新津ちせさんが、海を好きになるために行った努力とは?

19日公開の映画「凪の島」の公開直前イベントが行われ、新津さん、島崎遥香さん、結木滉星さん、加藤ローサさん、長澤雅彦監督が出席しました。

本作では、両親の離婚によって山口県の小さな島で暮らすことになった少女・凪の心の成長を描いた、ひと夏の物語が描かれます。

新津ちせ、オーディションでは監督に…

主役の座を、オーディションで勝ち取った新津さんは「(母の出身地である)山口県でのオールロケと聞いていたので、絶対やりたいなと思っていました。この作品に参加できて本当にうれしかったです」とコメントしました。

撮影当時10歳だった新津さんについて、長澤監督は「意志の強さや気持ちの強さがすごく全面に出てる。オーディションのときに『山口県ってどんなところですか』という話題になり、『何もないよ』って伝えたら、ちせちゃんに『いいところいっぱいあります』って怒られて。オーディションで監督が俳優から怒られるという経験を初めてしまして、気を引き締め直しました」と振り返りました。

また、新津さんは、本作で海に飛び込むシーンがあるため「水泳の特訓をして、ダイビングの資格もとって、楽しく海を大好きになろうと思ってがんばりました」と語ると、母親役を務めた加藤さんも「ずっと入ってたよね」と相槌を。

新津さんは「『あー海だ!』って、テンションが上がってました。何日かに1回海に飛び込むシーンがあって、『次の飛び込みは、何日後だ』って感じで楽しみでした」と答えました。

撮影現場の新津さんについて、加藤さんが「現場では、いち女優さんとして堂々としたもので。監督の要求もひょうひょうとこなせますみたいな感じですけど、カメラが回ってないところでは、子どもらしくて好奇心が旺盛だよね」と明かすと、新津さんは「行ったことがない島だったので、知らないことがいろいろありました」と回答。

加藤さんが「ずっと雑談して、盛り上がったよね。『この虫なんだ?』とか」と笑うと、新津さんは「ローサさんが現場にいらっしゃるから、いつもすごく安心してました」と感謝しました。

作品概要

映画「凪の島」は、8月19日(金)より新宿ピカデリー、MOVIX周南ほか全国順次公開。

配給:スールキートス
©️2022「凪の島」製作委員会