加賀美のような財力と権力を手に入れたら「ゲーム会社を起業」
――この作品のどんなところに目新しさを感じていますか?
既存の学園ドラマって、例えば道を外れてしまった生徒がいたら、そこに教師が寄り添いながら更生、変化していくようなストーリーが多かったと思うんですけど、加賀美の場合は寄りそうのとはまた別のアプローチで、生徒に接していきます。
しかも、「君に変わってほしくて言ってるんじゃないんだよ」と、これまでの先生像とはまったく違う方法で、生徒が自ら問題に気づいていく物語の進み方。
そして、教師としてそれは絶対に言っちゃいけないという言葉を悪気なく口にしてしまうので、そういう意味では僕もこういうキャラクターが主人公の学園ドラマはなかったという印象を受けました。
僕自身、これまで演じたことがない役柄なので、新しい引き出しを開いていく作品になると思います。
――ちなみに、山田さん自身の学生時代において、印象に残っている教師はいますか?
大きな声では言えませんが、僕はあまり真面目な生徒ではなくて(笑)。仕事をしながら学校に通っていて、朝はどうしても眠いので休み時間によく図書室で寝ていたんです。
チャイムが鳴ったことにも気づかず寝ていたら、担任の先生が起こしにきてくれて、しかも、即、教室に連れ戻そうとするのではなく、「昨日、何の仕事があったの?」とこちらの事情も聞いてくれて。その先生が特に思い出に残っています。
――もし、加賀美のような財力と権力を持っていたら、どんなことに使いたいですか?
もともと物欲もほとんどないのですが、ゲーム会社を作るかもしれないですね。そして、プロチームを育成し、世界へ羽ばたかせる。夢がありますよね。
――もしかして、実現が近いとか…?
そうですね、僕の財力があれば。…冗談です(笑)。
――秘書兼ボディガードの芹沢一花を演じる木南晴夏さんとは久しぶりの共演ですね。
『探偵学園Q』(2007年/日本テレビ)、『セミオトコ』(2019年/テレビ朝日)に続いて、3度目の共演です。
木南さんなら、どんなボールを投げても必ず返してくれるという安心感があるので、芹沢役に木南さんが決まったと聞いたときは「自由に演じることができる」と嬉しく思いました。
加賀美はいい意味で自由度が狭い人物で、そんな中でも自由度を高くもたないと成立しないシーンがあるのですが、木南さんがいてくださることで楽しみながら演じられそうです。
初めて台本を読んだときは、まだ芹沢役のキャストが決まっていなくて、結構お堅い感じになるのかなと考えていましたが、「芹沢=木南さん」となった瞬間に、いろいろと仕掛けてきそうだなと思うシーンがたくさんあって、お芝居のかけ合いが楽しみになりました。
――作品の見どころを教えてください。
どんな作品でもそうですが、初回は主人公のキャラクターの濃さや色をはっきり提示しないといけないと思うので、まずは加賀美零という人物について、視聴者の皆さんに「こいつ変だな、面白いな」と思っていただけるかがカギであり、僕個人の課題でもあります。
台本を読んでいて僕もワクワクしましたし、いい意味でエンターテインメントとして何も考えずに見られるドラマだと思うので、期待していただきたいです。
――作品を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
とにかく「見てください」の一言につきます。初めての教師役で、さらに、CEOという異色の役柄ですが、そこをまず楽しみにしていただきたいですし、金曜の夜にエンターテインメント作品を見て楽しんで、その後にぐっすり寝ていただけたら。
生徒役も個性的なメンバーがそろったので、「この子!」というこれからの俳優さんを皆さんの目で発見、発掘していただき、応援してあげてほしいです。
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