2020年1月6日(月)21時~よりスタートする、フジテレビ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』。

このたび、主題歌を前作に引き続き、家入レオが担当することが決定した。今作のために書き下ろされた新曲のタイトルは「未完成」(2020年1月29日リリース )。

「未完成」は、作詞に岡嶋かな多を迎え、家入自身も作詞に参加しドラマチームとの綿密なやりとりを経て、約5ヵ月かけて完成した渾身(こんしん)の楽曲。直情的で叫びにも似た歌詞と歌声に、熱量を排したビートと生音が繊細に混ざり合った1曲となっている。

家入は、前作『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』の主題歌「もし君を許せたら」も担当。「もし君を許せたら」は、美しく切ないメロディーがドラマの世界観とシンクロしロングヒットを記録。「第60回日本レコード大賞」では、久保田真悟(Jazzin’park)が編曲賞を受賞するなど、ドラマ・主題歌共に話題となった。

作曲・編曲は前作の主題歌同様、久保田が担当。まさに“ゴールデンタッグ”による必聴の1曲となっている。

なお、家入はこれまで計9回ドラマ主題歌を担当。「月9ドラマ」に関しては、『海の上の診療所』(2013年/「太陽の女神」)、『恋仲』(2015年/「君がくれた夏」)、そして前作『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(2018年/「もし君を許せたら」)に続き、4度目となり、女性歴代1位タイとなる。

本作は、あらゆるビッグデータから予測された犯罪を未然に阻止する「未然犯罪捜査班」(通称・ミハン)の活躍を描く刑事ドラマ。

前作『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(2018年) は、今年4月に国際メディアコンクール「ニューヨーク・フェスティバル」のエンターテインメント・ドラマ部門で銅賞を受賞。国際的にも高い評価を受けた作品が今冬、スケールアップして帰ってくる。

<家入レオ コメント>

『絶対零度』の脚本を読み終わったあと、「完璧な人間なんていないよね」とつぶやいた自分がいました。主題歌として書き下ろした「未完成」では、信じていた愛や正義が、時を経てただの執着になっていく様を描きました。人が人を思う時に生まれる大きなパワーを、持て余してしまう未完成な私だからこそ作れた曲です。

<沢村一樹コメント>

2018年の前作に続き、今作でも主題歌を担当していただき大変うれしく思います。組織の矛盾やトラウマに悩み苦しむ登場人物たちに寄り添う、切なくも力強い歌詞と歌声に心を揺さぶられました。「未完成」というタイトルが、『絶対零度』というドラマそのもの。この曲と共に新しいミハンチームを皆さんの元へお届けするのが、ますます楽しみになりました。

<あらすじ>

日本国民のあらゆる個人情報や全国の監視カメラの映像などが集約されたビッグデータを解析し、AIが統計学的に割り出した“未来の犯罪者”を、潜入・追跡捜査して犯罪を未然に防ぐ未然犯罪捜査対策準備室・通称『ミハン』。

この特命班のリーダーを務める井沢範人(沢村一樹)は、元公安のエリート刑事だが、ミハンシステムによるテストケース『0号』の冤罪事件が原因で、妻と娘を無残に殺された過去を持つ。普段は物腰も柔らかく、飄々としていてつかみどころがない井沢だったが、その裏側には刑事としての一線を超えてしまいそうな凶暴性も内包しており、警察上層部からも危険視されていた。

井沢は、ミハンが割り出した麻薬組織同士の争いを抑止するため、メンバーの山内徹(横山裕)や小田切唯(本田翼)らとともに東京と香港を結ぶクルーズ船に潜入。新たに加わった伝説のハッカー・加賀美聡介(柄本明)の支援もあり、事前に犯行を防ぐことに成功する。

別の日、井沢は、山内や小田切、新メンバーのキャリア・吉岡拓海(森本悠希)とともに、ミハンの新たな拠点となる施設に集まる。そこは、移転が決まっている公営卸売市場の地下だ。そこで井沢たちを待っていたのは、ふたりの法務省官僚――北見俊哉(上杉柊平)と、自らミハンの統括責任者を志願した香坂朱里(水野美紀)だった。

香坂は、皆の前で井沢の過去とその危険性に言及し、改めて人員の見直しをするとしながらも、さっそく捜査の指示を出す。それは、ミハンが同時に二人の危険人物を探知するという、初めてのケースだった。井沢たちは、その危険人物たち――弁護士の田代智之と、刑務所から出所したばかりの風俗店店員・藤村尚也を探るが、二人の間に接点はなく… 。