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SKY-HI&☆TakuがBE:FIRSTに賭ける思いを明かした。

12月6日（月）、「glo™️×block.fm 『NEX STAGE』Launch party」が開催され、☆Taku Takahashi、SKY-HI、渡辺志保、三原勇希、AAAMYYY、大沢伸一、ぷにぷに電機が登壇した。

イベント中には「世界に通用するアーティスト育成とは」をテーマにしたトークカンファレンスも開催。SKY-HIと☆Takuによる、トッププロデューサー同士の対談が実現した。

音楽プロデューサーを志したきっかけについて、☆Takuは「日本でもっと、自分にとって楽しい音楽がかかってほしいなと思って。ヒップホップとかR&Bとかダンス・ミュージックとか…」と話し、アーティストとプロデューサーを兼ねるSKY-HIは「10代の頃、ラッセル・シモンズ（米ヒップホップ界の起業家）がかっこいいと思って。そこから起業自体は夢として持っていましたね。アーティストをしながらプロデュースもしようと思ったのは、『見たいもの』がなかったので、作らないといけないという感覚になって。パンが無いなら小麦畑を作ればいいじゃない、みたいな…（笑）」と明かし、☆Takuから「素晴らしい！」と絶賛されていた。

自分の理想としていたビジョンが見えてきたタイミングについて、☆Takuは「次世代のアーティストたちがかっこいい音楽を作って、チャートに入ってきたときに、希望が見えてきたと思って楽しくなってきましたね。『m-flo聞いてました！』って子たちがかっこいい音作ってるとうれしいですね」と吐露。

「自分が『見たいもの』を作れるぞ！と感じたのは？」と聞かれたSKY-HIは「確証がなかっただけで、相談が来る10代〜20代前半のアーティストの話とか日本の人口とかダンススタジオの数とか考えたら、絶対に（スターは）いるし、声が届いたら集まってくれるなと、それを導けるなと思っていました。なので、去年の10月くらいに集まった書類を見たときに『これはまさに、思っていたことが現実になるな！』という確証はありましたね。ただ規模がどのくらい大きくなるかは別の話ですけど、いいグループが作れることに関して不安はなかったですね」と自信を見せた。

プロデューサーとして「予算」に対する意見を問われると、☆Takuは「昔はCDが100万枚売れたりとかして、今とは産業の収益構造が違いますよね。今もたまに『1億再生』とかがありますけど、音楽業界の予算は下がってきているんですよね。なので、そこで知恵を使ったりとか、レーベルも頑張っているんですけど、レーベル以外にサポートしてくれる企業を探したりしていますね」と話す。

SKY-HIは「予算の考え方を変えていかないと、と思いますね。せっかくテレビの特番に出られても同じ衣装だと味気ないじゃないですか。新しい衣装を着てほしいからそこには（予算を）突っ込むし。稼げる方法は増えているから、『レーベルが渋りやがって』とは思う必要もないし、不安や不満は感じたことがないですね」と明かした。

☆Takuが「レーベルは頑張ってくれてる」と改めて強調すると、SKY-HIも「そうなんですよ！」と同調。「ただ、時代が違う。CDバブルの時代が大きすぎて、それ以外の予算の組み立て方をできない状態になっていることに問題がある気がしますね」と指摘。☆Takuも「レーベルは新しいことを探している」と話し、SKY-HIも「（昔と比べたら）通りやすい時代にはなりましたよね」と話した。

さらに、「K-POPから学ぶこと」について話題がうつると、☆Takuは「大学の臨時講師として、15年くらい前から『韓国ヤバくなる』って言ってたんですよ。あと、この前Twitterで、BE:FIRSTを紹介したときに、リプライで『まだK-POPに勝ってないよ』って言われたんですよ。それにちょっとプチイラッときたんですけど、僕が言いたいのは、BE:FIRSTはこれからどんどん良くなると思うと信じているし、BTSって沸いて出てきたものじゃないんですよね。韓国の芸能産業のなかで、彼らの前にBoAや東方神起がいたりとか、そういった努力が積み重なった結果がBTSなんですよ」と話す。

SKY-HIは「皆が皆、切磋琢磨して結果を築きあげたり、現役感が強いプロデューサーが多いのが韓国芸能の強みだと思っています。自分も現役としてプレゼンスを示し続けて、新しいものにもアンテナを張って、ボーイズグループとしてどういうものが必要なのかを考え続けたいですし、それを皆でやらないと、とも思います。単発でどうこうするものじゃないというか」と話すと、☆Takuも「断言できるのは、韓国は素晴らしいです。でも今、日本は世界をすごく意識しはじめているし、めまぐるしく速い進化を遂げるから、『見てろよ！』って思っています」と力強い宣言をみせた。

プロデューサーとしてのネクストステージについて、☆Takuは「予算が少なくなっても、機会を提供できるプロデューサーになりたい」、SKY-HIは「皆でちゃんと絡みあって、つながりを横に広げていきたいです。個人でも法人でも、同じようなことを考えている方とやっていきたいです。ただ『いいグループですね』で終わるのは違うと思っていて。現象そのものを作れたらと。ピースワンラブですね」と熱く語っていた。