12月1日(日)の『ボクらの時代』は、俳優の風間俊介さん、俳優・歌手の上白石萌音さん、ドラマ音楽を数多く手がける作曲家・編曲家の吉俣良さんが登場します。
<風間俊介「この3人が集まるって思っていなかった」世代を超えて仲が良い俳優・上白石萌音、作曲家・吉俣良との不思議な縁>
吉俣さんは、NHK大河ドラマ『篤姫』(2008年)、『江~姫たちの戦国~』(2011年)の音楽を手がけています。上白石さんは「大河のメインテーマは、どうやって作るんですか?」と聞きます。
吉俣:とにかく、具体的に言われないと(困る)。『篤姫』のときは、「テーマ曲なんですけど…“篤姫の一生”を」って言われるのよ。そんな漠然とした注文ある(笑)?
上白石:しかも、(曲の長さは)3分ですよね? 吉俣:2分45秒。 風間:あの時間、曲の中で物語を作るじゃないですか。『篤姫』は「ダン」っていう音から始まって…。 吉俣:桜島の爆発ね。 上白石:あれが、いいんだ。 風間:やっぱり、鹿児島の魂がそこにある。 上白石:そう!たぎるんですよ。
吉俣:あとね、俺は「アリバイ作り」というのを必ずしていて。
風間:はい。
吉俣:曲を作るのに「俺は、これをやったんだから曲が書ける」っていう。『篤姫』のときは、1ヵ月弱、鹿児島の目の前が桜島のホテルに住んで。
上白石:はぁ。
吉俣:毎日、桜島を見て。1ヵ月間、曲は書かない。何もしないでいるの。なんの根拠もないんだけど「俺は、これだけしたんだから、東京に帰ってから絶対に書ける」って。
風間:うーん。
吉俣:何かがないと不安なの。
上白石:すっごくわかります。
吉俣:わかる?
上白石:私も、演じる人のお墓があれば絶対に行くし、その人が行きそうな場所を探して、絶対にどこかに行くんですよ。
吉俣:へぇ。
上白石:で、「行った」という既成事実を作って、くじけそうになったら「行ったでしょ、大丈夫だよ」って。
吉俣:まったく同じ感覚。
上白石:一緒ですね。
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