ここは東京・お台場のフジテレビ本社屋1階エントランス。10月のとある昼下がり、赤いベールに包まれたあるものが丁寧に運び込まれた。
このポーズでおわかりだろう。そう…!世界的ポップスター、故・マイケル・ジャクソンさんの等身大フィギュアだ。ご近所のマダム・タッソー東京から“歩いて”やってきたのだ。
今にも「フォー!」というかけ声と共に、伝説の歌声が聞こえてきそうなマイケルさんのフィギュアは、フジテレビに何をしにきたのだろうか?こちらは、『めざましテレビ』で使用していたスタジオでめざましくんとパチリ。
5階のフジテレビギャラリーでは、現在開催中の「ガチャピン・ムックミュージアム」にも登場し、各種展示物や歴代の出演者の衣装も“見学”していた。
実はこれ、マダム・タッソー東京のホームページでお台場の周辺施設を紹介するための撮影で、フジテレビを“担当”したのが、マイケルさんだったのだ。
りんかい線のホームには、なんとブルース・ウィリスとマツコ・デラックスが夢の“共演”。グランドニッコー東京台場では、オードリー・ヘップバーンが朝食…ではなくワインを楽しんでいる。お台場エリアも、世界の有名人が“案内”することで、一味違った魅力を感じることができるだろう。
さて、フジテレビにやってきたマイケルさんは…というと、球体展望室「はちたま」から、本社屋前のラフくんの元へ。
メンテナンスのプロに聞いた!いつまでも“リアル”な状態をキープできる秘密
マイケルさんを連れてきた、マダム・タッソー東京の土井奈津子さんと栗田夏実さんは、おふたりとも特殊メイクの学校を経てフィギュア・メンテナンス・チームの一員になったという。マダム・タッソーでは、来場者が自由にフィギュアに触れられるため、メンテナンスをなんと毎日行っているそうだ。「オープン前に、ダメージが大きいところをチェックし、油絵の具で“メイク直し”をします。大幅な塗り替えは、1週間かけることも」(土井さん)。またフィギュアは人毛を使っており、ヘアワックスやヘアスプレーでセットされており、どうしてもほこりやお客さんの手あかがついてしまうため、しっかりシャンプーをしているというから驚きだ!
どうりで、マイケルさんのお肌はつるつる、ヘアスタイルもしっかり決まっていたわけだ。
世界の有名人たちが見たお台場は、どのように映っただろうか?初めて来る人もリピーターも、彼らの“目線”を意識しながら遊びに来てみてはいかがだろうか?もちろん、マダム・タッソー東京でご本人たちに会って触れてから…でも!