藤井貴彦が大学時代アルバイトをしていたフジテレビで初MC!「いつか恩返ししたいと思っていた」世界の“トンデモ”番組が大集結
10月5日(土)18時30分~『日本じゃ放送できません!?世界ヒジョーシキTV』
<藤井貴彦 コメント>
――フリーに転向してから、気持ちに変化はありましたか?
今まで一緒にお仕事ができなかった、いろいろな局の方とも一緒にお仕事ができるようになったのがとても新鮮で、スタッフを通じて“局の顔”があるものなんだなと思いました。
日本テレビは日本テレビの顔、フジテレビはフジテレビの顔、NHKはNHKの顔というようにいろいろな顔があって、それを50歳を超えて楽しめるのは本当にありがたいなと。フリーになって良かったなと思っています。
また、現在担当する『news zero』(日本テレビ系)は夜の番組で、家に帰ると1時を過ぎているので、ほとんど外の世界と触れあうことがないんです。仕事でお会いする方が増えるのは、友だちが増えるみたいで、とってもうれしいです。
――それぞれの局に顔があるということですが、フジテレビの顔とは何でしょうか?
フジテレビは、出演者に任せてくれる部分が大きいと感じましたね。スタッフの方は「○○のときに○○してください」とか言わないんです。依頼した出演者にある程度任せて、その中で面白いものを引きだそうと思ってくれているのがフジテレビだと思います。
フリーハンドとまではいかないし、ほったらかしにされているわけでもないのですが、信じてもらっている、温かく迎えてもらっているという心地良さがあります。
今回の収録中も、最後の方はスタッフと「ここまでふざけていいですか」といったアイコンタクトまでできるようになったのが、すごくうれしかったです。
――フジテレビ系の番組MCは初になります。
実は、私が本当によく見ていた『オレたちひょうきん族』(1981~1989年)が土曜日の20時からの番組だったんです。フジテレビに楽しませてもらっていた、土曜日20時の時間帯が、まさか自分の仕事場になるとは!と、うれしい気持ちでいっぱいです。あとは、私も大人になってしまったんだなと。
また、私はもともとフジテレビで大学時代にアルバイトをしていたんです。なので、古巣に戻ってきたという感じです。
日本テレビの社員時代は、いわばフジテレビはライバルだったんですけど、でもどこか“フジテレビ=古巣”という思いがありました。
スポーツの中継の現場でも、フジテレビのスタッフにあうと顔見知りがいてうれしかった。私にとっては、もともとのふるさとなんです。
なので、フジテレビで新しいお仕事をいただくのは緊張するのですが、でも、どこか懐かしく戻ってきています。
今でこそ、フジテレビはお台場にありますが、その前は河田町というところにあって、大学の授業が終わって、よくアルバイトに行っていましたね。ああ、懐かしい。いつか、フジテレビにも恩返しができたらいいなと思っていましたので、今回が恩返しになるかはわかりませんが、大変良い機会をいただけたと思っています。
――この番組は、世界各国の非常識な番組をたくさん紹介しています。
今日の収録を通して、自分が常識だと思っていたことが、実は非常識だったのではないかと思うようになりました。私の常識が相手の非常識に、相手の常識は自分の非常識になるんだと。
だから、誰かと接している間は、誰かに非常識をまき散らしてしまっているのではないかと怖くなりました(笑)。しゃべれなくなってしまいます…自分の動きも、ほかの人から見ると非常識ではないかと。
歯の磨き方ですら、人から見たら面白いのかなと思ったら体が固まりますね。
この番組を見て、自分が常識だと思っていることが実は非常識なのではないかと思ってもらえるだけで生活が変わるかもしれないので、ぜひ見てもらいたいなと思います。
世の中には、本当に非常識な人がたくさんいるんだということを、この番組でわかってもらえると思います。
あと、時代によっても常識だったものが非常識になっていくんだなぁと。今、コンプライアンス全盛の時代ですけど、そうした概念がなかった私の新人時代には、アナウンス部の先輩たちが吸った、たばこの吸い殻を片づけるという仕事があったんです。
部屋の中でたばこを吸っているのが、今ではまず非常識じゃないですか。しかも、そのたばこの吸い殻を新人に捨てさせるということなんて、全然通用しない。
時間とともに、昔常識だったものは非常識になっていくんだという怖さを感じました。(石原)良純さんが「自分は、今日のゲストの中で一番常識がある」とおっしゃっていましたが、全然そんなことない(笑)!
みなさんの考えが常識かといったら、そんなことないんです。お気をつけ遊ばせ(笑)。
――今後、挑戦してみたい仕事はありますか?
実は、私が個人的に尊敬する後輩がフジテレビにいるんです。10月期から『めざましテレビ』を担当することになった、伊藤利尋アナウンサーです。
まだ私が『news every.』(日本テレビ)を担当していたころ、伊藤さんが裏番組で『みんなのニュース』を担当していて、番組終わりに飲んでいたんです。
そこで、際だった伊藤さんのしゃべりの才能を知りました。ずっとしゃべり続け、みんなをどっかんどっかん笑わせ続ける、このエネルギーはすごいなと思って。
今まで会ったアナウンサーの中で、一番才能あふれる方だと感じたのが伊藤さんでした。だから、今後伊藤さんとお仕事できたらうれしいなと思っています。
あとは、同期の佐野瑞樹フジテレビアナウンサー。佐野さんは、もう人生を達観していますね(笑)。
なので、伊藤さんと佐野さんと3人で、おじさんの仕事ができたらいいなと。もし許せば、同期の羽鳥慎一アナウンサーを入れてもらって4人のおじさんでカフェでめんどくさいトーク番組をしたいなと思います(笑)。
伊藤さんの『めざましテレビ』は、絶対にうまくいくと思いますし、心の底から応援しています!
それと初めてコンビを組んだ藤本万梨乃アナウンサー、素晴らしかったですね。
引きすぎず、チャンスにはトークに花を添えてくれる。各局でアナウンサーの育成環境は違いますが、どの相手ともコンビが組める人材がいるのがフジテレビ。こういう発見もうれしいものでしたね。
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