カンテレ報道センターが制作する『ザ・ドキュメント』の上田大輔ディレクター(報道情報局報道センター)が、令和6年度(第75回)芸術選奨文部科学大臣新人賞(放送部門)を受賞しました。

同社の同賞の受賞は、令和4年度(第73回)の佐野亜裕美プロデューサー(ドラマ『エルピスー希望、あるいは災いー』)、平成元年度(第40回)の林宏樹さんに続いて3人目です。

贈呈式は、3月11日(火)に東京都内で行われます。

芸術選奨は、文化庁が昭和25年度から選考しています。「演劇」「映画」「音楽」「舞踊」「文学」「美術A」「美術B」「メディア芸術」「放送」「大衆芸能」「芸術振興」「評論」の各分野12部門で、その年に優れた業績をあげ、新生面を開いた個人に対し文部科学大臣賞または同新人賞が送られます。

贈賞理由『さまよう信念 情報源は見殺しにされた』の成果

弁護士資格を持ち、関西テレビの法務部勤務から報道局へ異動。その後、『引き裂かれる家族~検証・揺さぶられっ子症候群』『逆転裁判官の真意』などでテーマ性、クオリティともに高い作品を作り上げ、ベネチアテレビ賞などで入賞を果たしている。

令和6年の『さまよう信念 情報源は見殺しにされた』でも、時代から忘れられそうな事実に、弁護士であるディレクターならではの視点で切り込み、独自の作品に仕上げている。今後も、さまざまな題材に挑んでほしいディレクターである。

<上田大輔ディレクター コメント>

日本の刑事司法のあり方を検証したいと思い記者になりました。司法をテーマにする番組は「難解だ」「絵が少ない」などと敬遠されがちです。どうすれば映像表現として成立するのか。いつもスタッフと一緒に悪戦苦闘の連続です。

昨今、テレビ報道に厳しい目が向けられているなか、今回の受賞は「臆せずこのまま頑張れ」と激励していただいたような気持ちです。スタッフと喜びを分かち合い、次の挑戦に向かっていきたいと思います。ありがとうございました。

『ザ・ドキュメント さまよう信念 情報源は見殺しにされた』

2007年、奈良少年放火事件の供述調書を引用した本が物議を醸す。強制捜査で特定された情報源の鑑定医は秘密漏示で有罪に。しかし「後悔していない」と語る。その真意は何だったのか?当事者たちが17年間の沈黙を破り、カメラの前で初めて語る。

放送:2024年7月12日(金)

語り:豊田康雄(カンテレアナウンサー)

ディレクター:上田大輔  

撮影:登島努   

編集:堀田浩司   

プロデューサー:宮田輝美

(敬称略)

受賞歴

ギャラクシー賞2024上期:奨励賞

メディア・アンビシャス大賞2024:映像部門優秀賞(授賞式は、3月15日にオンライン開催)

視聴はこちらから:https://www.ktv.jp/document/240712.html