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生田絵梨花「私の声で没入してもらえたら」『ザ・ノンフィクション』の“語り”に初挑戦

12月18日(日)14時~『ザ・ノンフィクション』※関東ローカル

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生田絵梨花さんが、初となる『ザ・ノンフィクション』で、中国人医師の奮闘の記録を読みます。

生田さんは、12月18日(日)14時~放送の『ザ・ノンフィクション「遠く故郷を離れて ~この国で 命を救う人になる~」』(フジテレビ/関東ローカル)の“語り”を担当。

生田絵梨花 初参加の「Dr.コトー診療所」で吉岡秀隆の芝居に「鳥肌が立つ感覚でした」

中国で医師として働いていた朱海(しゅ・かい)さんは、日本で救急医になることを決意し来日。難関の医師国家試験に4年半をかけて合格し、今は、研修医として過疎化が進む鹿児島県・大隅半島の病院で働いています。

中国でのキャリアを捨て、なぜ日本にやってきたのでしょうか。朱医師の思い、ともに来日し大阪で暮らす家族の苦労、朱医師を頼りながらもサポートする病院スタッフの日々を追います。

<『ザ・ノンフィクション』関連記事>

地域医療を支える中国人医師の奮闘!日中共同制作第11弾

2022年夏。終わりの見えないコロナ禍に、病院は悲鳴を上げていました。

山間部に多くの過疎地域を抱え、交通手段も限られる鹿児島県・大隅半島で、地域医療の“最後の砦”ともいわれる大隅鹿屋病院。この病院で研修を続けているのが、中国からやってきた朱海(しゅ・かい)医師(36)です。

生田絵梨花「私の声で没入してもらえたら」『ザ・ノンフィクション』の“語り”に初挑戦_bodies

幼いころから、日本のアニメが大好きだった彼は「日本で救急医になる」という夢をかなえるため、6年前に妻子を連れて来日。中国での医師のキャリアを捨て、日本の医師国家試験に挑戦するも、不合格が続くこと4年。それでも、あきらめることなく猛勉強を続け、日本の医師資格を手にしました。

研修先に決まったのが、医師不足に悩む“陸の孤島”・大隅鹿屋病院でした。救急患者から終末期医療の高齢者まで、朱海医師のもとにはさまざまな患者がやってきます。

言葉の壁に苦戦しながらも地域医療の最前線で奮闘する朱海医師を、指導役の先輩医師たちは厳しくも温かくサポートします。

夜勤の休憩中、テレビ電話をするのは、大阪で暮らす妻と小学生の一人娘。日本語を話せない妻と中国語が話せない娘。最愛の家族が、単身赴任の朱海医師の心の支えとなっています。

生田絵梨花「私の声で没入してもらえたら」『ザ・ノンフィクション』の“語り”に初挑戦_bodies

2022年9月。観測史上最大級の台風が、鹿児島に上陸。暴風雨で病院は停電。そんな中、救急搬送されてきた患者が病院に到着し…。

「日本で命を救う人になる」

ひとりの中国人医師の奮闘を見つめた日中共同制作の第11弾です。

フジテレビュー!!では、ナレーション収録後に生田さんに取材。収録やVTRを見た感想、自身の医療にまつわるエピソードなどを聞きました。

オファーを受けて「やっと叶った!」って(笑)

<生田絵梨花 インタビュー>

生田絵梨花「私の声で没入してもらえたら」『ザ・ノンフィクション』の“語り”に初挑戦_bodies

――初めて『ザ・ノンフィクション』のナレーションを担当していかがですか?

かねてからやりたいと思っていたので、とてもうれしいです。出演している映画「Dr.コトー診療所」と、テーマが近い部分もあり、このタイミングで務めさせていただけたこともありがたいと思いました。

――オファーを受けたときのリアクションは?

「やっと叶った!」って(笑)。ただ、ナレーションはあまり経験がないので、とても難しかったです。

でも、VTRを見ていると、流れてくる音楽、登場人物のみなさんの表情やトーンによって、自然と引っ張ってもらえるような感覚があって。それはこの番組の素敵さだなって実感しました。

――『ザ・ノンフィクション』のナレーションを担当したいと思ったきっかけはありますか?

普段からよく拝見していて、ナレーションによって、より内容に没入できるような感覚があるなと思っていましたし、しかも、女優さんが担当されることも多いので、「いつかやれたらいいな」と自然と目標みたいになっていました。

――歌やお芝居とは気持ちの乗せ方も違うものでしょうか?

今回、やってみて、それが正解だったのかわかりませんが、感情は登場人物の方が宿しているものですから、そこを込めすぎてはいけないな、と思いました。

なるべく心地いい声できたらと心がけましたが、そこが難しいところでした。

――主人公の中国人研修医・朱先生の印象はいかがですか?

異国の地で働き続けるのは、本当に覚悟がいることだと思うんですが、朱先生が出会ってきた人たち、支えてくれる家族がその道を後押ししているように感じました。

人のため、誰かのために頑張ろう、誰かの期待に応えたいという思いが強い方で、常に人とのつながりを大事にして、それを原動力にしながら進んでいる方なんだなって。朱先生一人では、この物語は成立しなかったんじゃないかな、と感じました。

――中国では医師でありながら、日本で働くためには国家試験への合格が必須。その試験に4回落ちて、合格するまでに4年半かかったともありました。

普通だったら、投げ出したくなっちゃいますよね。師匠の期待に応えたいという強い思いがあったとしても、どうしたらあそこまで頑張ることができるのか、本当にすごいことだと思いました。

――朱先生と師匠・千代先生との絆も印象的でしたが、生田さんにはそういった存在はいますか?

師匠というわけでないですが、舞台と映像を両方やっていらっしゃる方は本当にリスペクトしています。

私は今までは舞台が多かったんですけど、今後は、映像もたくさんやっていきたいと思っていて、映像で知ってもらったことで舞台につなげていけたら、という思いがあります。

――ドラマ『PICU 小児集中治療室』(フジテレビ)、映画「Dr.コトー診療所」と医療作品への出演が続いていますが、医療にまつわるエピソードはありますか?

看護師を演じた「Dr.コトー診療所」の現場で、医療指導の先生が、治療にはいろいろな方法があるけれど、患者さんに声をかけること、触れてあげることによって、治癒力が高まったり、相手の救いになったりすることがあるとうかがいました。

看護師役をやるにあたり、もちろん技術はないわけですけど、そういった寄り添いがすごく大事なんだということを学び、演じるうえでも心がけていました。

――『ザ・ノンフィクション』は、今回が年内最後の放送となります。改めて、視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

朱先生が、どういう思いで、どういう経緯で医師になり、今どんなふうに医療と向き合っているかが、すごく丁寧に描かれています。

普段、あまり覗くことができないお医者さんの人間的な部分を見ることができ、お医者さんも一人の人間で、家族があり、生活があるんだということを知るきっかけにもなると思います。

そして、私がいつも見ているように、みなさんに少しでも私の声で没入してもらえたらうれしいなって願ってます。

<ナレーションの一部を先取り紹介>

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