パリ五輪 女子ボクシングにイタリア首相「対等な試合ではなかった」 別の大会で“性別不適合”アルジェリアの選手に自国選手が敗れ…顔に強烈パンチ受け46秒で棄権

パリオリンピックのボクシング女子で、別の大会の性別適合検査で不合格となった選手にイタリア代表の選手が敗れたことについて、イタリアのメローニ首相は「対等な試合ではなかった」とコメントしました。

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ボクシング女子66キロ級、予選ラウンド16で、アルジェリアの選手とイタリアの選手が対戦。

顔に強烈なパンチを受けたイタリアの選手は46秒で棄権し、リングで涙を流しました。

アルジェリアの選手は、2023年の世界選手権で「男性ホルモンのテストステロン値が高い」として出場が認められませんでした。

IOC（国際オリンピック委員会）は、「すべての人は差別なくスポーツをする権利がある。選手の性別はパスポートに基づいている」などとして、東京オリンピックや今回の出場を認めています。

この試合を受け、イタリアのメローニ首相はメディアの取材に「対等な試合ではなかった。男性の遺伝的特徴を持つ選手が女子種目に参加すべきではない」とコメントしました。