『R-1グランプリ2024』決勝直前!ファイナリスト・ルシファー吉岡「大会を盛り上げて、ピン芸のコントの知名度をもっと広げたい」
3月9日(土)18時30分~『明治プロビオヨーグルトR-1presents R-1グランプリ2024』
<ルシファー吉岡 コメント>
――決勝進出が決まった瞬間は、どう思いましたか?
「やったー!」というよりは「耐えたな」という感じですかね。
今まで5回決勝行ってて、芸歴制限が撤廃されてもう1回出るとなったときに、「最低でも決勝」というのが頭にあったので。プレッシャーが結構あったから、ほっとした気持ちが強かったです。
――エントリーするときに迷いはありましたか?
迷いは…ありました。どうしようかなって。去年、紺野ぶるまちゃんとユニットを組んで『M-1グランプリ』に出てたんですけど、それがもう少しうまくいってたら『R-1』には出てなかったかもしれないです。
それが2回戦で負けて、急にやることがなくなったなかでの『R-1』の発表だったので、「出るしかないか」みたいなのも大きかったかもしれません。
あとは、芸歴制限が撤廃された1年目の大会だったので、「いろんな人が出て盛り上がるんだろうな」「ここで出ないのは、後悔しそうだな」と思ったのも大きかったです。
――ベテランとしての意地やプライドはありますか?
ありますね。やっぱり負けたくないです。芸歴制限ができたときに、上の世代がごっそりいなくなって、芸歴10年以下の新しい人たちで3年間戦ったじゃないですか。
そういう環境だと、すごく人が育つんだろうなと思うんですよ。別に上がいるから育たないということでもないんですけど、いきなりいなくなったら「自分が頑張らなきゃ」ってなって、めっちゃ成長すると思います。
実際、その成長を今回の大会を通してすごく感じました。変な話、昔は「まあ勝てるだろう」と思っていたんですけど、若い人たちが随分強敵になって現れて。だからといって負けたくないというプライドがあるので、本当に厳しい戦いでした。
――ファイナリスト9人を見ていかがですか?
思ったより、若い人が多いなという印象です。去年の段階でラストイヤーだった、サツマカワとかも僕のイメージでは若手なので。旧世代でいうと、僕と街裏ぴんくさんくらいです。
――ファイナリストの中で一番負けたくない人は?
全員に負けたくないです。ただ、どくさいスイッチ企画は、YouTubeにあがってる僕のネタの作り方を見て「そのままやったら、ここまで来れました」って言ってたので、僕の手法で上がってきた人には絶対に負けられないです。
あと、コントやってる人はどうしても意識しちゃうので、吉住や真輝志にも負けたくないですし。同じ事務所の後輩である寺田くん、あとお抹茶にはなんか負けたくないとかもあるので(笑)。やっぱり負けたくない人は多いですね。
――自分の強みや持ち味はどこにあると思いますか?
“悲哀”じゃないですかね。おじさんですし、見た目的にも、一番悲哀を感じるのは僕じゃないかと。
でも、一番はひとりコントというジャンルを本当に楽しんでほしいということです。ひとりコントは、1人で演じるので、見ている側から周りがまったく見えないんですけど、それを想像して楽しんでもらうのが一番の醍醐味だと思うので。
――ピン芸の面白さはどこにあると思いますか?
「自由さ」ですかね。「4分あげるから、1人で面白いことをやってください」って、とんでもない話ですよね。でも、そのアプローチの方法がこんなにもあるというところが、やっぱり面白いと思います。
――今年は、準々決勝以降のネタ尺が3分から4分に拡大されました。
めちゃめちゃうれしかったです!今までは、3分でネタを作ってましたが、フリをしっかりやると本当に笑える部分が少なくなっちゃうから難しいんですよね。
それが4分になると、2分フッて2分ボケるって半々くらいにできるので、フリもしっかりできるようになりました。それがめちゃくちゃ大きいですし、コントには追い風だったと思います。
――優勝したら出てみたい番組はありますか?
カンテレさんに媚を売るわけじゃないですけど『マルコポロリ!』は行かせてほしいです。
これまで、うまくいったことがないんですよ、なんかいつも首かしげて帰りの新幹線に乗ってるので。だから、『マルコポロリ!』は出たいですね。
――自分にキャッチコピーをつけてください!
自分でつけるなら…「孤高のキャンタマ」かな。
“孤高”はピン芸人みんな好きな言葉だからつけるとして、“キャンタマ”は初めて『R-1』の決勝行ったときのネタにも入っていたので外せないです。
「普段は、ニコイチのキャンタマなのに孤高?孤高って何?」みたいな。その矛盾と僕のフォルム込みで「孤高のキャンタマ」ですかね。
――決勝の目標と意気込みを教えてください!
目標は、ズバリ優勝です!大会を盛り上げて、ピン芸のコントの知名度をもっと広げたいです。
――最後に、ルシファー吉岡さんにとって『R-1グランプリ』とは?
「夢がある!!」にします。これはもちろん、ウエストランド・井口(浩之)さんに対する抗いです。こんなこと言われっぱなしではいられないので。
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