毎回さまざまなジャンルで活躍するゲストが集い、多彩な話題や事象を取り上げていくフジテレビのトーク番組『ボクらの時代』。
6月20日(日)は、「相思相愛のボクら 豪華未公開SP」の前編を放送した。
佐藤健×Taka(ONE OK ROCK)×大友啓史監督(2021年5月30日放送)
公開中の映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」で主演、主題歌、監督を務める3人が集合。高校生のころに出会い、今では「唯一無二の親友」という佐藤とTakaに大友監督が迫った。
演出家を誘惑する「佐藤健スタイル」
大友:影響されたものって何?人でも物でも何か音楽でも、一番影響されたものって…。
佐藤:たくさんありますけど、一番は難しいけど…イチロー選手とか。ヒットを打って何も表情変わんない感じとか。すごいとこで打っても無表情、みたいな。そういうのが「うわ、しびれるな」とか。
Taka:しびれる。うん。
大友:余分な情報を与えたくないのかな。
佐藤:「喜ぶことって自分の底を見せることだよね」と。「相手のピッチャーのことを考えたときに、すごいとこでヒットを打ったのに何とも表情に出さないのが一番怖い。一番やられてイヤなことだよね」と。「だって底が見えないから」っていうようなことを(イチロー選手が)おっしゃってましたけど、すごいわかる。
大友:それはでも、健スタイルに近いじゃない。
Taka:そうかも。
佐藤:だから、そういう意味で言うと、影響されているのかもしれないなっていう。
大友:(佐藤は)喜怒哀楽を出さないからさ。上手くいこうが、アクションですごいシーンをやって「カット!もう1回!」って言っても(表情を変えずに)「ん、なるほど」って言ってやるから。
Taka:確かに冷静ですね。
大友:そう。負けず嫌いだからね。
大友監督は「負けず嫌いは、ある程度底が見えたりする」が、佐藤には、それが見えないと言い…。
大友:どこまで負けず嫌いなのかっていうのが、そのイチロースタイルによって隠されている(笑)。
佐藤:(笑)。
Taka:相当負けず嫌いだと思いますよ。
大友:そう。だから、底の見えなさっていうのは、演出家を誘惑するんですよ。無茶ぶりにね。
Taka:もっといけるだろうと。
佐藤は、「怖っ!」と、苦笑いしていた。
日本とアメリカの楽曲制作の違いを経験してたどり着いた境地
一方、Takaは、アメリカでの楽曲制作から得たものを語った。
Taka:アメリカに出たときに、とにかく全部をインプットしたかったんですよ。だから歌詞の作り方、歌い方も違うし、メロディラインも違うから、全部吸収したくて、それをひたすらやり続けて3枚ぐらいアルバム出したのかな。でも、それを吸収し終わったあとにひとつ思うことは、「あ、もっと自分を出さなきゃダメだな」っていう。
大友:逆にそうなっていくんだな、グルっと回ると。
Taka:そうですね。自分たちの文化で、自分たちの中でっていう閉鎖的なところで、たぶんエンターテインメントって進行してたと思うんですよ、そのコントラクト(契約)も含めて。ただ、実際に海外を意識して出て行ったときに感じることっていうのを、自分たちが吸収し終わったら、ばりばりジャパニーズ出せばいいじゃんっていう。
佐藤:いや、すごいそれ感じる。ワンオクがどんどんいろんなことを吸収して、海外で聴いても違和感ないくらいの曲が増えて、素晴らしいなと思ってたけど。本当、今回ぐらいから、また当時のONE OK ROCKらしさみたいなのが出てきて、非常にいいです。
佐藤は、Takaの変化を敏感に感じ取ってるようだった。
鈴木敏夫×あいみょん×吉岡秀隆(2021年4月25日放送)
スタジオジブリのプロデューサー・鈴木のラジオ番組へのゲスト出演をきっかけに実現した鼎談。共に「ジブリが好き」というあいみょんと吉岡は初対面だが、鈴木も吉岡もあいみょんの楽曲をよく聞いているそうで…。
あいみょん楽曲は自身の経験から出てきたもの「元カレは出汁」
鈴木:すごい詞だもんね。
吉岡:うん、すごい。
あいみょん:自分でもよく書いたなって思う詞、たまにありますね。
鈴木:(笑)。
あいみょん:「どうしたんやろう?」とか、思うときありますけど(笑)。日常生活で曲を書いているので。恋愛もその一部なので。「あのときどうこうされたな」とか、全部思い出します。だから、現在進行形の恋愛よりも、過去のことの方が「良い出汁」になるんですよ。元カレを「出汁」って呼んでます。
鈴木:出汁(笑)?
吉岡:(笑)。
あいみょん:それがないと書けなかった曲もあるので、助けてもらったなって思いますね。
これを受け、鈴木は「宮崎駿なんかもね、作ってきた映画は、ほとんど実話」「絵も自分が見たものを元にして描いてる」と明かした。
鈴木:空想で描いたものは何ひとつないんです。一緒に行動してるから、だいたいわかるんです。(宮崎から)「これ、わかる?」って言われるしね。「これ、あそこじゃないですか!」って。
あいみょん:へぇ!すごい。
改めて写真を見ることはせず、覚えていて描くそうで「人も、勝手に作り上げた人間はいないの。全部モデルがいるの」と鈴木。
そこで、吉岡が「『千と千尋(の神隠し)』の千尋ちゃん、僕、会ったよ」と明かす。
あいみょん:え!?
鈴木:わはははは。
吉岡:「三丁目の夕日」(映画「ALWAYS 三丁目の夕日」)やってたときに。映画のプロデューサーの娘がモデルだっていって。
あいみょん:そうなんですか!
鈴木:そうなの。
吉岡:「うわぁ」って思って。うれしかった、会えて。
スタジオジブリ最新作のポスターにあいみょんの歌詞が…
あいみょんは「何だかんだ、世の中に出てる作品ってモデルいますよね」と納得した様子。そして、スタジオジブリの最新作「アーヤと魔女」のポスターに自身の歌詞が使われていることに言及した。
吉岡:「私のどこが、ダメですか?」って。あれ、あいみょんの?
あいみょん:びっくりしたんですよ。初めてお会いしたときに「これ、新しくできたポスターだから」って。
鈴木:(笑)。
あいみょん:「ん?何か見たことある歌詞が…あれ?聞かんとこ」って思って(笑)。映画を観終わったあとに「あれって、もしかして?」って聞いたら「そうだよ」って。
鈴木:そうそうそう。
吉岡:無断じゃないですか!
吉岡の鋭いツッコミに、大笑い(苦笑い)の鈴木。あいみょんは「私には、すごく光栄なこと」と語った。
菅田将暉×Fukase(SEKAI NO OWARI)×中村獅童(2021年6月6日放送)
公開中の映画「キャラクター」に出演している3人が集まった鼎談。俳優、ミュージシャン、歌舞伎俳優と本業がありながらも多方面に活躍の場を広げている3人が大切にしていること、これからの表現について語った。
中村獅童「やっぱり人のハートという部分は信じたい」
獅童:目まぐるしく環境が変わっていったりしていると思うけど「ここだけは忘れちゃいけない」、そういうのってある?
菅田:何だろうな。何か琴線に触れる瞬間ってあるじゃないですか。生きてたり、お芝居してたり、音楽聴いたり。なんか泣きそうになったりとか、痛いなとか、グワーって熱くなるとか。結局それが一番…たぶん、その(心が)動くか、動かないか、かな。
獅童:今、家にいる時間も長くて、世の中がどんどんデジタル化していって。でも、やっぱり役者って、いくら世の中がデジタル化しても、心はアナログでないといけないっていう。古い考えって言われちゃうかもしれないけど、傷ついたり人に感動したりって、生身の人間に触れるとか、ライブ、生のものだったりとか、映画館で映画を観るとか…。そこでどうやって人の痛みとか、傷つくとか…人の気持ちであったり、そういうものは持ち続けないと。
Fukase:それこそ、ラブレターなんてもう書かない。
獅童:そうじゃん。だけど、そういう歌って、僕ら若いときいっぱいあってさ。
Fukase:ありましたよね。
獅童:それを聴いて感動したり、自分もキュンとしたり、甘酸っぱい気持ちになったりするけど、そういうのがね、もう古典になるんだろうね。
Fukase:もう、ラブレターなんて古典だと思いますよ。(菅田に)もらったことありますか?
菅田:もらったことは、ないかな。
Fukase:ない?
菅田:書いたこともないかな。
Fukase:僕、ファンレターは、BUMP OF CHICKENに書いたことあります。
菅田:え!?
Fukase:「このライブの当日が、僕は誕生日なんです」って送ったんです(笑)。
菅田&獅童:あはははは。
Fukase:「僕はきっとミュージシャンになるんで、いつか会いに行きます」って書いて送ったんで。
3人は「そのパワーってすごい」「そういうのって一生覚えてる」といって盛り上がる。獅童は「俺も、子どものころはザ・グレート・カブキってプロレスラーの人に毎年、年賀状書いていたけどね」と明かし、笑わせた。
獅童は「これからどんな世の中になっていくのか、コロナだってどういうふうになっていくかわからないけど、やっぱり人のハートという部分は信じたい」と締めくくった。
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