木南晴夏 役の切り替えのポイントは「現場の雰囲気」
──木南さんは出演作も多く、常に何かしらの作品に出ている印象がありますが、役の切り替えなど大変ではないですか?
自分で切り替えているつもりは全くないですが、うまく切り替えができている気がしています。
ドラマであれば3、4ヵ月の撮影がありますが、その初日や序盤は実は不安定なんです。と言うのも、「この役って、このしゃべり方で合ってるかな?」と、まだグラグラした状態で撮影に入ることが多いので。それは前の作品を引きずっているということではなく、ただ役がなじんでいないということなのですが。
それが4話、5話くらいで考えなくてもしゃべり方や行動が自然と出てくるくらいなじんでいく感覚。だから、現場が切り替えてくれているということなんでしょうか。
現場によってスタッフやキャスト、いる人が違うので。その雰囲気が“役”にしてくれている気がします。
──「“好き”でつながる」というめざましmediaのキャッチコピーにかけて、木南さんの撮影現場での“好き”を教えてください。
「みんなで作品をつくってるな」と感じられる瞬間はすごく好きです。
俳優部も、撮影部も、照明部も、監督も、プロデューサーも、みんなが意見を出し合える現場ってすごくいいですよね。「こうしよう」「それいいね」「こっちはどう?」と気軽に意見を交換して、いいものが生まれる瞬間にいられると楽しいなと思います。
──そういう意見の言い合える現場で、特に印象に残っている作品は?
『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ)ですね。自分の年齢もあったと思いますが、すごく楽しかったです。
あのドラマ、毎回エンディングの曲が違ったのですが、スタッフやキャストみんなで「この曲良くない?」と出し合っていたんです。お芝居に関しても、「こうしようよ」という意見が言いやすい空気でしたし、監督も聞き入れてくださる方で、よく話し合っていました。
最近で言うと『9ボーダー』(TBS)も「この展開で、このシーンっているかな?」ということから「ここでキュンとさせたいんだけど、どうしたらキュンとする?」ということまでみんなで話してつくっていく感じが、楽しかったですね。
──木南さんはすでに20年以上のキャリアがありますが、ここまで俳優を続けてこられた原動力は何ですか?
単純にお芝居が好きっていうことが一番大きいと思います。
あと、最近気づいたのですが、私、テスト勉強みたいなことが好きなんだな、と。問題があって、それを解いていくという。お芝居も近いものがあるんです。
台本があって、監督やプロデューサーが「こうしてください」という課題があって、その課題を乗り越えていく。それが一つひとつ問題をクリアしている感覚で、テスト勉強みたいで好きなのかなと思っています。
──その課題は難しいほうが燃えるタイプですか?
難しいことは嫌です(笑)。ただ、自分から挑戦していくことは少ないけど、もし難しい課題を出されたら対応しますし、それを乗り越えられたときの達成感はすごくありますよね。
──今までで一番大変だった課題は何ですか?
『ビリオン×スクール』で初めてアクションをやりましたが、大変でした。しかも、最初は「ちょっと相手を押すくらい」という話だったのに、見本の映像が送られて来て見たら、バリバリに戦っていて(笑)。
とんでもないアクションをやることになってしまって、プレッシャーでしたし、早く帰りたかったけど、無事に撮ることができてホッとしました。
あとは、「この役で、この瞬間に泣かなきゃいけないのは難しい」と思うこともあって、それも課題ですし、暴力的な人物とか自分と近くない役柄を演じるのも課題ですし。課題はたくさんありますね。
関連記事
【毎週更新】松本若菜主演!木10ドラマ『わたしの宝物』あらすじ完全版まとめ
2024年11月21日 |
23:19
「栞の父親は誰?」宏樹(田中圭)の問いに答えられない美羽(松本若菜)が隠し持つ“覚悟”<『わたしの宝物』第6話完全版>
2024年11月21日 |
23:00
「まじくそ!」「お前のせい」美羽(松本若菜)らをかき乱す真琴(恒松祐里)にSNS絶叫『わたしの宝物』
2024年11月21日 |
22:56
家を追い出された美羽(松本若菜)一方、宏樹(田中圭)は仕事を通し冬月(深澤辰哉)の人柄を知っていく『わたしの宝物』第7話予告
2024年11月21日 |
22:54
【毎週更新】反町隆史&杉野遥亮W主演!火9ドラマ『オクラ~迷宮入り事件捜査~』あらすじ完全版まとめ
2024年11月21日 |
19:00
千寿(反町隆史)が真一(平山祐介)を殺した!?その裏にある2人の思いと娘・倫子(白石麻衣)の覚悟<『オクラ』第7話完全版>
2024年11月21日 |
18:00