有村架純の主演映画「前科者」に追加キャストとして森田剛の出演が決定した。

<有村架純「これから先も、ここで得られたことは忘れません」最新作で“保護司”を演じる>

原作は、「ビッグコミックオリジナル」(小学館)にて2018年1月から連載が始まった原作・香川まさひと、作画・月島冬二による同名漫画。ドラマ『監察医 朝顔』の原作や、「クヒオ大佐」「羊の木」といった映画の脚本も手掛ける香川が、罪を犯した前科者たちの更生・社会復帰を目指し、彼/彼女らと向き合い奮闘していく保護司の姿を描いた作品。

2019年には、「第3回さいとう・たかを賞」の最終候補に選ばれた社会派ヒューマンドラマだ。

監督は、「あゝ、荒野」で報知映画賞、日刊スポーツ映画大賞、ブルーリボン賞などで作品賞を受賞した岸善幸、主演は映画「花束みたいな恋をした」での好演が記憶に新しい有村が務める。

「俳優・森田剛の魅力に憑りつかれた」プロデューサーが熱烈オファー

このたび、追加キャストとして発表された森田は、約6年ぶりの映画出演。職場のいじめが原因で同僚を殺めてしまった男・工藤誠を演じる。工藤は出所後、有村演じる佳代の元で更生し社会復帰へ近づいていたのだが、ある日、忽然と姿を消し再び警察に追われる身となってしまう。

岸監督は、森田の演技について「この映画にとって、罪を犯してしまった人間の存在感がとても重要だと考えていました。森田さんの設計する誠は気弱で優しく、常に罪悪感を背負っていました。それは本作品にとって大きな力となりました」とコメント。

さらに、加茂義隆プロデューサーは、本作へ森田を起用した理由を「俳優・森田剛の魅力に憑りつかれ、いつか一緒に作品を作りたいと長く強く思い続けていました。本作の企画中に観劇した舞台『FORTUNE』に心打たれ、工藤誠役は森田剛しかいないと確信しました。有村架純、森田剛が演じる希望を持ちながら懸命に生きる人間模様。岸善幸監督渾身の一作をぜひ劇場でご覧ください」と話している。

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<森田剛 コメント>

本作の脚本を読ませていただいた時に、自分に何かできるのではないかと直感的に惹かれました。

今回演じた工藤誠をはじめ、なんらかのトラウマを背負って戦っている人たちを描いている物語で嘘が無い脚本だと思いましたし、1人でも嘘があると成立しないとも思いました。少なからず、自分自身もそういう思いを持って生きているのを感じているので、すごく難しくもありますが、勝負をしてみたいと思い、出演をさせていただくことになりました。

役作りにおいては事前に岸監督とお話する機会があり、疑問に思ったこともいろいろと話し合うことができました。岸監督は、役者をすごく信用している方で、自由にやっていいと任せていただけたので、それに応えたいなという気持ちで現場に集中できました。

有村架純さんとの共演シーンは、台本にない部分で気持ちがつながった演技ができました。自分の中でも大切にしていたシーンだったので、集中して出し切れたなと思っています。

人は 1 人では生きていけないという、人との関わりを感じる作品になりましたので、ぜひご覧ください。

映画「前科者」は、2022年1月全国ロードショー。
© 2021 香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会
配給:日活・WOWOW

最新情報は、映画「前科者」公式サイトまで。