King & Princeの岸優太が主演を務める舞台「DREAM BOYS」(以下、ドリームボーイズ)の製作発表会見が11月5日(木)、都内で行われ、岸と同じくKing & Princeの神宮寺勇太、美 少年の岩﨑大昇、那須雄登、7 MEN 侍の中村嶺亜が登壇した。
ここでは、会見後に行われた囲み取材の模様を、ほぼ全文起こしにてお届けする。
公演に向けて身体作りの真っ最中!「皆さんが引くくらい食べています」
──9月に予定していた公演が中止になり、改めて12月に上演できると聞いたとき、どんなお気持ちでしたか?
岸:最初に中止と聞いたときは、このご時世ですし、それはしょうがないかなと思ったんですが、今回改めて上演できることになって、喜びが倍増したというか。お客さんとも久々にお会いできるので、最高のパフォーマンスをお届けしたいなと。
神宮寺:僕も、すごくびっくりしましたね。それと同時に、すぐに準備をしなきゃなという思いがよぎりましたね。その中で、ファンの皆さんに会えるというのが、1番うれしかったです。
──「準備」というのは、やはり「身体作り」ということですか?
神宮寺:そうです。
岸:今回、時間がなかったよね。
神宮寺:前回は、早い段階でジャニーさんが(公演について)カミングアウトをしてくれていたので時間があったんですけど。今回は皆さんと同じくらいのタイミングで僕らも…。
岸:ネットで知ったので。
(会場爆笑)
神宮寺:本当にそのくらい(笑)。なので、今、急いで身体作りをするために、ひたすら食べています。皆さんが引くくらい。
──「引くくらい」とはどのくらいですか?
神宮寺:タンパク質を1日に120g摂っています。そう聞くと皆さん「120〜?大したことないじゃん」ってなるじゃないですか。でも、コンビニで売っているサラダチキン1個に含まれるタンパク質が25gですからね。一般的な男性に必要なタンパク質は60gくらいですけど、筋肉を肥大させるためには、体重1kgあたり2g必要なんです。岸先生から教わったんですけど。簡単に聞こえるんですが、意外と大変な量です。
──前回はお2人とも55kgで揃えていましたが、今回は何kg目標ですか?
岸:今回もそのくらいかなと。体脂肪率1ケタ台で、体重は50kg半ばくらいですかね。
──絞るときは何をするんですか?
岸:炭水化物の摂取量を(片手で小さい円を作りながら)これくらい少なくしていって…。夢にも食べ物が出てくるんですよ!揚げ物が出てきて。それを控えつつも、今年は特に健康第一に、身体作りをやっていこうかなと。
岸と那須、珍しい組み合わせの“兄弟”が抱くお互いの印象は?
──那須さんは今回の出演の話、そして岸さんの弟役だと聞いたとき、どう思いましたか?
那須:いや、もう…I’m so happyですね、マジで。
岸:えっ、急に英語?外国出身?
那須:いや、日本生まれなんですけど(笑)。
神宮寺:意外と普通の英単語が組み合わさっていたね。まあ、いいけどね、幸せならね。
那須:単純にうれしかったですね。
岸:ぶっちゃけ「勝った」って思ったでしょ?俺の弟だけど、知能も俺より上で…。
神宮寺:いや、それはしょうがないよ!
那須:全然そんなことないですよ!
岸:那須くん、本当にしっかりしているから。
那須:意外とトンチンカンなところもあるので…。
神宮寺:そうだよね、破天荒なところもあるもんね。
那須:なので、ちょっと…“お兄ちゃん”、お願いします。
岸:いや、こちらこそ、“弟”、お願いします。
──那須さんから見て岸さんの“お兄ちゃん”らしいところはどんなところですか?
那須:そうですねー…。
神宮寺:まだないよね。
那須:ハハッ。
岸:「ハハッ」じゃないよ!「ハハッ」で逃げようとしてるじゃん!
神宮寺:あんまり見たことないな、ここ(岸と那須)の絡み。那須くんから見て、岸くんはどうなの?
那須:黙々と、振りの確認を舞台袖でされていたり…。
岸:遅いじゃん、それ!もっと早くに確認しないと。
那須:いや、何回も反復されているっていう(笑)。歌の声出しも念入りに…ハミングしまくっていて。
岸:(笑)。いやいや、ありがたいですね。
那須:めっちゃ真面目な先輩です。
──岸さんから見た那須さんは?
岸:いや、もう「那須くん」じゃなくて「マセくん」です、マセているから。いい意味で本当に大人っぽくて、しゃべりもそうだし、声のトーンもそうだし、僕が先輩ですけど、男の目標って感じです。
那須:いや、そんなこと…。
岸:だって、スーツ、(この中で)1番似合っているよ!?
那須:めっちゃ嬉しいです。
岸:本当に、後輩から学べることは大きいですね。
──“お兄ちゃん”からのお年玉も楽しみですね。
那須:そうですね。でも、やっぱり気持ちが大事だと思うので、いただけるだけで嬉しいです。
中村:…いやぁ〜楽しみだな〜。僕は中身が楽しみです(笑)!
岸・神宮寺:(嫌そうに)うわぁ〜!
──正直、お年玉の準備はされるんですよね?
神宮寺:やっぱり僕たちも先輩からいただいてきたので。…でもなんか腑に落ちないんですよね、嶺亜にあげるのだけは。
中村:いいじゃん!俺より背高いしさ!
神宮寺:まぁ、あげることになりますよね。
岸:ゲーム制がいいんじゃない?
中村:何か試練があって、たどり着けた人だけもらえる、みたいな?
神宮寺:いいかもね。何か考えておきますね。
那須・岩﨑:ありがとうございます!
中村は神宮寺のフライングのクセを発見「右の口角が上がっているときは…」
──この舞台で何かチャレンジしたいことはありますか?
神宮寺:去年、この「ドリームボーイズ」に出させていただいて…。歌やダンス、お芝居って、今までやってきたもののようで、それらを全部いっぺんにやることの難しさを、改めて感じました。今年は、それを余裕な顔でこなしたいですね。去年は本当にヒーヒーフーフーだったので。もっとスキルアップした姿を皆さんにお届けしたいです。
岩﨑:僕は2年目ということで。新しく加わる美 少年や7 MEN 侍の面々に、背中で語る、みたいな、堂々とした姿を見せたいですね。
神宮寺:でも、大昇は(所属する)美 少年のメンバーとは劇中であまり絡まないよね。
岩﨑:そうなんですよ。「やっと今回、美 少年全員で出られる!」と思って配役を聞いたら、僕だけチャンプチームで、他のみんなはユウタ側で。
──去年出演した皆さんが「舞台を通して成長できた」と感じるのはどんな部分ですか?
岸:長丁場で、公演回数も多い中で、毎公演ベストを尽くしたいという思いが強かったので、「しんぎたい」が出来上がってきたのかと思いますね。
一同:「しんぎたい」?
岸:「心技体」!こころ、わざ、からだ!
神宮寺:あぁ。
岩﨑:なんか…岸くんから出ると思わなかった言葉ですよね。
神宮寺:最近覚えた(笑)?
岸:いや、知っていたから!…心技体がだんだん出来上がってきたのかなと思い、ちょっとずつ成長を実感しています。
神宮寺:「お客さんに届ける」っていうのを、去年初めて知ったかもしれないですね。「何言っているんだ」って思うかもしれないですが、ちゃんと役を割り当てられてお芝居をするっていうのは、去年がほぼ初めてだったので。自分の感情をお客さんに伝えるということを、精一杯頑張れたというのはありますね。
岸:こんなに作り込んだっていうのも初めてだったよね。(堂本)光一くんが朝から晩まで、僕たちよりも長く稽古場にいてくださったので、本当にたくさん学べました。
岩﨑:光一くんが僕たちに教えてくれたことって本当に大きくて。20年も「Endless SHOCK」でやってきたことを伝授してくれたことで、僕たちの大きな成長につながったと思いますし。公演の期間にも発見がたくさんあって、初日と千秋楽で、全然違うものを見せられたんじゃないかなと思います。
中村:去年は、改めてお芝居って楽しいなと思わせていただいたのと。大昇が言ったように僕も発見がありまして。去年、神宮寺のフライングのキャッチングやフッキングをやらせてもらったんですけど。フライングって、どう帰ってくるかわからないんです、自分のどちら側に来るのか。それが、帰ってくる神宮寺の表情で分かるようになりました。
(一同笑い)
中村:「右の口角がちょっと上がっているときは、こっちにくるんだな」とか。なので、今年も発見していきたいですね。
──堂本さんとは、もう打ち合わせはされましたか?
岩﨑:僕、1回だけ軽くお話しさせていただく機会がありまして。「髪色、いっちゃいなよ」って言ってくれたんです。「金髪とか、“いかつく”いっちゃいなよ」って。…っていう話だけしました。
岸:それだけ!?「会った」に入らないから、それ。僕ら“光一くんファン”からしたら。全然甘いですよ。僕たちは、「こいちじかん」…。
神宮寺:「光一時間」?
岸:えっ!?ああ!すごい!「小一時間」に「光一くん」がかかってる!
──打ち合わせではどういう話をしましたか?
神宮寺:頭から順に変更点を確認していったり。
岸:「今回はこういう見せ方をしていきたい」ってお話していただいて。だいぶおもしろい感じに仕上がっていくと思います。
──会見で見せたKinKi Kidsモノマネを、ご本人に見せたことは?
神宮寺:1回だけ…。モノマネというか、本当にリスペクトなので。
岸:そうです、感謝と尊敬の意を込めて。
神宮寺:番組で公認ももらっているんですよ。
岸:なので、堂々とやっていいはずなんですけどね。
神宮寺:やるたびに歌唱力も上がっていっている気がして。さっきの話に戻りますけど、そういった部分も成長したのかなって。
岸:間違いないっすね。
岸&神宮寺に「ここだけは負けない!」それぞれに武器を磨く
──岩﨑さん、那須さん、中村さんが、岸さんと神宮寺さんに負けないと思う部分はどこですか?
岩﨑・那須:何でしょう?難しいな…。
神宮寺:いやいや、あるじゃん!
中村:じゃあ、俺から言うわ!岸は去年(舞台中に)アコギを弾いて、神宮寺もずっとギターをやっていて、僕も今年、ベースから移行して、ギターを本格的に始めまして。
神宮寺:え、ギター買ったの?
中村:買ったよ。3本持っているから!二人にはギター負けたくないですね。岸には負けないけど!
神宮寺:だって、バンドが本職(※)だもんね。
※中村の所属する7 MEN 侍はバンド形式のグループ
岸:俺だって、ウクレレとアコギの違いがまだよくわかんない。もしかしたら今回、ウクレレ持って来ちゃうかもしれない。
岩﨑:僕はやっぱり歌が得意ということでやらせてもらっているので、そこはやっぱり負けたくないですね。でも、去年のドリボ中も話しましたけど、お二人、すごくやっぱり歌が上手で!自分の良さを出しつつ、お二人から吸収したいところもたくさんありますね。
岸:もう、僕らが大昇に言えることはないですよね。
岩﨑:いやいや、勘弁してくださいよ。
岸:逆に言えば、僕らが大昇のいいところを盗ませてもらいますし。
岩﨑:あ、じゃあ交換させてもらっていいですか?
岸:確かに…!分け合ってね。それアリっすね!「相乗効果レベルアップ」で。
那須:僕は演技で、お二人に引けを取らないように頑張りたいなと。僕、今年だけでドラマ3本出させていただいて。
神宮寺:役者さんじゃないですか!
那須:演技は、力を込めて…。でも去年、見学していて、「ユウタ」を見ても、「岸くんだ!」とはならないんですよ。「ジン」を見て「神宮寺くんだ!」ともならないし。本当に、観ている僕らを巻き込む、のめり込ませる演技力だったので。今、「演技で勝ちたい」って言ったものの、もう前言撤回したいですね。
岸:いや、早いよ(笑)!
神宮寺:目線も演出家さんみたいだね。
──では改めて、この舞台への意気込みと、ファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
岸:この状況の中で、暗くなってきてはいますが、こうして生でお会いできることで、エンターテインメントの素晴らしさを少しでも伝えたいです。そして、少しでも皆さんの背中を押せたらと思います。全力でやり切らせていただきます!
神宮寺:この「ドリームボーイズ」という作品は、今のこの経験があるからこそ、「このセリフが刺さるな」とか、「このシーンってこういう見方ができるな」とか、また新しい発見があると思うので、ぜひ皆さん、劇場に足を運んでいただき、情熱あふれる「ドリームボーイズ」を楽しんでいただけたらと思います。
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