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虫眼鏡×ぶんけい対談<前編>「パオパオチャンネルのファンだったので、アイドルに会ってる気分だった」

めざましmedia編集部

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日本を代表するトップ動画クリエイター、東海オンエアの虫眼鏡がシリーズ第3弾となる「真・東海オンエアの動画が6.4倍楽しくなる本 虫眼鏡の概要欄 ウェルカム令和編」(講談社刊)を出版した。

同書は、東海オンエアの動画投稿に添えて、虫眼鏡が毎日書き続ける「(動画の内容を記載する) 概要欄のエッセイ」をまとめたもので、シリーズ累計11万部を突破中。

そして、2017年に男女ユニット・パオパオチャンネルを結成し、現在は映像企画を中心にクリエイターとして活躍するぶんけいも、初の著書「腹黒のジレンマ」(KADOKAWA刊)を出版。

YouTubeの活動と並行して立ち上げた会社や、パオパオチャンネルへの思い、彼がこれまでどんな半生を歩んできたのかなどが、素直な言葉で綴られている。

このたび、そんな虫眼鏡とぶんけいの2ショットインタビューが実現。2人がどんな思いで著書をしたため、そして、これからの日本にどんな予想図を描いているのかを聞いた。

<虫眼鏡×ぶんけい 対談前編>

虫眼鏡×ぶんけい対談<前編>「パオパオチャンネルのファンだったので、アイドルに会ってる気分だった」_bodies

──動画コラボなど仲のいいことで知られるお二人ですが、そもそもはどういう出会いだったんですか?

虫眼鏡:出会いは3年くらい前ですね。僕は東海オンエア、ぶんけいくんはパオパオチャンネルというYouTubeのチャンネルをやっていて、僕がシンプルにパオパオチャンネルのファンで。Twitterでフォローしたら、めちゃくちゃ真面目なDMが返ってきて「こんな律儀な奴おるんや?」と。

その後にイベントでお会いする機会があったんですけど、わざわざご丁寧に挨拶をしにきていただいて、僕も憧れの人だから緊張してしまって。

ぶんけい:これ、盛って話してますからね(笑)。

虫眼鏡:でも、本当にファンだったから嬉しくて。それがきっかけで一緒にご飯を食べに行ったり、動画に誘ってもらったりする関係になりました。

ぶんけい:東海オンエアはYouTuberのトップにいるチームだから、本当に遠い存在だと思っていたんです。そのメンバーであるざわくん(虫眼鏡)がぼくたちに興味を持ってくれて話しかけてくれたことにビックリして。正直、喜びの前に驚きの方が勝ちましたね。「何か企んでんじゃねえか、この人?」って(笑)。

でも、仲良くなっていくにつれて、いろんな分野に興味がある人なんだなということがわかってきたので納得しました。

虫眼鏡:その時、僕はアイドルに会ってるくらいの気持ちだったんです。

ぶんけい:ええ〜ッ、ホントに!?

虫眼鏡:本当に。別に会って友達になろうとか思ってなくて、「あ、いる! 挨拶しなきゃ」というだけの気持ちだったんで、こんなふうに仲良くなれたのはきっと波長が合ったんでしょうね。

──東海オンエア」は登録者数536万人、現在休止中のパオパオチャンネルも登録者数130万人を突破する人気チャンネルですが、面白さを伝える上での極意みたいなものはあるんでしょうか?

虫眼鏡:お褒めにあずかり光栄というか恐縮なんですけれども、東海オンエアの場合は自分たちがまず、本気になれるかどうかを最優先しているところがあって。週に動画を6本あげなきゃいけないからって乗り気じゃないことをやっても、多分、どこか投げやりになって結果的にでき上がったもののクオリティも低くなる。

そうなると必然的に伝わりも悪くなると思うので、僕たちが本気で夢中になれる企画をまず練り上げて、それを本気で遊ぶことが結果的に伝わりやすさにつながるのかなとは思っています。

虫眼鏡×ぶんけい対談<前編>「パオパオチャンネルのファンだったので、アイドルに会ってる気分だった」_bodies

ぶんけい:ざわくんの動画への熱意は知り合いになる前から感じていましたけど、実際会ってもその通りだったし、近くなってよりいっそう動画に人生を賭けてるなと感じたので、正直自分には真似できないレベルだな、と…。影響を受けた部分は大きかったですね。

レンゲの奥に入り込んだチャーハンのことまでメモにとるくらい、虫眼鏡くんは概要欄を大事に生きてるんだなって

──映像と文章では表現方法も変わると思いますが、虫眼鏡さんの「東海オンエアの動画が6.4倍楽しくなる本 虫眼鏡の概要欄」シリーズも今回で3冊目になります。本という形にパッケージされたことで新たな発見はありましたか?

虫眼鏡×ぶんけい対談<前編>「パオパオチャンネルのファンだったので、アイドルに会ってる気分だった」_bodies

虫眼鏡:僕たちの本業はYouTubeで表現をすることですけど、それと比べて音声も映像もない文章だけだと、情報が少ないぶん、自分が伝えたいことが正しく伝えられないんだなということを体験することが多くて。

僕の本は動画の概要欄に自己満足みたいな感じで書いたものを集めた本なんですけれども、僕が概要欄に書いたことに対して「そんな考え方は違う!」って動画のコメントに書かれることもあるんです。

映像みたいに「見ればわかるでしょ?雰囲気で察してよ」ということができないからこそ、文章のルールや書き方はしっかり守らなきゃいけないし、遊ぶにしても、その範囲の中で柔らかい言い方をするなどして、遊ばなきゃいけないメディアなんだなっていうのが自分にとってはすごく新鮮でした。工夫次第で動画とは違った使い方ができるので面白いなと思っています。

──対して、ぶんけいさんの「腹黒のジレンマ」は幼少期から現在までを綴った自叙伝的エッセイ集ですが、“腹黒”という言葉をタイトルにするのは結構勇気がいったのでは?

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ぶんけい:あははは!そうですね。最初に書き始める時、自分の人生を語る上で欠かせない言葉って何だろうなと考えたところ、まず「なんで?」という言葉はずっと言い続けてきたなと。もう一つ、昔から「腹黒」ってめっちゃ言われてきたなと思って。

それを自分なりに考えていくうちに、「なんで?」は自分が外とつながるために発進する手段であり、「腹黒」は自分に対する世間の評価──つまり周りに決められたぼくなんですね。そのレッテルを貼られた人間として生きていく上のジレンマが、この本のテーマになった感じです。

おっしゃる通り「『腹黒のジレンマ』ってタイトルはどうなんだろう?ぼくの今の世間的なイメージとどれぐらい合うんだろう?」とかいろいろ考える中で、帯にある「感情のシャトルラン」とどっちをタイトルにするか最後まで悩んだんです。

でも、ぼくは「感情のシャトルラン」だとどこか着飾ってる感じがするから、ありのままの自分で行くべきだ、その代わりに重々しくない表紙(撮影:川島小鳥)にしよう、逆にそこも腹黒っぽさがあっていいぞ、みたいなことを考えながら作っていきました。

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虫眼鏡:そういうところまで全部自分で考えるんだ?

ぶんけい:うん、編集さんと相談しながら。編集さんは最初から「『腹黒のジレンマ』がいい」ってずっと推してくれてて、それで「確かに僕ぼくはこっちで勝負するべきだ」と思えたというのはありますね。

──虫眼鏡さんも今回の特別版の表紙は、シャーロック・ホームズ風の衣装を着ていますね。

虫眼鏡:これもう僕としては恥ずかしいんです。そもそも、講談社という立派な出版社が僕の自己満足みたいな文章をこんな立派な本にしてくださることが逆に面白いというか、こんなことしてもらっていいんでしょうかって気持ちでいっぱいで。

表紙の写真も「こんな感じでいかがでしょうか」って確認されたんですけど、薄目で見て「オッケー、オッケーです!」って(笑)。そもそも「東海オンエアの動画が6.4倍楽しくなる本」というタイトルも、僕としては1.2倍にしたかったの。だって6.4倍はどう考えても嘘で、さすがにそんなに楽しくはならんやろと。

ぶんけい:確かに(笑)。

虫眼鏡:そこまで面白くなる事はさすがにないから「1.2倍がいいんですけど」と言ったらダメだって。

ぶんけい:弱すぎるぞと (笑)。そこは強い言葉を持ってきたほうが目を惹くから。語呂合わせもあるもんね。6.4で“ムシ”って。

虫眼鏡:文章以外は僕の手が入っていないだけに、こんな立派なものに仕上げてくれてありがとうございますって感じ。多分、東海の他の5人は笑ってると思う。

ぶんけい:1冊目の本が出てから概要欄の書き方とか変わった?

虫眼鏡:そういうのは恥ずかしいからダメなの、聞いちゃ(笑)。

ぶんけい:ダメなんだ?

虫眼鏡:もともとは、昔所属していた事務所の社長さんが思いつきで言った「YouTubeの概要欄って誰も面白いこと書いてないし、なんならすっからかんのまま動画あげてるYouTuberさんも多いから、ここにちょっとした日記みたいな文章を書けば、それだけで差別化できるよ」って一言から始まったものが習慣になっちゃっただけ。

で、「よーし、これをいつか本にするぞ」なんて思うことなく書き続けていたら、ファンの皆さんから「これ面白いから本にしてください」ってコメントをいただいて。

ふざけて「本にしろって言ってますよ?どうですか?」とか言ってたら「講談社さんがやりたいって言ってますよ」と言われて、僕としては結構あちゃーって感じだったんだ。

ぶんけい:(笑)。

虫眼鏡:だから、最初は東海オンエアのコアなファンだけが持ってるグッズみたいな感じになるといいなと思ってたけど、こんな立派な本にしてくださって。

やっぱり、本というメディアがそれだけ目につきやすいというか、買いやすいものっていうこともあるんでしょうけど、そのおかげで3冊も出させていただいて。やっぱり1冊出ちゃうと「次もあるのかな?」と思っちゃって、ちょっと丁寧に書こうとか、そういう気持ちは否めないですね。

ぶんけい:あれだけ本数を書いてるにも関わらず、飽きさせないバリエーションがすごい。ざわくん、文章をまとめるテクニックめっちゃありますよね。

虫眼鏡:でも、カツカツよ?書きたいことは、だいぶ書ききってるから。

ぶんけい:今回の本だと、レンゲの奥に入り込んだチャーハンの話。あんな些細なこともメモをとるくらい、概要欄を大事にして生きているんだなって、ぼくは感動したんだけど。

ぶんけいが話していた「レンゲの奥に入り込んだチャーハンの話」は、この動画の概要欄に!詳しくはチャンネルでチェックを

虫眼鏡:ぶんけいさん、褒め方下手だなー(笑)。でも、そうなんです。言ってしまえばネタがない状態というか、僕、概要欄を週に8本書いてるんです。サブチャンネル6本と、メインチャンネル2本。なので、うまく動画に掛けたことがだんだん書けなくなってきて、ちょっとでも気になったことは覚えておこうと携帯にメモする癖がついたんです。

チャーハンのレンゲの話も、正直なところスプーンでいいじゃないですか?だけど、カッコつけてレンゲにしますよね。この奥の持ち手のところに入ったチャーハンって、めっちゃ食いにくいじゃないですか?だからって、舌を伸ばして食べたらすごいお下品だから「“食いにくいんだよ、これ!」と思いながら、メモして。結構頑張ってるんですよって話。

ぶんけい:ふふふっ。素晴らしいなと思いました。

虫眼鏡:ちょっとバカにしてるよね?

ぶんけい:違う違う(笑)。だって、ご飯食べてる時「なんだよ、これ!」って思えるのがすごいじゃん。まぁ、半分はバカにしてますけど(笑)、半分尊敬してます。多分、誰にもできない発見。

虫眼鏡:そんなチャーハンに怒れないでしょうって?僕だって、「オラァ、食いにくいじゃー!」とは怒ってないからね?別に(笑)。

ぶんけい:あははは!

<虫眼鏡×ぶんけい>対談は後半に続きます。

インタビュー・文: 秦野邦彦

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