北村匠海 受験生に真剣アドバイス「頑張った自分に助けられる瞬間が絶対ある」

8月14日（金）より公開となる映画「思い、思われ、ふり、ふられ」の特別イベントが7月6日（月）に開催され、主演の浜辺美波、北村匠海、福本莉子、赤楚衛二と三木孝浩監督が登壇した。

今作は咲坂伊緒の人気少女コミックを実写映画化。同じマンションに住み、同じ学校に通う高校一年生の明るく社交的な朱里（浜辺美波）、内向的でうつむきがちな由奈（福本莉子）、クールな理央（北村匠海）、爽やかで天然な和臣（赤楚衛二）のタイプの全く違う4人による切ない片想いを描いた青春ラブストーリーだ。

この日は「みんなの願いを叶えます！ふりふらリモート七夕祭りイベント」ということで、登壇者は浴衣姿で登場。撮影時の思い出を語ったり、全国から選ばれた 45 名の学生たちとリアルタイムでリモート中継を実施し、学生たちからの質問に答えたりした。

オンラインのため、目の前に観客はいないものの、久々の舞台上とのことで、北村は「緊張している」と言い、浜辺も「不思議な緊張感がある」とコメント。赤楚も「バリバリ（緊張）しています」と明かすと、浴衣の帯がキツイからなのか、緊張からなのか「呼吸が浅い」と言って、浜辺から「大丈夫かな？」と心配された。

浜辺が4人の血液型が同じで「みんな自由。性格は同じ感じ」と言うと、三木監督も「マイペース」と指摘。福本も「それぞれがそれぞれのことをしていて居心地がよかった」と撮影時を振り返った。

また司会者から3年前の同じ日に、浜辺と北村が共演した映画「君の膵臓を食べたい」の完成披露が行われていたことが知らされると、北村はその日にしてしまった失敗を告白。「雨が降ってないのに、『お足元の悪い中』って言った」と明かし、照れ笑いを見せた。

3年前との違いについては、浜辺は北村を「びっくりするくらい変わらない」と言いつつ、以前から大人っぽかったが、「最近は達観されている」とその度合いが上がったとも。取材で北村が人生観を語り出したことも明かした。

続いて、リモートでつながった45名の学生たちとリアルタイムで交流。

「将来の夢を決めたときの話を聞きたい」というお願いに、浜辺は中学2年生のときに初ヒロインを務めた作品で「撮影を楽しいと思うよりも、反省しかなくて。悔しい思いをたくさんしたからこそ、この仕事をちゃんと自分に誇れるような仕事にしたいなと思った」と回答。そのときに「この仕事なら本気になれると思った」と振り返った。

「高校受験を控えているので応援してほしい」とのお願いには、北村が真剣に回答。「今、頑張って苦労した分だけ、その先に、あのとき頑張った自分に助けられる瞬間が絶対ある」とアドバイス。自身の経験も交えて「悔いのないように突き進んでほしい」とエールを送ると、三木監督から「悟りを開いてる」とツッコミを入れられる一幕も。北村は苦笑いしながら「（周りから）おじいちゃんと呼ばれています」と明かした。

そんな中、「キスシーンのとき、どんなことを考えていますか？」という質問が。北村は「まずしっかり歯磨きをすること。ぬかりのない自分で向かう。そして適度に緊張する」と真面目に答えると、ファーストキスのエピソードまで披露。小学5年生のときにドラマでしたのが初めてで、そのとき、母親の前でキスをしたという。「それが11歳のときにあるので、無の境地」と言い、「芝居で自分の気持ちを覆いかぶせるところまできています」と語った。

一方、そんな北村と今回、自身初のキスシーンに挑んだ浜辺は「どんなだろう？テストってチューするのかな？」と考えていたという。だが、そんな浜辺をよそに、北村が慣れた様子で「本番だけやります」と答えていたと暴露し、北村を「そんなんじゃないでしょう！嘘！」と焦せらせていた。

イベントの最後に、浜辺と北村が今作への思いを語った。「この映画を観ると、こんなに青春ってキラキラしていて、眩しくて、輝いているんだってことに気づける作品だと思います」（浜辺）「こんなときだからこそ公開すべきだったんじゃないかと。この作品が皆さんのもとに届いて、少しでもたくさんの笑顔が日本に溢れることを願っています」（北村）とメッセージを送り、締めくくった。

最新情報は、映画「思い、思われ、ふり、ふられ」公式サイトまで。

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