<浜辺美波 コメント>
『六人の嘘つきな大学生』原作が素晴らしく、一気に読み進めてしまいました。映画として作る上での脚本が手元に届き、映画の中で描かれる嶌衣織が6人でいる環境の中で、どのような立ち振る舞いをすれば良いのかについて最後まで苦悩していた気がします。
それぞれ自身の役で悩んだ時にはみんなで話し合うこともありました。出演者6人で過ごす日々は濃厚で毎日心が揺さぶられ、何より熱のある撮影現場でした。
試写後の感想会では今まで経験したどの作品よりも一番盛り上がり、その時に6人で共有した、作品の熱が宣伝、そして映画公開で皆さまに伝わることを楽しみにしています。
<赤楚衛二 コメント>
波多野祥吾役を演じさせていただきます、赤楚です。今回、『六人の嘘つきな大学生』の出演が決まり本を読ませていただいたのですが、人の裏の顔、信頼関係が壊れていく様、二転三転する怒涛の展開に惹き込まれたのを覚えています。
佐藤組は初参加なのですが、監督がとても面白い方でした。リハーサルを積み重ねる日々もあり、まるで舞台の稽古のようでブラッシュアップしていく過程に学びが多くありました。楽しんでいただけるとうれしいです。よろしくお願いします。
<佐藤祐市監督 コメント>
原作は先が読めない展開でとても惹き込まれ、人が他者のことを正確に理解する難しさを感じました。立ち位置が変われば見え方も当然変わるものだし、いろいろな側面を持っているのが人なんですよね。そんな重層的なキャラクターたちが繰り広げる台詞の応酬。それは僕の大好物の密室劇なのでありました。
若い俳優陣が、来る日も来る日も同じセットで必死に芝居をしている姿は、とても素敵でした。環境の変化も乏しく苦しい中、チームワーク良く挑んでくれたみんなの芝居を、1人でも多くの方に観ていただきたいと思っております。よろしくお願い致します。
<稲垣優プロデューサー コメント>
就職活動という「自分を良く見せよう」とする状況下で、次々と暴かれていく6人の「嘘」と「罪」が大きな魅力の本作。その実写映画化のキャスティングにおいて最も重視したのが、「暴かれた『裏の顔』をいかに魅力的に見せられるか」という点でした。
朝ドラ『らんまん』をはじめ、“明るいヒロイン”のイメージの強い浜辺美波さん。そしてこれまでの映画やテレビドラマを通じて、まっすぐひたむきな役どころの印象が強い赤楚衛二さん。お2人が、それぞれ他の作品では見ることのできない「表」と「裏」の一面を、この映画で見事に演じていらっしゃいます。
『キサラギ』に代表される“密室劇のスペシャリスト”佐藤祐市監督の手で描かれる極上のサスペンス&ミステリーを、ぜひ劇場でお楽しみください。
<原作・浅倉秋成 コメント>
次回作はこんなのどうでしょう、あんなのどうでしょう──たくさんのアイデアを編集さんからいただく中、「『密室の会話劇』はどうですか? たとえば佐藤祐市監督の『キサラギ』みたいな」そんな提案があったことを、今でも覚えています。
できあがった小説『六人の噓つきな大学生』は今回、思いもかけず佐藤監督の手に渡ることとなりました。
漫画版、ラジオドラマ版、リーディングアクト(舞台)版と、数々のメディアミックスに恵まれ、毎度原作を凌駕する仕上がりを見せてもらってきた本作ですが、今回も強力なキャスト&スタッフの皆さまが集結してくださいました。公開を楽しみにお待ちいただければ幸いです。
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