花澤香菜「中2だったら推してた」『鬼滅の刃』で推しの柱、上弦の鬼を明かす

『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』で、恋柱・甘露寺蜜璃（かんろじ・みつり）の声を演じる花澤香菜さんが、作品の魅力を語りました。

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花澤さんは、テレビアニメ『LAST EXILE』（2003年）で、ホリー・マドセイン役として声優デビュー。その後、ヒロインのカミナギ・リョーコ役で出演した、テレビアニメ『ゼーガペイン』（2006年）をきっかけに、本格的に声優活動を開始しました。

声優業以外にも歌手、ラジオパーソナリティ、『岩井＆花澤のマンガ未知』（テレビ朝日）、『ぽかぽか』（フジテレビ・火曜レギュラー）への出演など、幅広く活躍しています。

今回、演じる甘露寺蜜璃は、鬼殺隊最強の剣士である“柱”の一人。フジテレビュー!!では、役を演じる上での意気込みや、アフレコ現場でのエピソード、作品に登場するキャラクターへの印象などを聞きました。

──『鬼滅の刃』の作品に触れてみての感想をお願いします。

原作を読ませていただいて、本当に面白くて。「これはきっと、いろいろな人に楽しんでもらえるだろうな」と思っていました。

私は、「竈門炭治郎立志編」（2019年4月～9月）の柱合会議前の裁判のシーン以来の登場となるので、これから「刀鍛冶の里編」をアニメで楽しんでもらえるのが、すごく嬉しいです。

──多くの人から愛される『鬼滅の刃』ですが、魅力はどこにあると思いますか？

竈門炭治郎（CV：花江夏樹）じゃないでしょうか。倒れても倒れても、自力で立ち上がってくるじゃないですか。彼が真ん中にいるから、みんなも応援してるのかなと思います。

「刀鍛冶の里編」で蜜璃ちゃんと絡む炭治郎くんは新鮮なのかなと思うので、また新たな魅力が見られるんじゃないかなと思います。

──甘露寺蜜璃を演じてみていかがでしたか？

すごく楽しかったですね。アフレコ現場でも楽しんで演じていました。（視聴者の）皆さんに気に入ってもらえるか…緊張します。

──柱の中での立ち位置やバランスについて、どのように意識されていますか？

蜜璃ちゃんの最初の登場シーンとなった、「竈門炭治郎立志編」の柱合会議前の裁判のシーンを収録した時は、みんなで集まってアフレコを録ることができていたのですが、私が想像していたものより、はるかにみんなキャラが濃かったんです。「これはまずい」と思って、そこでお芝居を切り替えたんですよ。

（柱合会議のアフレコ現場は）「柱だな！」と、素敵だなと思いました（笑）。

──花澤さんは、柱のどんなところに魅力を感じますか？

どうしてもキャラが立っちゃいますけど、煉󠄁獄（杏寿郎）（CV：日野聡）さんや宇髄（天元）（CV：小西克幸）さんのように、それぞれの過去を持っていて。（強さだけでなく）そういう部分を含めて、魅力的なキャラクターたちになっているんじゃないかなと思います。

──花澤さんが、個人的に好きなキャラクターは？

ここまでの段階で言うと、「遊郭編」の宇髄さんかな。カッコ良かったですよね、あの包容力というか「俺が守ってやるぜ」という感じに心を掴まれましたね。

他のキャラクターの色気とは、違うんですよね。あの雰囲気がすごくキュンとするんですね。推し的には、宇髄さんかもしれない。

──「刀鍛冶の里編」では、ついに上弦の鬼も集結しますね。

すごくワクワクしちゃいました。

多分私が、中学2年生だったら童磨（CV：宮野真守）を推してただろうなって、アニメイトにグッズを買いに行って…。（声を務める）宮野さんのお芝居にも心を掴まれちゃいます。

──刀鍛冶のように、個人的に極めたいことを教えてください。

私はラジオを聴くのが大好きなんです。朝起きてすぐに、深夜にやっていた番組をタイムフリーで聞いて、そのままお仕事に行って。お仕事とお仕事の移動の合間にもめちゃくちゃ聞いているんですけど、私もラジオのパーソナリティをやっていまして。

聞くばかりじゃなくて、パーソナリティの方もちゃんと極めていかないとなと思っています。なので今年はパーソナリティを極めたいと思います。

──『鬼滅の刃』では、人の心を動かすコトバが多く登場します。花澤さんの“心が動いたコトバ”を教えてください。

私が中学生の頃に、髪をセットして支度をしていたら、隣に母がやってきて私の顔を見て「若さが憎い！」と言ったことがあって（笑）。それはすごくいまだに覚えていますね。

撮影：河井彩美

『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』

4月9日（日）より全国フジテレビ系列にて放送開始
毎週（日）23時15分～23時45分　※初回は一時間スペシャル

ヘアメイク：宇賀理絵
スタイリスト：森俊輔