12月23日(水)25時15分より、フジテレビでは『フィギュア歌謡祭2020』が放送される。
この番組は、12月25日(金)から始まる「全日本フィギュアスケート選手権大会」(以下、「全日本選手権」)に出場するフィギュアスケーターたちの、“特別な年の特別な演技に懸ける想い”を、2020年を彩った名曲にのせて放送するというもの。
それぞれの選手の想いとリンクした楽曲が選ばれており、選手の幼少期の映像、これまでの軌跡など、ファン垂涎のVTRとなっている。
<放送日時&ラインナップ>
12月21日(月)24時35分~ 宇野昌磨×「感電」(米津玄師)
12月22日(火)24時35分~ 鍵山優真&佐藤駿×「炎」(LiSA)
12月23日(水)25時15分~ 坂本花織&三原舞依×「猫」(DISH//)
12月24日(木)24時45分~ 樋口新葉×「群青」(YOASOBI)
12月25日(金)25時05分~ 紀平梨花×「Laughter」(Official髭男dism)
<#3 坂本花織&三原舞依×「猫」 (DISH//)>
「良きライバル&親友です」――坂本花織と三原舞依。子どものころから同じチームで、お互いを高め合ってきた。試合が終われば、讃え合い、練習の後は、無邪気に笑った。
2017年、2人で夢の舞台を目指した平昌オリンピック最終選考会。力を出し切った。三原は、夢に届かなかった。それでも…「ガンバー!」と、ありったけの声で親友にエールを送った。
そして、親友の想いを乗せた、坂本の演技――実況が、「心震わす4分間!」と表現する会心の滑り。この演技により、坂本はオリンピック出場権を獲得した。
三原は、「繋がっている縄があったとしたら、かおちゃん(坂本花織)を後ろに引っ張る存在にはなりたくなくて」と語る。
2人はずっと一緒。そう思っていた。しかし、三原は、体調不良のため昨シーズンを全休。復帰の見通しは、なかなか立たなかった。「最後に練習に来た時、『応援してるから』って涙目で言われて…」(坂本)。
そして――ようやく、三原が帰ってきた。「氷に乗れなかった時が長かったので、乗った時に倍の喜びがあって。今考えてみると、悪いことばかりじゃなかった」。
三原は「全日本選手権」出場をかけ、「西日本選手権」で鮮やかな演技を見せる。そして、坂本も…久しぶりの、ワンツーフィニッシュ。いざ、全日本へ。
特別な年の、特別な全日本――。