメだこりゃ!」を言わせていただきました。

――「威勢の良い風呂屋」も、みなさん楽しんでいるように見えました。

「威勢の良い風呂屋」は、ドリフのなかでも名作中の名作なので、それをやらせていただき興奮しましたね。

あと相手がカンニング竹山さんということで、我々が何の遠慮もなくできたというのは、竹山さんのおかげです。個人的にも、本当に何の手加減もなくやれましたね(笑)。

あと収録前にVTRをずっと見て確認していたんですが、当時の映像を見ていると、とにかくドリフのみなさんがすごい威勢なんです。だから、我々も威勢だけは負けないようにということで、みんなで声出しを徹底してやらせていただきました。楽しかったです。

<サンドウィッチマン コメント>

――コント収録はいかがでしたか?

伊達みきお(以下、伊達):あの大先輩たちがやってきたことをやらせてもらえるというのは、本当に光栄なことでしたし、小さいころから見ていたテレビの中に入っているような感覚でしたね。やっぱりなんかタライが落ちてくるとか、パイを投げるとか…。

富澤たけし(以下、富澤):あれをやるのは、本当に夢ですからね。

伊達:ああいうコントをやりたくてお笑いやってるんでね。なんか、それができたなって感じです。受け継いでいかないといけませんよね。

富澤:なんか、ドリフのみなさんに見られたら「そうじゃないんだよな」とか言われたらどうしようって思ったりもしますけどね。「もうちょっとこうなんだよ」とかね。

伊達:でも、きっと志村さんも喜んでくれると思います。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

富澤:子どもたちって、体を張ったコントとかを見て笑うんですよね。それって、なんか本能的に面白いもんだなって感じてるんじゃないかな。そして、自分もやるとまた改めて思うんです。「やっぱ面白い」って。そういうところを見てもらいたいですね。

伊達:本当に、単純に面白いんですよ。ドリフのみなさんのコントを超えるってことはできないですけど、僕らが当時『ドリフ大爆笑』を見てゲラゲラ笑っていたので、今の子どもたちにも同じように見ていただきたいですね。「こういうのはおもしろいんだ」と感じて、「こういう世界行きたいな」とか、「僕らみたいになりたいな」と思ってくれる人が何人か現れたらうれしいですね。