ーー千葉さんが思う『アンメット』の魅力を教えてください。

撮影が始まる前の顔合わせで「“日が変わる”ということを大切にしたい」とプロデューサーがおっしゃっていて、すごく素敵だなと思いました。

それは、ミヤビ（杉咲花）ちゃんに思いを馳せてもそうだし、僕たちにしてもそう。目まぐるしい日常で忘れがちですが、その日うれしかったこと、悲しかったこと、大きくなくても温度感のある人と人との関わりが魅力かなと僕は思います。

週の始まりで憂うつな方も、このドラマをご覧になって明日からのちょっとした活力になってくれたらうれしいです。

ーーこれまでの放送で、周囲の反応・反響は？ また、星前を演じるにあたり、意識していること、参考にしたことがあれば教えてください。

普段、感想等を送られてこない方からもご好評の連絡をいただきました。

星前先生は、わかりやすく言うと「なんでもいいよOK！」みたいな受け皿を持っている人だと思うので、救急にしても、三瓶（若葉竜也）とのやりとりにしても、ある種すべてを面白がって生きてる人かなと思って取り組んでいます。

――撮影現場でのエピソード教えてください。

三瓶先生の部屋に星前がいる場面を、僕はベッドシーンと呼んでいるのですが、“竜ぴっぴ”（若葉竜也）とのお芝居は刺激的なので、ある種間違ってはいないかなと思います（笑）。

「竜ぴっぴ」が「ばーちー」と初めて呼んだ日のことを、僕は“ばーちー記念日”として今も覚えています。

風間役の“たくみん”（尾崎匠海）からは、お芝居のことについて質問されることが多いのですが、うまく答えられずいつも歯がゆい気持ちです。

たくみんからは、INIの『Ferris Wheel』という曲の振り付けを教えてもらって、サビは覚えました（笑）。僕とは違い、彼は教えるのが上手です。

ーー千葉さんはご自身の楽屋に戻らず、ずっとスタッフ・キャストのいる前室にいるとのことですが、何か理由はありますか？

単純に、楽屋に戻るのが面倒くさいからです（笑）。

でも、しゃべっていても黙っていても居心地がいいです。セットの撮影では、スタッフの方が温かいご飯を炊いてくれて、みんなでごちそうになりました。みんなでおかずを持ち寄ったり、幸せな時間です。 

ーー撮影を乗りきるためのリラックス方法を教えてください。

うちのわんこと過ごす時間ですね。特別なことはあまりありません。割と、疲れたら「疲れた」と言ってしまいます。

でも、主演の花ちゃんの、小さくもたくましい背中を見ていたら「ちゃんとしなきゃ！」と思い撮影しています。

ーー第5話の見どころ、視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

自分が患者として病院に行くと、先生ってすごく人間離れした、すがる存在だと思うのですが、先生も人間で、いろいろあります。

星前が、自分の目指す医者の姿についてちょっぴりお話しているので、第5話もぜひ、よろしくお願いします。

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