9月25日(金)23時より放送のフジテレビ『全力!脱力タイムズ』は、30歳を記念して刊行したアニバーサリーブック「やぎら本」も話題の柳楽優弥と、お笑い芸人の田村亮(ロンドンブーツ1号2号)がゲスト。

オープニングでは、柳楽と亮が、それぞれデビューした頃の思い出話とともに、当時の写真を公開。しかし、番組側の過度な配慮で、ロンドンブーツ1号2号の写真に露骨な加工が施されており、亮は思わず苦笑い。

特集のテーマは、「日本国民は怒っている!」。最新の国民の生活に関する世論調査では、政治への不信や生活への不安など、国民の4人に1人が今の日本に不満を抱えているという。

そこで番組では、日本の諸問題に対する国民の怒りを、ゲストの柳楽、亮、全力解説員の吉川美代子、出口保行、メーンキャスターのアリタ哲平、キャスターの小澤陽子アナウンサーが代弁。街頭インタビューで人々に“今怒っていること”を聞き、それらについて、ルーレットで当たった者がさらに厳しく追及していくことに。

「バシッと言ってやりますよ!」とやる気満々の出口、「子どもの作文程度のことしか言えませんが、頑張ります」と謙虚な吉川、そして意外すぎる言動で意気込みをあらわにする柳楽。温度差はあるものの、それぞれが前向きな姿勢を見せる中、亮だけが一人、不安げな表情を浮かべ…。

街頭インタビューのVTRが流れ始めると、新型コロナウイルス感染防止と経済活動の両立の難しさが浮き彫りになった現状や、外交問題にまで発展している動画投稿アプリの利用規制といった問題に憤る人々の意見が紹介され、ルーレットで当たった出演者が怒りを代弁。他の出演者が「スッキリした」「スッキリしない」の札を挙げ、ジャッジしていく。

だがやがて、亮にとっては耳の痛い“怒りの声”が登場し…。さらに、アリタのはからいで、うまく怒れないときは代役に交代してもらえるというルールが導入されるが、その特別ルールが、ますます亮を追い込んでいく。エンディングではなぜか、柳楽の「やぎら本」の宣伝のため、アリタと亮が一肌脱がされる羽目に…。

<柳楽優弥 コメント>

――番組初出演となりますが、収録はいかがでしたか?

前日からかなり緊張していたんですが、いざ収録が始まったら、すごく楽しくて、あっという間でしたね。笑っていいのか、笑っちゃいけないのか、よくわからないまま、気づいたら収録が終わっていて、なんだか不思議な感覚でした。

――そもそも柳楽さんがバラエティ番組に出演するのは珍しいですよね。

そうですね。僕自身はバラエティにもっとたくさん出たいと思ってるんですけど、あんまり向いてないみたいで(笑)。実は僕、お笑いが大好きなんです。小さい頃からけっこう目立ちたがりのところがあって、そういう仕事に就きたいと思っていた時期もあるんですよ。

――お笑い芸人になりたかったんですか

はい。だけど生まれつき、こういうボソボソしたしゃべり方なので、諦めました(笑)。

――では、今回のオファーを受け、喜びもひとしおだったのでは?

喜びよりも先に緊張が来ました(笑)。『全力!脱力タイムズ』って、空気感が独特というか、すごく絶妙なラインの上で成り立っている番組じゃないですか。そんな中で、自分が役割を果たせるのかと考えると、これはかなりマズいぞと。ただ今回、「やぎら本」のスタッフの方が「この番組は柳楽さんに合っているんじゃないか」と言って推薦してくれたらしいんですよ。ここはひとつ、その期待に応えてみようかなと思って。

――実際に収録に臨み、気づいたことや発見したことはありましたか?

やっぱり自分はまだまだだなと…本当に、もっとうまくなりたいんですよ、バラエティーでの立ち回りが!自分のキャラを作りたいんです。「柳楽には、こう振ればいいんだな」とか、MCの人に思ってもらいたい(笑)。俳優にキャラは必要ないのかもしれませんけど、僕としては、いずれそういう自分も見つけられたらと思っています。

――今回の出演は、新たな自分を見つけるための第1歩だったわけですね。

はい、コント風のやりとりも体験できましたし、ニュータイプの柳楽をお見せできたのではないかと(笑)。長年の夢に、少し近づけた気がします!」

――最後に、今回の『全力!脱力タイムズ』の見どころを教えてください。

最初から最後まで、亮さんの反応が全部面白かったので、ぜひ見ていただきたいです。それと、僕に関しては、今回、番組演出の方から「感情に波がある人を演じてください」というリクエストをいただいたので、急にすごい大声を出してみたりして、頑張ってみました。

自分なりに喜怒哀楽の表現を工夫して演じさせていただいたので、そのあたりに注目していただけるとうれしいです。ニュータイプの僕を楽しんでいただけたらいいなと思います(笑)!