11月25日(水)、「第49回ベストドレッサー賞」の発表と授賞式が行われ、芸能部門を受賞した田中みな実と中村倫也が登壇した。
黒にゴールドのシフォンをあしらったロングドレスで登場した田中。受賞が決まってからスタイリストと相談し、何着もの中から2着を厳選して、最終的に会場の雰囲気と合うものを選んだという。
局アナからフリーランスに転身して、変わったことを問われると「より一層、自分に仕事が来ている、という意識を持って仕事に臨むようになりましたし、お金を払ってまで使いたい、と思う人間になることが、すごく難しいことだと痛感しました」と語った。
司会者から今年を振り返る中で写真集のヒットについて聞かれると、「たびたび見返しては、最高の作品だなと思っています」とニッコリ。しかしそれは、自分のことを褒めたいのではなくスタッフが素晴らしかったと称え、「プロフェッショナルな技の集結みたいな写真集」「まだご覧になっていない方はぜひ」とアピールした。
最後に田中は「今年は流れに身を任せていたら、こういう場所にも呼んでいただけて。身の丈に合わないお仕事をたくさんさせていただいたと思うので、来年も流れに身を任せ、精一杯、生きていきたいと思います」と来年の抱負を述べた。
一方、中村はこの日の衣装について、「華やかな場でして、らしくなく、光沢を散りばめまして、着させていただいております」と恐縮気味にコメント。スーツについては、着ていると背筋が伸びるところが好きと言い、「こんな風にへらへらしゃべってますけど、これでも背筋が伸びているんですよ」と照れ笑いした。
また散歩が趣味だと明かし、この日も授賞式の前に30分ほど「事務所の周りをぐるぐると行ったことのない道を探して歩いていました」と報告。散歩の魅力について「知らない道、知らない曲がり角、知らないカーブミラー、知らない草、知らないブロック塀が好きです(笑)」と話し、会場の笑いを誘っていた。
司会者から散歩をしていると、顔がバレて「女性が集まってしまうのでは?」と心配されるが、中村は自身を「オーラゼロ人間」と断言。「この一年、街を歩いていて、気づかれていないです」「僕、ここに相応しくないかもしれないです」とコメントした。
そんな中村だが、芝居については「好きですね。面白いですよ」と力強い発言も。「日常で味わえない感情を凝縮しているんですよね、劇というものが。その感覚を得られるのが楽しいですし、台本を読んで、こういう物語だな、と思っても、実際に共演者と芝居をすると思ってもいないところに連れていってもらえるので、芝居は好きですね」と熱い思いを語り、来年については「健康で、楽しく、現状維持ができればな」と明かした。