東京都内の中学校で春休みの宿題に“ゲーム『桃太郎電鉄』を10年以上プレイする”という課題があることが、SNSなどで大きな話題に。2024年、いったいなぜ、ゲームをプレイすることが学校の宿題になっているのか?取材を進めると、全国各地の名所や名産などの地理に加え、難読地名の書き取りや収益率の計算など幅広い学習に活用できるなどの理由から、既に7000校以上が『桃太郎電鉄 教育版』を導入していることが分かりました。

東京都内の中学校の春休みの宿題「桃太郎電鉄を10年以上プレイする。」

東京都内の中学校で配られたという、春休みの宿題のプリント。

記載されている内容をよく見てみると、「社会」の欄に「桃太郎電鉄を10年以上プレイする。」と書かれています。

『桃太郎電鉄』は、すごろく形式で日本全国を巡り、物件を買い集めて“資産額1位”を目指すゲーム。1988年に「ファミリーコンピュータ」向けに第1作が発売されて以来、さまざまな世代に親しまれていますが、いったいなぜ2024年の今、春休みの宿題に導入されたのでしょうか。