『隕石家族』がスタート! 羽田美智子「ハチャメチャでどこか痛快。笑顔になる要素が盛りだくさん」
4月11日(土)23時40分スタート!オトナの土ドラ『隕石家族』
4月11日(土)23時40分から、羽田美智子主演・フジテレビ系オトナの土ドラ『隕石家族』(原作・脚本:小松江里子)がスタートする。
本作は、 毎回シリアスな告白がみどころの「スペクタクルホームドラマ」。
舞台は、巨大隕石の接近で地球滅亡まであと半年の運命にある東京。幸せに暮らしていた門倉家に起こる、主婦・久美子(羽田美智子)の突然の主婦卒業&恋愛宣言。そこから家族の知らない一面が次々と明かされ…。
門倉家は、50歳を迎えた久美子に、長女の美咲(泉里香)、次女の結月(北香那)、義母の正子(松原智恵子)、そして夫の和彦(天野ひろゆき/キャイ~ン)の5人家族。
東京近郊の一軒家を借りて行われている門倉家の撮影は、羽田の心遣いで、楽屋や室内にはアロマの良い香りと空気に満ちていた。日を増す毎に5人が“家族”になっていく様子が見て取れた撮影現場。
本作の主人公であり、「明るい性格で家族の笑顔の柱」久美子を演じる羽田に、本作への思いを聞いた。
<羽田美智子インタビュー>
――久美子という役どころの印象はいかがですか?
脚本家の小松江里子さんの書かれるキャラクターは、以前ご一緒させていただいた『花嫁のれん』シリーズ(羽田昼ドラ初出演・初主演、2010~2015)の時もそうだったのですが、いつの間にか自分と一体化しちゃう不思議な傾向があるんです。
小松さんが考える「私(羽田)にやらせたら面白いだろうな」という役と、私自身がすごく共振し合っちゃって、いつしか自分なのか役なのか分からなくなるくらい似ちゃうんですよね。
すごく自分に近い役なので、役作りという意味では特に苦労はなく、地のまま演じている感じです。ただ、自分よりはるかに久美子さんのほうが、ぶっ飛んでいますけどね(笑)。
――久美子は、片瀬(中村俊介)との恋愛に走りますね。
ドラマでは、ごく普通に主婦として生活してきた久美子が、突然自分の気持ちに正直になりたいと衝撃の告白をして家出をするんです。
芸能界においても不倫はご法度ですが、実世界ではそういう話を聞くこともありますよね。家族の秩序を守りながらも、個人の幸せを優先する人が増えているんじゃないかなぁ…。だから、久美子だけが特別ぶっ飛んだ事をやっているわけではないと思うんです。
もしかしたら視聴者の中にも久美子の言動にドキっとする方や、気持ちを乗せて見られる方もいるかもしれませんね。
――門倉家のみなさんの印象は?
門倉家の次女・結月役の北香那ちゃんと私のシーンをモニターで見ていた天野ひろゆきさんが「なんかこの2人似てきたなぁ」とおっしゃっていて。実はその前にも、松原智恵子さんに「本当の親子みたい!」って言われたんです。
香那ちゃんと私は、そもそも似ている顔じゃないのに似てきたり、長女役の美咲(泉里香)とおばあちゃん(松原)が似てきたり…。最後まで似てこないのは、天野さんだけですね(笑)。
でも門倉家のパパ・和彦役の天野さんの栄養素はいっぱいもらっていて、あの陽だまりみたいな、あったかい空気はサプリメントみたい。パパが来ると楽屋も華やぐし、キャンドルみたいにみんながぱぁ~っと明るくなる。すごく良いエネルギーを持っているから会うと元気になるんです。
役として心から愛せるし、心から馬鹿にもできるし。「も~!」とか言ってケチョンケチョンにもできるし(笑)。遠慮なく過ごさせていただいて、すごくありがたいですね。
――パート仲間の岡田役、真瀬樹里さんの印象は?
これまで何度も共演しています。今回(主なスタッフが)『花嫁のれん』メンバーでご縁を感じているのですが、真瀬さんは『花嫁のれん』で姑役の野際陽子さんのお嬢さん。シーンは少ないけど2人でお芝居をするのは感慨深いものがありますね。
真瀬さんの面影の奥に野際さんを感じますし、現場には野際さんが来てくださっている気もしていて。きっと今回の共演は野際さんも喜んでくれて、あの世で「ありがとう」って言ってくれていると思います。
――現場で、時々アロマをシュッシュッとされてましたね。
アロマは20代からずっと使っていたんですけど、数年前に本格的に学びたいと試験を受けて資格を取ったんです。アロマはただ良い香りというだけじゃなく、ホームケアとして使えたり、メディカル的な要素もあるので色々と効能を調べたりして。
アロマで使う精油(植物の香り成分を抽出したもの)には抗菌作用も入っているので、組み合わせることで、空気も浄化するし、みんなも風邪の心配がなくなるし、良い香りで現場の空気がなごやかになればいいなと思って、オリジナルで「隕石アロマミスト」を作りました!
あと毎朝の習慣で、いただいた観音様の像にお花とお香をあげるのですが、その際「『隕石家族』のスタッフ・キャストが今日も無事に撮影できますように」って必ず言っていたんです。
やっぱり座長という責任もありますし、何かあったら全体に影響が来ちゃうのでね。そのおかげなのか誰1人倒れる事なく、何とかここまで走り切って来れました。
もちろん皆さん日々の体調管理は努力なさっているからそんなに問題なかったとは思うんですけど、長丁場で、色んな年代の方がいらっしゃる現場でしたので無事に終わってほっとしています。
――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。
壮大なメッセージがあるけれど、それをコミカルに軽快にテンポ良く描いています。きっと「ありえないよー!」なんてツッコミがありながらも、「こんな現実かもしれない」っていう変なリアル感があるドラマ。
誰の気持ちに照準を当てるかっていう事で見ると、どんな世代の人にも共感が得られるストーリーがあると思います。
ですが放送は「オトナの土ドラ」枠という、土曜日の深夜の時間帯なので、どこかハチャメチャで、どこか痛快で。笑って泣けて考えさせられて、明日元気になる、笑顔になるっていう要素が盛りだくさんなので、これを見て生きる活力につながってくれたらうれしいです。
1話の最後に「えー!」ってなって、2話の最後にも「はぁ?」ってなって、3話では「嘘!?」、4話には「マジで!?」って。目の離せない展開が最終話まで続くので、眠くなっちゃった方は録画していただいて(笑)、最後まで見ていただければ嬉しいです!
門倉家の波乱の幕開けとなる第1話。パパ・和彦を演じる天野の相方・キャイ~ンのウド鈴木も登場!
スタート直前!第1話ダイジェスト
<第1話あらすじ>
20XX年。巨大隕石が地球に衝突するまであと半年。終末の日が目前に迫る中、ギリギリの秩序を保つ日本の、東京・世田谷に住む、門倉家。
「あたし、好きな人がいます」――ごく普通に主婦の義務を果たしてきた門倉久美子(羽田美智子)が、突然自分の気持ちに正直になりたいと衝撃の告白をして家出する。
最後の時を家族一緒に迎えたいと願っていた夫・和彦(天野ひろゆき)を始め、門倉家は大混乱に。しかも、家族それぞれ秘密を抱えていて…。
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