菊地亜美 結婚式前日に松本人志から言われた言葉に「忘れられない言葉になった」と涙！

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5月21日（金）、フジテレビでは『人志松本の酒のツマミになる話』が放送された。

“お酒の席が盛り上がれば、何をしゃべってもOK”というルールの下、普段言えないような悩みや失敗談、心に秘めた本音を語り合う。

今回のMCを務めたのは、松本人志とフットボールアワー（岩尾望、後藤輝基）。ゲストには、EXILE TAKAHIRO、菊地亜美、野田クリスタル（マヂカルラブリー）、Mattが集結した。

Mattは、仕事で多くの人と関わるため、久しぶりに会った人の名前が思い出せないときに「どうしたらいいかわからなくて、顔がこわばっちゃう」という。

芸能人あるあるのため「これは、難しいね～」と声をそろえた後藤と松本。

そして、これに反応したのが菊地。「常にテンション高いと思われてるから、『お久しぶりですぅ～！！』とか言われる」といい、「『やっべ、誰だっけ？』と思ったときは、とりあえず、その人のテンションを上回るようにしてるんです」と語る。

菊地：（手を口に当てて目を丸くして）「え！ちょっと！こんなところで会うと思わなかった」って…。

一同：（爆笑）。

松本：おまえ、最低のクズやな。

岩尾：いけんの！？それで（笑）。

菊地：だって、しょうがない！

松本：クズのど真ん中やな。

菊地：それだったら、絶対に「どこで会ったかわかります？」とか言ってこないし。

一同：ああ～。

さらに、「私、今ここで買い物してたんですけど、よく来るんですか？」などと言って“現状”に集中することで乗りきるといい、そんな菊地らしいやり方にみな大笑い。

後藤は「そうか、向こうからの『覚えてます？』を出させないんや」と納得し、Mattも「すごーい！」と感心していた。

そんな菊地だが、20歳くらいのころは、視聴者に覚えてもらうため、頭に小さな三角ハットの飾りをつけてバラエティに出演していた「迷走の時期」があったという。

だが「まったく浸透しなかった」そうで、「みなさんは、キャラづけで迷走したことはありますか？」と問いかけた。

松本：俺もみんなにムキムキって言われて。正直、筋トレ「やらなあかん」ってなってる…。

後藤：今の松本さんのイメージを守るためやらざるをえない？

松本：そうそうそう。「ここ（スケジュール）あけてくれと。ジム行かれへんから」みたいな。

野田：マッチョ維持のためにですか？

松本：そう。それは俺のためじゃなくて、俺のキャラ作りのため。

一同：えー！？

野田：じゃあ、松本さんは正式にマッチョキャラなんですか？

松本：ぬはははは。いや、それは俺が決めることじゃないけど、そうなんじゃないの？

後藤：野田もだいぶやってるけど、松本さんの胸筋とかどうなん？

野田：尋常じゃないですね。でも、もっと大きくしようと思えばできるはずなんですよ。

後藤：おう。

野田：単純に言うと、もっと重いものを持ち上げたいんだろうなっていう強さなんですよ。

松本：（苦笑い）

野田：だから、より“たちが悪い”っていうか。

松本：簡単に言うと、俺、アホっていうこと？

野田は、松本の気持ちになり「重いもの、持ちたいよー！」と連呼し、笑いを誘った。

また、キャラづけの話を振られたTAKAHIROは、「ATSUSHIさんがサングラスをかけて、坊主にライン…（なので、自分は）どうしようかなって」と話し始め、「おそろしくロン毛にしてみたりとか、そういうのはやってましたね」と告白。

TAKAHIRO：一回、ジャケット撮影のときに試しにサングラスかけてみて。採用されたんですけど…ATSUSHIさんが「TAKAHIRO、あれだね、サングラスかけるとオーラがなくなるね」って。

松本：なはははは。

TAKAHIRO：自分でも「確かに！」なんですよ。で、そこからもうサングラスはかけられないですね…。

松本：うふふふふ。

岩尾：それって、遠回しに「やめてくれる？」ってことじゃ…。

後藤：そうやんなー！

後藤が岩尾の発言にのっかったため、松本が「いや、そうじゃない、そうじゃない」と、珍しく！？フォローしていた。

そんな中、ふと松本が「フットボールアワーって、『上方漫才大賞』とってるの？」と聞く。

後藤：とってます。

岩尾：大賞、はい。

後藤：やすきよ（横山やすし・西川きよし）さんのスピードを超えてとってます。

松本：…すげぇ言ってきた。

一同：（笑）

岩尾：「（やすきよ）以来や！」みたいなこと言われましたよ。

松本：（両腕をさすりながら）すげえ言ってきた。こわいこわい…。

思いのほか主張が強いフットボールアワーの2人。これに松本は、淡々と今年の大賞受賞者・かまいたちとのエピソードを語り始める。

松本：「最年少で上方漫才大賞とったんちゃうの？」って聞いたら、「千鳥さんがとってます」って。そうなんやぁ、そっかそっかぁって、あとで調べたら、ダウンタウンが最年少でとってたんやけどな。

そう言って、すぐさまトークの順番を決める酒瓶ルーレットに手をかけようとするしたり顔の松本に、すかさず後藤が「いやいやいや『次いきましょ』やあれへんがな！」とツッコミ。

一同に苦笑いが起こる中、後藤は「『ダウンタウンすごいでしょ』やあれへんがな！」「『フットボールアワーも早いねんけど…』やあれへんがな！」と、悲しいツッコミを繰り返した。

また、多忙な日々を送っている野田が「みなさんの究極の休日を知りたい」と聞いたことから、普段あまり語られない松本の休日が明らかに。

1週間のうち、休みは「1～2日くらい」という松本は、「1日ずっとソファに座ってるみたいなことがある」「この先ないであろう問題を考えてる」と明かし、一同から「なんですか、それ！？」と驚きの声が上がる。

松本：関係ないのに大喜利を考えてたりとか。

野田：もう、スベってもいいじゃないですか。これまで積み上げてきたものを考えたら。

後藤：スベってくれたほうが「スベりましたやん！」（とツッコめる）みたいな。

松本：まさにそれ、「もし後藤にそう言われたらどうしようかな」って考えたり。

TAKAHIRO：うわぁ、二手、三手（先）！

松本：そんな感じのことをもう…気づいたら夕方くらい…。

菊地：忙しい…。

後藤：ずーっと頭の中で将棋やっているというか。

松本：将棋やってんねん。「急に、文春が来たらどうしよう」とか。なんか、中学生くらいのときに「あいつとケンカしたら…」って考えるときあるじゃん？

TAKAHIRO：ああ！

野田：その状態ってことですか？

松本：あの状態なのよ。それを今でもやってるのよ。「急に、みのもんたにヘッドロックされたらどうしよ」とかさ。

後藤は「休まらないですね」と驚いたが、松本は「しゃーないねん」と語り、意外な一面を明らかにした。

最後は、菊地が「いつか話したかった」という、松本との“泣ける話”を披露。

約3年前、松本と仕事をしたときのこと。番組内で菊地が「あさって結婚式です」と言ったことがきっかけで、松本が式前日の19時ころに電話をしてくれることに。

そして、松本から言われるがままに、菊地は夫と電話を替わったという。

菊地：私の口から言うのも恥ずかしいんですけど…「本当に奥さまは頭のいい方で、仕事もがんばってくれているので、これから幸せにね」って。この話してても、うるうるして泣けてくるんですけど（目に涙をためる菊地）。

後藤：うん。

菊地：電話をかわって、松本さんに、「プライベートに巻き込んじゃってすみません。明日から仕事がんばるんで！」って言ったんです。そしたら、その時の一言が本当に今でも忘れられないんですけど（と、涙をぬぐいながら）…「仕事の前に家族だよ」って。

一同：（感嘆しながら）へぇー。

菊地：感動しません！？（と興奮状態で泣き笑い）この松本さんが、「仕事の前に家族だよ」って、ほぼ標準語だった。

一同：（爆笑）

菊地は、「夫とケンカしてもその言葉を思い出すくらい、忘れられない言葉になった」と熱く振り返ったのだが…。

松本：そんなことも言えるし、上方漫才大賞もとってるから。

と、まるで照れを隠すようにボケを放った松本。感動の空気が笑いに変わり、後藤の「知らんわ！どうでもええわ」というツッコミが響き渡った。