舞台「DREAM BOYS」(以下、ドリームボーイズ)が12月10日より東京・帝国劇場にて上演されることが決定。それにあたり、製作発表会見が11月5日(木)、都内で行われ、King & Princeの岸優太と神宮寺勇太、美 少年の岩﨑大昇、那須雄登、7 MEN 侍の中村嶺亜が登壇した。
2004年、滝沢秀明主演の初演以来、亀梨和也をはじめジャニーズの人気グループからの抜擢により長年演じ継がれてきた「ドリームボーイズ」シリーズ。2019年版に引き続き、今作でも岸が主演を務め、岸のライバル「チャンプ」役を神宮寺が演じる。
キャストが登場すると、まずは座長の岸から挨拶が。今年9月に予定されていた公演はコロナ禍で中止となり、12月より新たに上演されることとなった今作について、「今年の『ドリームボーイズ』は、例年とちょっと違った、また新たな1年目の『ドリームボーイズ』なると思います」と、前向きな発言を。
続く神宮寺は「久しぶりにファンの皆さんと見つめ合いながら舞台に立てるということを、すごく楽しみにしております」と、ファンへの思いを語る。
今回が初出演となる那須は、「皆さんの期待以上のパフォーマンスができればいいなと思っております」とやる気を見せ、昨年に続いて出演を果たす岩﨑と中村は、7 MEN 侍との共演が叶うことへの期待感をあらわにした。
記者から、昨年の公演の期間中にジャニー喜多川氏が亡くなったことについて触れられると、「ジャニーさんが残してくれた『ドリームボーイズ』なので、その名を汚さないように全力でやらせていただきました」と振り返る神宮寺。
また、ジャニー氏の逝去を受けて演出を引き継いだKinKi Kidsの堂本光一について、岸は「初日、光一くんが楽屋に来てくださったんです。『よかったよ!』って、熱い握手とハグをしていただいて。そこで手応えを感じましたね」と、エピソードを明かす。
堂本が演出を担当することで感じた変化を聞かれると、中村は「野蛮だった『チャンプチーム』が、“余裕のある怖さ”を持つようになった」といい、歌自慢の岩﨑は、「歌唱の発声をセリフにも活用するといい」と、指導を受けたという。
岸は、堂本を以前から非常に尊敬していたと語ったかと思えば、「モノマネしてもいいですか?」と提案。突然の発言に会場はざわめき、他の登壇者たちも「え、いつ?」「今やるの!?」と戸惑いを隠せない。
すると、冷静だったはずの神宮寺も、「本当にリスペクトの気持ちでやるというか。せっかく皆さん、お忙しい中お集まりいただいたので。 僕たちのテッパン曲『Love is…』を」と、ノリノリで立ち上がる。
2人は一度目を合わせると、KinKi Kidsの「Love is…」の一節を熱唱。岸が堂本を、神宮寺は堂本剛のパートを、全力のモノマネで披露し、予想以上のクオリティの高さに、会場には笑い混じりの拍手が溢れた。
モノマネが終わると、今度は、那須へ質問が。自身の役どころについて真剣に答える那須に、神宮寺は「僕たちが『Love is…』歌ったあと、そんな真面目に答えてくれてありがとう」と感謝を伝え、岸は「那須くんはすごくしっかりしている」と褒め称えた。
コロナ禍で上演することについて心境を問われると、神宮寺は「この一年でファンの方の存在の大切さを心から実感できた。ファンの皆さんに会えるというのは改めてすごくうれしい」と語り、岸は「気合が入るあまり、これまで以上にファンデーションが濃くなっちゃいそう」と斜め上の発言で笑いを誘った。
岩崎と中村は揃って、例年とは違い冬に上演することへの新鮮さを語り、さらに中村は「お年玉の季節でもあるので、(岸と神宮寺の)2人にたくさんもらえるように頑張ります」と意気込んで、岸と神宮寺に苦い顔をさせた。
共演するジャニーズJr.へのアドバイスを求められた岸は、「板(ステージ)の上ではみんな一緒だから、先輩後輩関係ない」と、一言。これは先輩・東山紀之からの教えで、「ついに僕が伝える日がきた」と、意気揚々と送ったメッセージだったという。
イベントの中盤では、岩﨑、那須、中村の3名に「『ドリームボーイズ』の魅力をキャッチフレーズで」という無茶振りが飛び出し、一同、嫌そうに顔をしかめる。
先陣を切った中村は、「上演するたびに愛が募っていくから」との理由から、「愛が止まらねえ、ドリームボーイズ」、続く那須は、「登場人物のさまざまな思いがぶつかりあっている舞台」ということで、「走り、わめき、うめき、泣く、男たち」と回答。
トリとなった岩崎は、「少年の葛藤みたいなものがある作品」だといい、「若気の至り」と締めると、岸は「確かに、大人になるとできないなってこと、あるよね!」と共感を示していた。
昨年の公演を見学し、岸と神宮寺の「お筋肉」が気になったという那須。「お筋肉」という独特な敬語に突っ込みつつ、岸・神宮寺の二人はともに、食事制限を行い身体作りに励んだことを明かし、「いっぱい食べて、筋肉を休ませて」と、那須へアドバイスを送った。
最後に、舞台中、自身の注目してほしい部分を聞かれると、「演技」や「歌」など、真面目な回答が続く中、岸は「広背筋と上腕三頭筋と、前腕に浮いてくる血管」と答え、会場に笑いが起こる。
神宮寺が「写真も、そこをメインに撮ってもらって。岸くん、今回から顔のショットは使わなくていいってことで」と乗っかると、岸は「“顔が命”なのは大前提ですよ!“J(ジャニーズ)”ですから!」と断言してさらなる笑いを誘い、最後までトーク盛り上げていた。
公演の詳細、最新情報は公式サイトにて確認を。