「そろばん教室の後ろでずっとでんぐり返し」話題の“あのちゃん”爆笑＆困惑の唯一無二トーク【めざまし未公開インタビュー】

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若い女性を中心に人気のあのさん。2020年にアーティスト名義「ano」にて音楽活動を開始し2021年にはバンド「I´s」も結成。またタレントや女優、モデルとしてもマルチに活動しています。さらに独特なトークが受け今やバラエティー番組でも人気が急上昇。そんなあのさんが新曲「ちゅ、多様性」をリリース。めざましテレビでのインタビューでは音楽やファッション、そしてプライベートトークでも独特な世界観を遺憾なく発揮してくれました。ここでは放送で入りきれなかった未公開部分を含めたっぷりとお伝えします。

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――（小山内鈴奈フジテレビアナウンサー）まずは「渋谷109ラボ トレンド大賞2022」のヒト部門で2位に。おめでとうございます！

あの：ありがとうございます。

――この結果を聞いたときはどう思いましたか？

あの：まさか入ると思ってなくて意識してなかったので光栄です。

――今、大人気ですよね。

あの：どうなんですかね（笑）自覚がなかったのでびっくりしました。

――女性ファンも多いと思いますが、女性ファンに対して感じていることは？

あの：昔から女の子のファンが多くて、同性から支持してもらうのは人間として支持してもらってる気持ちになるのでうれしいです。

――かけられて嬉しかった言葉ってありますか？

あの：“あのちゃんみたいになりたい”と言ってくれることが多くて、それは嬉しい反面、“こんなのになりたいって変なの”って思います（笑）

――メイクやファッションをマネしたいという女性ファンも多くいるそうですが、メイクやファッションのこだわりってありますか？

あの：トレンドにあまり乗らないこと。ルーズソックスとか私服で7年くらい履き続けて、今それがはやったりしてるけど、好きなものを着る、好きなメイクをするだけです。

――ルーズソックスが好きっていうことは、ギャルになりたい気持ちもあるってことですか？

あの：ギャルになりたいってことではなくて、好きなファッションの一部としてアームカバーとかルーズソックスを身に着け続けたっていうことです。

――ということは時代があのさんに追いついたっていうことですかね？

あの：追いついたっていうか、追い越されたっていうか…（笑）

――今注目しているアイテムってありますか？

あの：アームカバーは本当にはやってるなと。あとは、ロリータ系とかフリルが入ったものも着やすくなってて、普通の服に合わせて着るのも好きですね。

――メイクのこだわりはありますか？

あの：メイクは、目をはれぼったくする…ぐらいで、あんまり無いかも（笑）

――ファンは地雷メイクが好きということがあるそうですが？

あの：地雷メイクは一切してないんですけど、地雷メイクをしてるって思われるような顔だちです。地雷っていうイメージなんですかね？全然地雷ないんですけどね。全然まっさらで。地雷は持ち歩いてないです（笑）

――テレビのバラエティー番組でも活躍されていて、あのさんの独自の世界観やキャラクターが多くの人に知られたのではと思いますが、ご自身の環境の変化ってありますか？

あの：やっぱりちょっといじられるようになりました。

――どういういじられ方をされるんですか？

あの：話題になったワードとかを街で声をかけられたりとか、名前で呼ばれることも増えたけど、ワードとかで呼ばれることも増えました。

――どういうワードですか？

あの：局が違うんですけど…（TBSの朝番組で話題になった）“赤ラークだ”とかいっぱい言われました。

――そういう時はどうやって返すんですか？

あの：いや、もう、知らない人のふりをして（笑）ありがたいですけど持ちギャグではないので（笑）

――名前を呼ばれた時は応えたりするんですか？

あの：する時はするんですけど、こっちも準備をしてないと“はっ！”となるんで咄嗟にこう…いろいろがんばってます（笑）

――トークとかも独特な感じがしますが、感じたままに話すタイプなのか、頭の中で話すことを考えて口に出すタイプなのか、どちらですか？

あの：考えたいタイプで考えるんですけど、テレビだと“一瞬で答えろ”の圧がすごいじゃないですか。だから考える暇もなくポロって全部言ってます。だから考えたいけど考えてない。

――では、こういうインタビューだとそのまま口に出す…？

あの：はい。インタビューは考えずに言わなきゃって。

――考えて頂いて大丈夫ですよ（笑）では大変だなって思う時は？

あの：しゃべるのは得意じゃないのにテレビとかで笑ってもらえるのはすごく嬉しいです。でも大変なことはないです。

――小さいころから考えてしゃべるタイプだったんですか？

あの：小さい頃は考えるけどしゃべらない方ですね。とにかく無口で、今もですけど普段はほぼ言葉を発しないですね。

――それはしゃべるのが苦手と…

あの：苦手です。だから音楽で曲にしたりしてます。

――TikTokではダンスも披露してますが、今しゃべってる姿と別人のように感じます。ダンスって運動神経が大事かなと思いますが？

あの：わかんないです。ダンスはプロじゃないですし、レッスンもしないでやりました。アイドル時代は踊りはほとんどなくてレッスンも出てなくて未経験なので。

――未経験なのにあのキレキレのダンスができたんですか？

あの：そうですか、キレキレですか？

――めちゃくちゃキレキレですよ（笑）

あの：見よう見まねですね。その場で10分くらい動画を見てやってる感じですね。新たな才能？（笑）

――これからはダンスもやっていきたい？

あの：体を動かすのはとっても嫌いなんで。

――えっ？運動は得意ですよね？

あの：得意と好きは別で、（運動は）得意だけど、とても嫌いなので極力したくはない。簡単なのだけしたい。

――でも、走るのは早いですよね。子供のころからですか？

あの：子供の時から早いです。

――運動ってできると好きになりませんでしたか？

あの：ならなかったです。

――それは意外ですね（笑）

――運動意外に得意なことってありますか？

あの：得意なことは、億以上の単位を言えることを最近知りました。

――じゃ、披露していただいていいですか？

あの：言えるかな（笑）一・十・百・千・万・億・兆・京（けい）・垓（がい）・秭（じょ）・穰（じょう）・溝（こう）・澗（かん）・正（せい）・載（さい）・極（ごく）・恒河沙（ごうがしゃ）・阿僧祇（あそうぎ）・那由他（なゆた）・不可思議（ふかしぎ）・無量大数（むりょうたいすう）。

――あってる！すごい！

あの：小さい頃にそろばん教室に行って、みんなみたいにパチパチができないので後ろで、でんぐり返しをしてたんですよ。そこに一から無量大数まで書いてあったから自然と覚えちゃった。小学校2年ぐらいの話です。

――億とか兆とかそういう勉強をしていない時期ですよね？

あの：してないですね。当時の先生はおじいちゃんすぎてクッキーしかくれなくて（笑）でんぐり返しして起きたら前の壁に書いてあったから。

――反対に苦手なことってありますか？

あの：苦手は早起き。だから『めざましテレビ』とか見たら本当にハッピーになります。たまに早く起きて見れると、その日はずっと調子いいです。

――それはうれしいです！では、起きなきゃいけない時はどうやって起きるんですか？

あの：でっかい目覚ましを持ってて、それで起きるか、もし起きなかったらにマネージャーさんに電話をいっぱいしてもらってようやく起きるとか。

――これからの季節って起きれないですよね？

あの：そうですね、冬は本当に“山場”だと思ってます（笑）

――タレント、女優とマルチに活躍されてますが、「ano」名義でソロの音楽活動もされてます。そもそもなぜソロで音楽活動をしようと思ったんですか？

あの：一回全部の手札をやめて、何もしてなかったんです。でもコミュニケーションが苦手だから自分の感情が消化していかなくて。そしたら溜まっちゃったから、やっぱり音楽をやらなきゃなって思って、表現方法として音楽をやりました。

――最新曲の「ちゅ、多様性」では作詞もされましたね。

あの：言葉で遊ぶ感じで楽しかったです。

――どんな楽曲になっていますか？

あの：楽しいですし、かわいいを意識したけど、カオスな感じで仕上げられるようにやりました。

――どの部分がカオスなんですか？

あの：ワードも使える言葉、使えない言葉がけっこうあって、使えない言葉はぎりぎり選ばないようにっていうので、なんだろうな…人間の中にある渦巻いたものを出せるような歌詞にしました。サウンドが可愛いかったので歌詞はそういう、人間の心の中の渦みたいなものを出しました。

――バンドではボーカルだけじゃなくギターもやられていて、作曲をやることも？

あの：そうですね、バンドの「I´s」では全部やっていて作詞・作曲の歌もありまして、自由にやらしてもらってます。もともとピアノが好きでピアノが入った音楽、メロディがきれいな曲が好きなので、それを合わせたような形で「I´s」ではやってます。

――今後ソロアーティスト「ano」としてやってみたいことは何ですか？

あの：ソロとしては、ライブもいっぱいやっていきたいなって思いますし、海外ツアーとかやってみたいです。

――あのさん自身のこともお聞きしたいんですが、今はまっていることは何ですか？

あの：はまっていることは、（ペットの）猫のおもちゃを作る。猫がおもちゃをすぐに飽きちゃうからどんどん作る。

――今までどういうおもちゃを作りました？

あの：ペットボトルに変な顔みたいなものを入れて（猫が）獲るやつとか、自分で紐をつけた猫じゃらしに売っているネズミとか作れないから人の顔とか付けてます（笑）

――人の顔？

あの：手作りで顔を書いたものとか付けてやってます。

――猫ちゃんは喜んでくれてますか？

あの：喜んでくれてます。猫じゃらしは食いつきが良くて、もう顔がボロボロに（笑）

――そんな多才なあのさんですが、今の自分に肩書を付けるとしたらどんな肩書を付けますか？

あの：難しい…街でみなさんから“モデルの子だ”とか“テレビで見た”とか“バンドやってる人だ”とかいろいろ言われるので、肩書は自分でもいらないと思っていて、“あのちゃんはあのちゃんだ”って思ってもらえるのが一番楽しい。

――最後にプライベートで挑戦したいことってありますか？

あの：今年は生魚を食べられるようになるってことが目標だったんですけど、お寿司屋さんでマグロチャレンジを一人でやっていて、怖い店主がいっぱいるじゃないですか、カウンターの中に。そこで食べるってやってもまだ食べれてなくて、いつもイクラとエビしか頼まないのもちょっとなぁっていうのもあって挑戦していて、引き続き来年もチャレンジしていきたいと思ってます。