<松本若菜 コメント>
――出演が決まったときは、どう思いましたか?
主人公の朱羅は、命を救うための修羅場に執着し、そこに異常なまでの執念を持つ救命医と知り、彼女の強い信念に身が引き締まる思いだったのを覚えています。
緊迫した医療現場のシーンが多く、しっかり準備して自分なりの朱羅を作り上げていきたいと思いました。
――台本を読んだ印象は?
やはり医療シーンがメインとなりますが、テンポがよく、キャラクターの感情に奥行きを感じる内容でした。朱羅の葛藤がしっかりと描かれていて、ほかのキャラクターも、またひとクセもふたクセもあり、読んでいてどんどん引き込まれました。
原作ファンの方にも、初めて触れる方にも楽しんでいただける作品になると感じています。
――松本さん演じる朱羅の印象は?どのように作り上げていきたいですか?
朱羅の行動には、狂気じみた一面や言動があり、“救命医”の枠に収まらない印象があります。誰に忖度(そんたく)するでもなく、自分の信じる医療を貫こうとする姿がとても魅力的だと感じました。
己の腕で周りをねじ伏せる彼女の強さだけでなく、迷いや葛藤も丁寧に表現できたらと思っています。
――まもなく始まる撮影への意気込みを聞かせてください。
医療というシリアスな題材の中にも、登場人物たちの生きざまや人間関係がしっかりと描かれています。朱羅のような強い思いで、キャスト・スタッフのみなさんとともに、視聴者のみなさまの心に響くような作品を作り上げていきたいです。初めて挑戦することも多いですが、全力で挑みたいと思います。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
リアルを追求し、医療のあり方を伝える物語…とは少し違います。朱羅の異様なまでの患者への執着は野生的です。その命を救うためなら手段を選ばない朱羅と個性豊かな医師たちの、医療現場の現実に挑む物語を、ぜひお楽しみください。