6月18日(金)より、全国公開される映画「リカ ~自称28歳の純愛モンスター~」に出演する市原隼人からコメントが到着。

2019年10月期に、フジテレビ系「オトナの土ドラ」枠で放送され、「怖すぎて笑える!」「この女、怖すぎてヤバい!」とTwitterでのトレンド入りが続出し、大きな話題となった連続ドラマ『リカ』。そして、エピソード0にあたる『リカ~リバース~』に続き、待望の映画化となった「リカ ~自称28歳の純愛モンスター~」。

原作は、第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、累計65万部を突破した五十嵐貴久の超人気サイコスリラー小説「リカ」シリーズの「リターン」。

市原が演じるのは、リカの新たな運命の相手であり、刑事という宿敵でもある奥山次郎。

同僚の刑事コンビ、内田理央&佐々木希とともに、マッチングアプリでリカをおびき寄せる。

<市原隼人 コメント>

――市原さん演じる奥山次郎はどんな役どころですか?

常に迷いの中で生きている男。常に逡巡している男が奥山です。リカに執着し、迷い続けることが役へのアプローチでした。

当初オファーをいただいたときに、刑事役ということで、リカを追いかけるなど肉体的な演技や、アクションシーンなどもイメージしていたんです。そうしたら完全に精神的な心理戦だったので、「そっちか!」と 。

リカが飛んだり、壁をよじ登ったり、突然スパイダーマンを見せられているようで笑ってしまいました。自分には勝てないな、と思いました(笑)。

――リカというキャラクターをどう思いますか?

本来は、相手の幸せと自分の幸せ、両方を考えるべきだが、リカは「自分の幸せ=相手の幸せ」と考えてしまう。

でも、リカを責め続けることはできなかった。誰もが選択を間違えたらリカになってしまうのではないかと思う。もしかしたら、誰もがリカのような猟奇的な感情を生み出してしまう可能性を秘め、それを隠しながら生きているのかもしれません。だからこそ、多くの人から受け入れられているのではないでしょうか。

――みなさんにメッセージをお願いします。

サスペンスなのか?ホラーなのか?純愛物語なのか?理解を超えたリカの存在に笑えてしまうほどに感情を弄ばれる感覚。みなさまはリカをどう捉えるでしょうか。

だからこそ、観たあとに話さずにいられない、リカという人間を許せるか、許せないか、この作品の在り方を考え、議論したくなってしまう作品です。

この作品は、悲鳴をあげて観るのか、声高らかに笑いながらコメディとして観るのか、観る方の受け取り方次第で感想が違うと思います。観終わったあとにいろいろな方々とリカの存在や言動について話し合っていただくと、楽しんでいただけると思います。