6月25日(金)、山﨑賢人が主演を務める映画「夏への扉-キミのいる未来へ-」の初日舞台挨拶が行われ、山﨑が共演の清原果耶、藤木直人、夏菜、眞島秀和、高梨臨、三木孝浩監督と共に出席した。
この作品は、1958年にアメリカで発表されたローバート・A・ハインライン著の小説「夏への扉」が原作。
罠にはめられ、すべてを失った科学者・高倉宗一郎(山﨑)が、かけがえのない存在である璃子(清原)と未来を変えるため、30年の時を超えて救おうとする純愛ラブストーリー。
舞台挨拶では映画の内容にちなみ、「見たい未来・理想の未来」についてのトークセッションに。「映画の未来が見たい」と答えた山﨑は、「IMAXとかMX4Dとかあるじゃないですか。(このまま技術が進むと)どうなるの…映画の中に入れちゃうのかな。今後どんな映画体験ができるのか、ワクワクしています」とキラキラした瞳で語った。
理想の映画体験について、MCから具体的に聞かれると「でも、映画に入っちゃうとストーリーが変わっちゃうので、それはギリギリのラインですね(笑)」と、すぐに前言撤回。少し考え「リアルに銃弾をくらったり…」と発言するも、即座に夏菜から「死ぬよ」とツッコまれ、「今がもう限界なんですかね?」と答えを失った。
MCから「匂いとかなら、すぐに叶いそうな気がしますね」と助け舟が出ると、山﨑は「匂い良いですね、土とか…」と口を開くも、「土?」(三木監督)、「土の匂いいる?」(夏菜)と、疑問の声が…。それでも今回は折れずに「土の匂い大事じゃないですか。オイルの匂いとか、草原の匂いとか」と理想を語った。
清原は、「すごくシンプルなんですけど…」と前置きし「みんなが笑顔で美味しいものを食べれる幸せな未来だったら良いなと思います」と答えると、女性陣がうなずいた。「みんなで食べたいもの」については、「みんなで食べたいもの…私が最近ハマっているのはちくわなんです」と明かし、「それは違うか」と照れ笑いを見せた。
藤木は「本作の『パート2』が作られる未来が見たい」と答え、「もしく『秋への扉』でも」と映画のヒットを願った。「未来をあんまり見たくない」という夏菜は、悩んだ挙句「味を4Dで感じたい」と回答。「ものを買う前に味を感じられるようになりたい」と補足すると、「買って食べてみたら想像と違う味だったことが過去によくあるから」と、自身の失敗談を口にした。
眞島は「埃が玄関に溜まらない、浴室に水垢がつかない、ベランダに砂ぼこりが溜まらないとか」と、リアルな理想を挙げ「そういう未来になったら良いな」としんみり語ると、多くの観客がうなずいた。
高梨は「何年か前から“全自動風呂機”みたいなものが欲しくて。疲れて帰宅しても全身を洗ってくれる機械が、何年後にできるのか知りたいです」と、呼び掛けた。「もう寝るだけの状態になれる“全自動風呂機”が欲しいです」と続けると、山﨑は「全自動系は全部欲しいです」の相槌を打った。
最後に三木監督が「2時間後の未来。映画を観たお客さんが笑顔でいられる未来が見たいです」と締め括った。
映画「夏への扉-キミのいる未来へ-」、大ヒット公開中。
©2021 映画「夏への扉」製作委員会
配給:東宝 アニプレックス
最新情報は、映画「夏への扉-キミのいる未来へ-」公式サイトまで。