“お花畑”な二世議員（塚本高史）の密室トリックをミコ（篠原涼子）が暴く！？＜『イップス』第3話完全版＞

尾花邸近くの森に逃げ込み、冷静さを取り戻した森野は、健一郎には優秀なバディがいた可能性があることを示唆するとともに、検視の結果、腹部の刺し傷のうち、一つだけ入射角が違ったことをミコに伝える。

ミコは田所の妻・真里（駒塚由衣）に会いに行く。真里は、遺書に記されていたサインが本人のものであることを認めたが、その内容は夫が書いたものとは思えないという。

総一郎に心酔していた田所は、生前「命を懸けて尾花家を守る」と言っていたらしい。さらに田所は、2ヵ月ほど前に肝臓にできた悪性腫瘍の手術を受けており、その際すでに遺書を書いているのだという。

健一郎は、広間にあった置物に血痕がついていたことに気づき、こっそり拭き取ろうとする。それに気づいたミコは、森野の後輩刑事・樋口一之（矢本悠馬）に頼んで鑑識に回してもらうと、森野から依頼された書斎の写真を撮りに行く。

その際、ミコは密室のトリックを覆せる、ある仮説を思いつき…。