恋は減点法?恋の予感はどう育てる?リリー・フランキーと斎藤工が恋愛トーク!
2月8日(木)25時25分~『ペンション・恋は桃色 season2』※関東ローカル/2月9日(金)0時~FODで配信「ただいま!ペンション・恋は桃色座談会」
恋の予感が去っていくときのほうが記憶に残りやすい(リリー・フランキー)
――伊藤沙莉さんとは4年ぶりの共演です。4年前と比べて変化は感じましたか?
リリー:変わらずかわいらしいですよね。なんだろう、生き物としてかわいらしい。
斎藤:うんうん。
リリー:やや手の短いところとか、もうなんかね、(身悶えしながら)んーーー!ってなる(笑)。あの子の持ってるドラマ性はすごいですよ。
斎藤:ドラマ性ありますよね。
リリー:いろいろな人が沙莉さんとお仕事したいと思うのがわかる。あの子がいると“ドラマ”にしてくれるんですよ。
斎藤:昨夜、シーズン2を全部見たんですけれど、リリーさんと沙莉さんの“作品にしてくれる力”みたいなものがすごかった。そこに参加している人間ではありますが、沙莉さんがこの作品にいるというのは、そのキャスティングが成立した時点で “勝っている”と思いました。
こういうちょっとオフビートな、シットコム的な作品って如実に成功・失敗が分かれる難しい作品でもあると思うんですが、リリーさんと沙莉さんがいてくれるからこそ、制作側にも次世代を担う才能が集まってるっていうのもあると思います。その作品の持つ“紙一重”なところを、ある種ロジカルに“勝ち試合”にしていく、この作品に関わるみなさんのクリエイターとしての“技”を見ている感じがしますね。
リリー:あと、回を重ねるごとに細野さんがいることの説得力ってすごいなと思うんですよ。迂闊に作品の悪口を言えない空気があるんですよ(笑)。やっぱりね、クリエイターのみんながリスペクトする存在なので。
斎藤:写真だけの出演でも説得力ありますもんね。
リリー:「ちょっとふざけてるほうがいいじゃない」っていう、あの世代のミュージシャンの感じ。「くそ真面目にやっててもだめだよ」みたいな。
――物語には、今回も恋の予感が訪れます。お2人が「この人を好きになりそうだな」といった、恋の予感を抱く瞬間はどんなときでしょうか?
リリー:逆に恋の予感が去っていくときのほうが記憶に残りやすいというか。
斎藤:それ、わかります…。
リリー:外見とかすごい好きなのに、そこから入っていくと知らないうちに減点法になっていくんでしょうね。
斎藤:100点から始まっちゃうから。
リリー:71点ぐらいから始まっている人のほうが、そこから上がる可能性があるんです。
――そこから、上がっていくために必要な要素は?
斎藤:自分は“オーガニック感”を感じると、如実に上がります(笑)。テクノロジーに囲まれた中でも、自然派な部分を物理的に感じられたらいいですね。でも、リリーさんがおっしゃったように、去っていく経験というのもたくさんしてきています。例えば演歌とか、そういうときにこそ沁みるエンターテインメントっていうのは、人間の本質な気もするので、そういう意味ではこの作品も、満たされた人にというよりは、どこか「喪失の絆創膏」みたいなものになってくれたらうれしいです。
リリー:女性が美しくなるためにすごく頑張る世の中だし、それにかけるお金はいとわない感じになっているけれど、これも諸刃の剣という気がします。外見を固めれば、必ず減点法が始まってくるということがあるので、ある程度“抜け感”を持っていたほうがプラスになっていくんじゃないかなと。
「タイプだな」と思う人がいるときにはものすごく警戒心を持つというか、その人が発した言葉のちょっとした部分に、「ああ、こういうこと言っちゃうか…」となってしまう。でも、そうでもない人が良いことを言うと、「おお~!」となる。
斎藤:わかるなぁ。
リリー:だから、出会い方というのは、ある程度“ブリンブリン”じゃないほうがいい。この前、工くんと入った喫茶店に美男美女のカップルがいたんです。工くんが言うようなオーガニック感はないんですけれど、女性の方が、めちゃタイプの人で(笑)。少し危ういというか。お茶を飲むふりをしながらずっと見ていました。そういう“危うさ”がある人はマイナスにはなっていかないんですよ。
「私は本当に清潔感あるでしょ?面白い女じゃないかもしれないけれど、ちゃんと合わせていきまーす」みたいなところから始まると、減点法は雪崩(なだれ)のようにおきますね。
斎藤:本当にそうですよね。
撮影:河井彩美
<リリー・フランキー&斎藤工 コメント動画>
関連記事
<試写室>『バントマン』藤堂さん(平原テツ)は“良いところ”がない!のが良いところ!!!これぞ本作の愛すべきアイデンティティ
2024年11月23日 |
07:00
【毎週更新】松本若菜主演!木10ドラマ『わたしの宝物』あらすじ完全版まとめ
2024年11月21日 |
23:19
「栞の父親は誰?」宏樹(田中圭)の問いに答えられない美羽(松本若菜)が隠し持つ“覚悟”<『わたしの宝物』第6話完全版>
2024年11月21日 |
23:00
「まじくそ!」「お前のせい」美羽(松本若菜)らをかき乱す真琴(恒松祐里)にSNS絶叫『わたしの宝物』
2024年11月21日 |
22:56
家を追い出された美羽(松本若菜)一方、宏樹(田中圭)は仕事を通し冬月(深澤辰哉)の人柄を知っていく『わたしの宝物』第7話予告
2024年11月21日 |
22:54
【毎週更新】反町隆史&杉野遥亮W主演!火9ドラマ『オクラ~迷宮入り事件捜査~』あらすじ完全版まとめ
2024年11月21日 |
19:00
#FODの最新記事
モキュメンタリー形式の韓国BLドラマ『CITYBOY_LOG』Vol.1~3をFODプレミアムで独占配信!
2024年11月22日 |
14:00
左右馬と鹿乃子が行方不明に!?お嬢様探偵・千代(片山友希)の大冒険が始まる『迷探偵・藤島千代の大冒険』FODプレミアムで独占配信!
2024年11月21日 |
18:00
ふるかわしおり『ほろ苦と溺あま』、柏屋コッコ『守ってあげたい。-西八王子青春ラプソディー-』ほかFODプレミアムで新作8作品連載
2024年11月21日 |
14:00
『サッカー ダイヤモンドカップオブレジェンド』フジテレビNEXT ライブ・プレミアム、FODで生中継&生配信!
2024年11月20日 |
12:00