広瀬アリス 松村北斗との共演に「恥ずかしかった！顔が真っ赤に」

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幅広い演技で、数々の話題作に出演している広瀬アリスさん。そんな広瀬さんが、恋愛経験・男性経験ゼロの“こじらせ女子”を演じる『恋なんて、本気でやってどうするの？』（略称：『恋（こい）マジ』）が、4月18日から放送スタートします。

「恋なんて人生のムダ！」と宣言する27歳の主人公・桜沢純（広瀬）が、“来る者拒まず去る者追わず”の刹那恋愛主義男子・長峰柊磨（松村北斗／SixTONES）と出会い、柊磨のアプローチをきっかけに、2人の恋が動き出します。

純や柊磨を含む、恋に本気になれない6人の男女が、人生最大の本気の恋に落ちていく物語。恋に頑なな純を演じる広瀬さんに、役柄や作品への意気込み、共演する松村さんの印象、最近“本気でやったこと”などを聞きました。

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――台本を読んだ感想を教えてください。

“恋愛に前向きになれない女性”は、さまざまな作品で描かれていると思いますが、ここまではっきり「恋愛はいらない！」と宣言しているキャラクターは面白いと思いました。

純は仕事が生きがいで、プライベートもおひとり様を楽しむなど、充実した毎日を送っています。しかし、自分の中の偏見や過去にとらわれていて、そこから目を背けたり、物事を複雑に考えたりしてしまう面もあります。一見、強そうな女の子ですが、特に女性は共感できる部分が多いかもしれません。

――広瀬さんは、純のどんなところに共感しましたか？

誰しも持っているであろう、自分の中のちょっとした闇やコンプレックスが感じられるところでしょうか。素直になれず強がっているところも、人間らしくていいなと思いました。純を通して、素直になることは大事だし、せめて自分には素直でいたいと改めて思いました。

また、純は私と同じ27歳ですが、周囲が大きく変化して、いろいろと考えさせられる時期でもあると思います。私も、地元の同級生の中には子どもが生まれた人も多く「もうそんな年齢か！」と驚くことが増えました（笑）。

――純をどのように演じたいですか？

まずは、強い女性に見せようと思いました。物語の序盤で、女友だちとざっくばらんに話すシーンがあるのですが、そこでも“完全に自立している強い女性”というイメージを意識しました。柊磨と出会ってから、純の弱さを少しずつ出していけたらと考えています。

――純は物事をはっきり言うタイプですが、広瀬さん自身はいかがでしょうか。

10代で出会って以来の気の置けない友人には、いろいろな“ぶっちゃけトーク”をしています。女子同士って、みんなそんな感じじゃないですか（笑）？

――男性視聴者は、本作のどんなところを楽しめると思いますか？

まずドラマを見て、ムズムズしてほしいです！「なんでそっちに行っちゃうの！」と言いたくなるような、ムズムズするシーンがたくさん出てくるので（笑）。ちょっとオトナな恋愛もあれば、わちゃわちゃした恋愛もあったり…。いろいろな恋愛が同時進行していくところが、すごく面白いと思います。

また、基本はラブストーリーですが、仕事や人間関係の悩みも多く描かれています。展開もスピーディなので、男性の方も楽しんでいただけると思います。

――柊磨役の松村北斗さんとは約9年ぶりの共演ですが、印象は変わりましたか？

もちろん、お互い大人になったなとは思いましたが、いい意味で変わっていない部分もたくさんあって、話しやすかったです。同じ静岡県出身ということもあり、地元トークで盛り上がりました（笑）。

そしてなんと言っても、柊磨の雰囲気にぴったりだなと思いました。台本読みのときに、北斗くんを見て「あ、柊磨だ」と、すぐにリンクしました。柊磨役は北斗くんにしかできないと思うほど、イメージがぴったりです。

――劇中では、純が柊磨に照れるシーンもありますが、演じてみていかがですか？

恥ずかしかったです（笑）！顔が真っ赤になるわ、本番が始まってすぐにNGを出しちゃうわで、本当にご迷惑をかけてしまいました。すみません…。

北斗くんとは、撮影の空き時間はフラットに話したり、ふざけあったりしていたのですが（笑）、撮影本番になると雰囲気をガラッと変えて、お芝居しやすい空気を作ってくれるので、とても演じやすかったです。

――ほかに、撮影で印象的だったエピソードを教えてください。

北斗くんがオムレツを作るシーンです。柊磨はフレンチビストロのギャルソン兼見習い料理人という役どころなのですが、北斗くんは1カットでオムレツを作っていて、上手だなぁと思いました。私は、卵の扱いが壊滅的にヘタなので…（苦笑）いつか北斗くんに教えてもらいたいです。

――タイトルにかけて「最近、本気でやったこと」を教えてください。

魚をさばくことですね！週に2回は、包丁を握っています。「お刺身はやせる」という話を聞いて、お刺身を買って食べていたのですが、「自分でさばいたほうが安くて、お腹いっぱい食べられるんじゃない？」と思ったのがきっかけです。

近所のお魚屋さんでアジを買って、出刃包丁と刺身包丁も揃えて、さばき方の動画を見ながらチャレンジしています。

――一番好きな魚は何ですか？

つい最近食べた、マハタです。クエと並ぶくらい、いいお魚です。お店で買ってさばいて、お刺身やお鍋にしたり、薄く切ってしゃぶしゃぶにしたり、お鍋の出汁を使ってあら汁にしたり…お魚ライフを楽しんでいます（笑）。

――お魚ライフを始めてから、心身に変化は感じますか？

魚をさばいている間は、無心になれます。お仕事やいろいろなことから離れて夢中になれるものがあるのは、自分のバランスを保つために、すごく大事だなと感じています。

というのも最近、ひとつ驚いたことがあって。私は仕事が終わって家に着いた瞬間、なぜか腸がよく動くんです（笑）。たぶん現場では無意識のうちに体に力が入っていて、帰宅して脳がリセットされると、体も自然と脱力するのだと思います。体って面白いくらい正直だなと実感しました。

――純は洋食器メーカーのデザイナーという役どころですが、広瀬さんも魚をこだわりの食器に並べたりしているのですか？

私の祖母と母は食器集めが大好きで、実家の廊下は全部食器棚というくらい、ものすごい量があるんです。でも、私はそこまでではなくて。このドラマに登場する食器も全部かわいくて、いいなと思うんですけれど…。

私、作り置きのおかずや冷凍したご飯はタッパ容器のまま食べちゃうので、せっかく食器を買ってもなかなか使わないな、と（笑）。洗い物も面倒ですし…ちゃんと器によそうのは、お味噌汁くらいです（笑）。

でも、このドラマを通して「ちゃんとしなきゃ！」と、改めて思いました。やっぱり自分の好きな食器を使って朝ごはんを食べるだけで、1日のモチベーションも上がりますし、自分のためにちょっと贅沢をしたり、自分をかわいがってあげることは大切だと思います。

食器に関しては、SNSでおしゃれな使い方などを見て勉強中です。“女子の憧れ”石田ゆり子さんを目指して、今年は充実したライフスタイルを送りたいです！

撮影：河井彩美

公式HP：https://www.ktv.jp/koimaji/