後藤威尊が選ぶ『キングダム』の好きなバトル ベスト3、第2位は信（しん）VS輪虎（りんこ）です。すみません、これも何のこっちゃ分かりませんよね読者の皆さん（笑）。

信は主人公です。この戦いのときはまさに成長中、いろんな戦に行ってグングン伸びているスーパールーキーみたいな感じだと思ってもらったら大丈夫です。

輪虎は敵側の将軍なんですけど、廉頗（れんぱ）大将軍の右腕。「廉頗の刃」って自分でも言っているぐらいめちゃくちゃ強くて、そいつが特攻隊長みたいな感じなんです。昔、信の師匠であり最強クラスのレジェンド王騎に一太刀浴びせたことがあるくらい、めちゃくちゃ強い将軍です。

信と輪虎の戦いがなぜ2位なのかというと、輪虎がめっちゃ好きなんですよ。敵で最初に出てきた時は秦の武将を何人も暗殺していくから「何コイツ？」みたいに思うんですけど、輪虎は元々戦争孤児で、その時に自分を拾ってくれた廉頗のことをすごく慕っている。「この人が死ぬぐらいだったら自分が死ぬ」、「この人のためだったら全部捨てられる」っていうくらい忠誠を誓っている、すごく人間味のある、めちゃくちゃいいキャラクターなんです。でも信もいろいろ戦ってきて、背負ってきたものとか、仲間の思いとか、負けられないところもある。その信と、廉頗の右腕の輪虎、このバトルはすごく熱いです。今なんかめっちゃ鳥肌立ってきました。

決着がついたシーンも本当にもうすごい泣いちゃいました。輪虎はやっぱり信に対して「お前を倒して早く廉頗将軍のもとに戻る」みたいなことを言ってるんで、本当に嫌いになれないっていうか…見どころです！