女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『NONSTOP!』の金曜恒例コーナー「NONSTOP!サミット」。

7月2日(金)の放送では、「親の価値観に縛られる葛藤」「2021年夏 戸惑うコミュニケーション」というテーマについて、MCの設楽統と三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋、カンニング竹山、大神いずみ、婦人公論元編集長の三木哲男が話し合った。

「親の価値観に縛られる葛藤」では、4月に同じテーマを放送した際に番組に寄せられた14歳の女性のメッセージが紹介された。彼女は、プログラミングを勉強できる高校に進学したいと思っているが、親からは進学校に行っていい大学に入るよう言われているという。

千秋と大神が「成長すれば、親が自分のことを思って言ってくれていたこともわかる」と親の思いにも理解を示すと、三上アナも同意。しかし三上アナは、「自分が親の教育に感謝している分、子供にも同じ価値観を押し付けてしまう不安はある」とも語った。

「母の方針で小学校から私立で、地元に友達ができず辛かった。自分の子は公立に入れたいのだが、母に反対されている」という27歳女性のお悩みでは、三木が「母と自分の話になってしまって、子供がどうしたいかが抜けている」と指摘した。

「母から歌が下手と言われて育ったので、今でも人前で歌う勇気が出ない」という30代女性のエピソードでは、視聴者の意見を募る「せきらら投票」で「親に下手と言われて傷ついた経験があるか?」と問いかけた。

竹山は「親には字が汚い、ガサツなどいろいろ言われたが、その通りだと思う部分もある」と経験を語り、投票も「ある=41%」「ない=59%」という結果に。

そんな中、千秋は「先生から習字が下手だと言い捨てられて、習字が大嫌いになった」と告白し、番組公式SNSにも「(親から)運動神経が悪いと言われて、体育が嫌いだった」などの体験談が届いた。

「親に認められた記憶がない」と番組にメッセージを送ってくれた22歳のうにさんにも取材。彼女は、器械体操の大会で金メダルを取っても親から褒めてもらえず、自己肯定感が低いままだという。

大神は「夫は息子に『100%野球は無理だ』というような言い方をするが、夫も父親から同じように言われたのが悔しくて頑張った過去があるから、仕方ないとも思っている。その分、私が影でフォローしてバランスを取っている」と、自らが気をつけているポイントを語った。

「中学生の頃に母の日にプレゼントを渡したが、母から嫌味を言われて傷ついた。でもそれを大人になってから母に話したら、忘れていた」という67歳女性のエピソードも。

「親の支配 脱出マニュアル」の著者の藤木美奈子氏は、「親は“親の役”を演じているだけだと思って距離を置く。セリフを聞いたら『そうなんだね』と思って終わり」と、親から傷つけられたときの対処法を伝授。

朝から次男を叱ってきたという大神は、「もしも、今日叱ったセリフで子供が深く傷ついていたら怖い」と反省の表情に。SNSにも「親から褒められたことがない」「親の言葉は呪い」などの声が届いた。

「コロナが落ち着いたら会おう!」は社交辞令?本気で言ってる?

「2021年夏 戸惑うコミュニケーション」という話題では、「『コロナが落ち着いたら会おう』という言葉をよく使うが、苦手なママ友から逃げられて便利」(40代女性)というエピソードが登場。そこで、「『コロナが落ち着いたら会おう』というセリフは本気か社交辞令か?」と、「せきらら投票」で調査した。

「コロナでも本当に会いたい人には会っている」という竹山は「100%社交辞令」と断言したが、千秋は「本当にそれしか言いようがない相手もいる」と反論。投票の結果も「本気=42%」「社交辞令=58%」となった。

「コミュニケーションが苦手なので、テレワークが快適。以前のような対人関係に対応できるか不安」(30代男性)というエピソードでは、SNSに「テレワークは雑用が回ってこなくてラク!」「無駄な交際費を使わずに済むようになった」などの賛同の声が続々到着。

千秋も「取材や打ち合わせもオンラインになり、ラクになった!」と同意したが、大神は「町内会の集まりがなくなり、近所との関係が希薄に。“有事”のときに協力しあえるか…」と不安を口にした。