東京ドームでの総合格闘技イベントは17年7ヵ月ぶり
日本最高峰の格闘技の祭典「RIZIN.28」を、6月13日(日)20時~フジテレビ系全国ネットにて生中継(一部)で放送することが決定した。舞台は、格闘家であれば誰もが憧れるであろう「東京ドーム」だ。総合格闘技イベントが東京ドームで行われるのは、17年7カ月ぶり(※)!ということで、榊?原信行(RIZIN CEO)は「本気を出して出し惜しみのないカード編成にする」と宣言していた。
※2003年11月9日開催「PRIDE GP 2003」以来、17年7カ月ぶり
朝倉海らバンタム級の精鋭たちが挑む!バンタム級トーナメント
今回の「RIZIN.28」と「RIZIN.29」(6月27日開催・大阪)にて行われる「バンタム級トーナメント」に、人気ファイター朝倉兄弟の弟・朝倉海選手らが挑む。海は、バンタム級王者として昨年大みそかの「RIZIN.26」で堀口恭司相手に2連勝を狙ったが、1RにてグラウンドパンチによるTKO負けを喫してしまう。今回、海を筆頭に集まったのは、ベテランから新世代ファイターまで16人の精鋭たち。トーナメント戦で優勝すれば、堀口の王座に挑戦できる可能性が高まるということで、波乱の闘いが予想される。優勝候補に最も近いと言われている海は、今回のトーナメントを制し、堀口戦だけではなく“次のステージ=海外”を目指したい、と語っている。
“路上の伝説”朝倉未来vs“柔術の異端児”クレベル・コイケ
“路上の伝説”としても知られる兄の朝倉未来は、今回クレベル・コイケと対戦する。クレベル・コイケは、14歳でブラジルから来日し柔術で技を磨き、2008年に総合格闘技デビュー。「RIZIN」初参戦となった昨年大みそかの「RIZIN.26」では、カイル・アグォン(グアム)に1Rで一本勝ちを果たした。今年3月の「RIZIN.27」では、同じく寝技を得意とする摩嶋一整相手に、三角絞めでタップを奪い勝利した。未来とクレベルのフェザー級の闘いは、以前からファンたちから「見たい!」と待望する声が上がっており、今回実現し大注目のカードとなった。
未来はクレベルについて「世界でも闘ってきた選手で、戦績を見ても驚異のフィニッシュ率を持っている。危険な相手という印象」(5月4日の記者会見にて)と語るなど、決して甘く見ているわけではない。日本最高レベルのフェザー級の闘いの行方を見逃すわけにはいかない。
<朝倉未来 コメント>
このような時期で、会場に来られない方が多いのですが、地上波で放送が決定したということで、僕が必ず日本を盛り上げたいと思っています。当日は、見ている人がワクワクするような試合が生中継されますので、皆さん、是非応援よろしくお願いいたします。
<朝倉海 コメント>
今、こういう時期だからこそ、テレビで僕らの闘いを見て楽しんでいただきたいと思います。僕自身、昨年の大みそかで悔しい思いをしましたし、応援してくださった方の期待を裏切ってしまった部分もあったと思います。そこをしっかり取り返すつもりで、今回は確実に勝って盛り上げるので、当日は是非楽しみにしていてください!