1月30日(土)、映画「名も無き世界のエンドロール」公開記念挨拶イベントが行われ、岩田剛典、新田真剣佑、山田杏奈、中村アン、佐藤祐市監督が登壇した。
本作は、2013年に単行本として発売され、予想外の結末が話題を呼んだ人気作。親がいないという共通点を持ち、お互いに支え合いながら生きてきたキダ(岩田)とマコト(新田)の幼なじみが、ある事件で感じた不条理な世の中に復讐していく物語。
本イベントは全国314ヵ所の劇場でライブビューイング中継もされており、岩田は観客に向けて「お客さんが入った状態で舞台挨拶ができることが幸せだと、改めて実感しています」と笑顔を見せた。
昨日29日に公開となった本作。新田は完成した作品を「あまりにも面白くて、2回観ました」と語り、「自分の想像を超えるシーンもあって、2回観るほど面白かったので、2回観てください」と続け、お茶目にアピールした。
岩田は、「切ないヒューマンドラマというのがこの作品の本質だと思います。自分の大切な方、自分の感情というのは環境が変わっても変わらないということ、人生を見つめ直すきっかけにもなる作品だと思います」と伝え、“衝撃”と謳われているラストシーンについても「僕はすごく腑に落ちました」と感想をコメント。
イベント後半では、大切な人との“絆”を描いた本作のテーマにちなみ、全国の観客と“想い”を繋ぐため、事前にSNSで募集された質問に答えるコーナーを開催。
「映画の中で岩田演じるキダはドッキリによく引っかかる」という設定から、「ドッキリをかける側?かけられる側?」と問われると、「はい!」と新田が元気よく挙手。「最近、岩田剛典さんにドッキリを仕掛けました!もんのすんごい面白かったです」と、番組の企画で岩田にドッキリを仕掛けた際のエピソードを明かしてにんまり。
そんな新田からのドッキリについて、「おいい!と思った」と岩田は驚きを表し、「それでいくと僕はかけられる側、比較的引っかかりやすいほうかも」と苦笑。「誰かを引っかけてやろうという発想がないよね」と佐藤監督から言われると岩田は、「ないですね、そんなには」とほほ笑んだ。
「どちらかというと引っかかることが多いです、あんまり疑わないので」と答える山田に対して中村は、「引っかけたいという気持ちもあるし、引っかかるのも楽しい。どっちもありますね」とにっこり。新田は、「かけるほうが楽ですよね、相手のリアクションを楽しめるから」と中村に同意。
新田が続けて、「僕のリアクション面白くないんですよ」と本音をこぼすと、岩田も「へこむよね、自分のリアクションが面白くないと。申し訳ない気持ちになる」と、ドッキリの話題から真面目な一面をのぞかせた。
最後に観客に向けて、「観終わった後にいろいろなことを話すのが楽しい作品になっています。マッケンも2回観たと言っていましたが、2回目を観ると『あれがここに繋がるのか』という発見や仕掛けもあります」とアピール。
同時期に封切となった映画「ヤクザと家族 The Family」「花束みたいな恋をした」(ともに29日全国公開)についても、「ぜひともセットでご覧いただきたい。こういう時代だからこそもっと映画が活気づいてほしい」と思いを語り、「この映画が少しでもみなさんの安らぎになったら」と伝えてイベントを締めくくった。
イベントの様子は動画でチェック!
最新情報は、映画「名も無き世界のエンドロール」公式サイトまで。
Ⓒ行成薫/集英社
Ⓒ映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
配給:エイベックス・ピクチャーズ