子供の友達関係に対する、親の関わり方の難しさが浮き彫りになりました。
女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ!』の金曜恒例コーナー「ノンストップ!サミット」。
12月16日(金)の放送では「子供の友達関係、親はどう関わる?」というテーマについて、MCの設楽統さんと三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、藤本美貴さん、「婦人公論」元編集長の三木哲男さんが話し合いました。
自分と趣味の合わない子を否定してしまう娘…どう接する?
まず、「小3の娘は、自分と同じアニメを好きな友達とは仲良くしているのだが、アニメを好きではない子には否定的な意見を言ったりしていて、心配」というお悩みが紹介されました。
千秋さんが「同じことを自分が言われたら嫌な気持ちになるよね、と言えば、わかってくれるのでは?」と言うと、藤本さんも「『お母さんは長ネギ好きだけど、好き?』『嫌い』『え〜信じられない!』みたいな会話で、否定される気持ちを教えたらよいのでは?」と、具体的な提案を。
一方、竹山さんは「集団生活では意見の違いがあって当然だし、トラブルから学ぶこともあるから、対応が難しい。ある程度は、放っておいてもいいのでは?」と語りました。
保護者向けのいじめ予防プログラム「Connect Hearts Program」に携わっている目白大学准教授・杉本希映先生によると、小学生は「他者視点」をまだ獲得できていないので、自分と同じことを他人も感じていると思い込んでしまいがち。
多様性を認め合うために、自分以外の気持ちに目を向けるような保護者の声かけが重要なのだといいます。
番組では、保育園で「他者視点」を育むために導入している「感情カード」という取り組みも取材。
朝、登園したときに自分の感情に合ったカードを貼ることで、自分の感情を人に伝えることが上手になり、同時に友達の感情も大切にすることができるようになるそうです。
藤本さんは「感情を表すことができる子はいいけれど、息子は日記に嫌なことは書きたくないと言っている」と、子供によっては感情を表現する難しさを感じる可能性を指摘していました。
叩いてくる友達&ゲーム中に暴言を吐く友達…親が注意するべき?
「小1の息子が『Aくんが笑いながら叩いてくる』と悩んでいる。私からAくんに注意するべき?」という母親のお悩みでは、藤本さんが「小学校に入ったら、ある程度は子供におまかせするべき」と主張。
千秋さんは「『ママがぶっ飛ばしに行こうか?』と子供より怒ってみせて、子供の反応を見る」と対処法を語り、公認心理師の齋藤正志先生は「親が直接注意すると、親同士の対立に発展することもある。必要なら担任と相談して、子供同士で解決できるように仕向けてほしい」と教えてくれました。
「小6の息子。友達とよくゲームをするのだが、暴言を吐かれて泣いている。距離をおいたらどうかと提案するのだが、友達にはいいところもあると言っていて、悩む」という、母親のお悩みも紹介されました。
藤本さんは「ゲームに限って暴言を吐くなら、外で遊んでもらう」と自分なりの解決法を語り、千秋さんと竹山さんは「暴言を吐いているのが聞こえてきたら、『どうした?』と(会話に)入っていってしまう」「泣くほどの暴言なら、2人を叱る」と対応を想像。
齋藤先生は「つい声をかけたくなるけれど、まずは、息子が友達のいいところを見つけていることを褒めてあげてほしい。その上で、我慢できなくなったらいつでも話してね、と伝えるとよい」と、アドバイスしました。
親と同じ口調で子供が友達を怒っていた…!
「子供がゲームの時間を守らずキツい口調で叱ったら、子供が自分とそっくりな口調で友達に文句を言っていた」という“母親あるある”では、千秋さんが「娘とケンカしていると、私vs私みたいになっている」と苦笑。
杉本先生は「ゲームを早くやめることができたなど、『できた』ことを褒めようと親が心がけると、子供も友達のいいところを見つけられるようになる」と助言を送り、齋藤先生は「ゲームの制限時間が、子供にとって実現可能性のあるものか、見直してもよいのでは?」と別の角度から提案しました。
番組公式SNSには「友達をイヤと思うなら、自分で言わせる」「親が口出しして解決したとしても、その後が心配」など、さまざまな意見が届きました。
話を聞こうとしても「大丈夫」としか言わない子供…どうする?
「帰宅した子供が明らかに元気がないのだが、学校で何かあったか聞いても『大丈夫』しか言わない」という女性のエピソードでは、竹山さんが「100%何かあるけど、言いたくないんだね」と息子の気持ちを代弁。
藤本さんと千秋さんは、「何かあったら絶対にお母さんが守る、ということだけは伝えたい」「待つしかない。お母さんが自分の悩みを話すなど、別の方法で探ることができるといい」と、母親の立場で語りました。
杉本先生は「大丈夫」しか言わない子供の心理を、下記のように分析しているそうです。
杉本先生は「『イヤ』などの子供のネガティブな感情を日頃から受け止めていれば、どんな気持ちも大切にしてくれると子供が感じられるようになる」と、日々の会話の大切さを指摘しましたが、竹山さんは「どこまで受け止めるか、線引きが難しい」とポツリ。
齋藤先生は「話しかけてきたときに、上から目線で一刀両断にするのではなく、しっかり応じてあげる。また、親の失敗経験をサラッと話してあげるのも効果的」と伝授しながら、「サラッと、というのが大切ですよ」と繰り返していました。
いじめにつながるトラブルについて学校から支給されているタブレットを使って相談できるいじめ防止相談ツール「マモレポ」や、スマートフォンから第三者に相談できる「スクールサイン」というサービスについても紹介。
三木さんは「いじめのはじまりは、学校の中でもわかりづらい。第三者が判断してくれるのは、当事者にとっても学校にとっても大きいのでは?」と、取り組みを高く評価しました。
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