直木賞作家・西加奈子の傑作小説を映画化した「さくら」の完成記念トークイベントが開催され、劇中で兄妹を演じた北村匠海と小松菜奈、矢崎仁司監督が出席、さらに“サクラ”役で本作に出演している犬のちえも来場した。
映画に登場する長谷川家の長男・一(ハジメ)を吉沢亮が、次男・薫を北村が、妹・美貴を小松が演じているが、当初、兄妹役のキャストを聞いた北村は、「兄弟妹みんな、目が死んでるなと思った(笑)」と大胆な発言。
続けて「三白眼の代表格の3人ですよね。(過去に)僕は『目が死んでる』という理由で、20テイクやったことがありますから」と自虐話で笑いをとった。
また、両親を演じた永瀬正敏、寺島しのぶを含め「本当に豪華なメンバーで家族という、一番近いつながりを持てるというワクワクがあり、どんな芝居が巻き起こるのかという喜びと期待がありました」と撮影を振り返った。
一方、小松も「三白眼がそろったな…と」と笑いつつ「メンバーを聞いて、純粋に嬉しく『おぉっ!』と思いました。 未知の家族だけど、素敵な家族になりそうだな、どんなパワーがある家族になるのかな?と思いました」と回顧。特に、母を演じた寺島との共演について「『いつ何が来るんだろう?』というお芝居の生々しさがあって、現場で勉強になることがたくさんあり、1日1日が大事な時間でした」と語り、充実した表情を見せた。
そして矢崎監督は「この豪華なキャストの家族が近所にいたら、みんなうらやましいのと嫉妬で嫌うんじゃないかと思って(苦笑)。何とか嫌われない家族にしたい、愛されたいなと思いました。根底に笑いがあれば、好きになるんじゃな いかと、笑いを散りばめることに意識しました」と愛される家族像を作り上げるための工夫を明かした。
さらに、現場でのコミュニケーションについて北村は「兄弟妹3人みんな、意外とくだらないことが大好きなんです。特に小松さんがダジャレを言ったりして…」と小松の意外な一面を暴露。すると小松は「家族の食卓のシーンで、アドリブでお父さんにご飯を取ってもらったときに『ありが豆腐』と言ったら、(本編で)使われていて…」と告白した。
映画の中で、長谷川家に「正月に餃子を食べる」というルールがあることにちなみ、北村、小松も家族のルールを発表することに。「自由」と回答した北村は「考えたんですけど、しきたりやルールは何もなかった。とっても自由に育ててもらいました。本当に『好きに生きなよ』という親で、いま自分がやっていることも応援してくれるし、もしそうじゃない道を選んでも『好きにすれば』と言ってくれると思います」と家族に感謝しつつ、「でも、(長谷川家のような)ルールがほしかったなとも思います(笑)」 と本音をのぞかせた。
また、小松のフリップには「魚をキレイに食べるテスト」という言葉が。「時々、サンマとかがまるまる1匹、骨付きで出されて、誰が一番きれいに食べられるか、というのをやるんです。『きれいに魚を食べられるとカッコいいぞ。 モテるぞ』とよく言われてました」と“小松家独自のルール”を明かした。
アイドル犬と久しぶりの再会も「僕ら2人は、序列が1番下」
そして、この日は作品のもうひとりの“主役”と言える、長谷川家の愛犬・サクラを演じた“ちえ” も登場。久々の再会に北村も小松も笑顔を見せ、北村は「現場でサクラが起こす奇跡に何度救われたか。僕らがやることや感情を全て理解してるんじゃないかなって思いました」と共演“犬”を絶賛。
小松は「現場のアイドルでした!そこにいて、みんながちえちゃんの話をして会話が生まれたり笑顔が生まれたり、癒しでした」と顔をほころばせた。
ちなみに、現場でのちえとの関係性について北村は「僕ら2人は(序列が)一番下で“(エサの)イモをくれる人”でした(苦笑)。一番上は永瀬さんと吉沢くんで、ベタベタでした。やっぱりわかるんでしょうね、家族で誰が一番かが…」 と苦笑交じりに話すと、小松も「ちえちゃんには大御所感がありましたね」と同意し、笑いを誘っていた。
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