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上野樹里が15年ぶりに“ぎゃぼ!”「私の中で、のだめが生き続けている」

めざましmedia編集部

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上野樹里さんが、初舞台&初ミュージカルに挑戦します。

ミュージカル「のだめカンタービレ」の取材会が3月20日に都内で行われ、野田恵役の上野さん、千秋真一役の三浦宏規さんが出席しました。

本作は、漫画家・二ノ宮知子さんによるコミックを原作とし、2006年にフジテレビでドラマ化。天才的なピアノの演奏テクニックをもちながらも、かなり風変わりな性格の主人公、“のだめ”こと野田恵を演じた上野さんのなりきりぶりや、世界的指揮者を目指すエリート音大生・千秋先輩に扮した玉木宏さんのスマートな演技が話題となり、大ヒット。世間に一大クラシック音楽ブームを巻き起こしました。

<上野樹里の緩急がハンパない!『のだめカンタービレ』ドラマ通ライター<信子と庸平>の本音対談>

その後はアニメ化、スペシャルドラマ化、さらに、韓国でもテレビドラマ化され、国境を超えた超人気コンテンツに。昨年9月、2023年にミュージカル化されることが発表になると、キャスティングをめぐって様々な予想が飛び交うなど、注目度の高さを見せつけました。

千秋役の三浦宏規「『玉木さんじゃないんかい!』と言われそうで怖い」

多くの代表作をもつ上野さんですが、今回が初めての舞台出演で、ミュージカルも初めて。出演の決め手となったことを聞かれると「ラジオ番組を始めたときの初回ゲストが二ノ宮さんで、収録前にお話をしていたら『今度、舞台をやる』と聞いて、『ちょっと興味あるんですけど』と伝えたところから、今に至るという感じです」と説明。

昨年秋~年末にかけて、コミック連載当時の原稿などが展示された「のだめカンタービレ展」が開催され、上野さんも同所を訪問したそう。

「マンガのページが壁に貼られたブースをまわりながら曲を聴いていると、のだめが蘇ってくるというか、生き続けているというか。若い女の子や男の子が『小さいときにお母さんと(ドラマを)見ていたんです』と声をかけてくださることもあって、たくさんの人の中にのだめが残っているんだなって」。

続けて、「オーケストラの方たちと息を合わせてお芝居を作っていくことも未知の世界ですし、歌に関しても、歌い上げるというよりお芝居の延長線上でのだめがカンタービレ(歌うように、表情豊かにの意)するとどうなるのか面白いなと思って、挑戦してみようと思った」と振り返りました。

一方、圧倒的存在感を放ち、のだめに大きな影響を与える千秋に扮する三浦さんは、出演にあたっての心境を問われると「ねーっ、いやー、まさかでしたね」と今でも信じられないといった様子。

「大好きだった作品の千秋先輩に自分がなるなんて夢にも思ってなかったですし、しかも、上野さんがのだめを演じるということで本当にうれしいです。発表されたら、皆さんビックリされると思うんですけど、『玉木さんじゃないんかい』って言われそうで、正直怖い。皆様の期待を裏切らないように、ご迷惑をおかけしないように頑張りたいという気持ちです」と緊張感たっぷりの表情で話しました。

上野樹里が15年ぶりに“ぎゃぼ!”「私の中で、のだめが生き続けている」_bodies

三浦宏規

原作者のメッセージをうけ「千秋先輩についていきます!」

作品やキャラクターへの思いを聞かれた上野さんは「色褪せることなく、皆さんの記憶に残っている作品だと思いますし、初めて連ドラの主役をさせていただいたのがこの作品。まさか今になって、こうしてまた別の形でのだめを演じることになるとは想像もしてなかったですが、映像で何度も見てくださっているファンの方にとって、“生ののだめ”がいるとうれしく思ってくれるのかなって」。

さらに、「映像だとその年代にぴったりな俳優さんじゃないとできませんが、舞台はその年齢じゃなくても、という挑戦ができるので、楽しみながら皆さんと再び会えたら」と期待を寄せました。

上野樹里が15年ぶりに“ぎゃぼ!”「私の中で、のだめが生き続けている」_bodies

上野樹里

バレエダンサーとしても活動する三浦さんには、クラシック音楽との関わりについての質問が。

「幼少からクラシックバレエをやっていて、ポップスなどを知らず、クラシック音楽しか聴いてこなかった学生時代でした。通学の電車やバレエのレッスンに通うときも、イヤホンでクラシックを聴きながら勝手に振りを考えていて、当時、特に好きだったのがラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。大好きな曲なので、舞台でも演奏できたら」と答えました。

また、ミュージカル版製作にあたって、原作者・二ノ宮さんからのメッセージが到着。

<二ノ宮知子 メッセージ>
私は、原作者は作曲者みたいなものだろうと思っています。私が描いた「のだめカンタービレ」という曲が、アニメ、ドラマから、今度は舞台という新しいステージで、演出する方々が指揮者となり、ソリストである役者さんたち、舞台を作り上げる多くのスタッフさんが一丸となって、また新しい演奏を聴かせていただけるのだと、とてもワクワクしております。

そして、天才的のだめソリストの上野樹里さんと、舞台で大活躍中の三浦宏規さんの、新しいのだめと千秋が見られるのが本当に楽しみです!

皆さま、どうぞ自由に、楽しく頑張ってください!

上野樹里が15年ぶりに“ぎゃぼ!”「私の中で、のだめが生き続けている」_bodies

上野さんは「素敵なコメントですね。ありがとうございます」とスマイル。「2次元の世界であるマンガやアニメとはまた違うのだめの声の表現があって、私の(のだめが驚いたときに発する)『ぎゃぼ!』の言い方はあれでよかったのかなとか思うんです。でも、そうなっちゃうんだからしょうがない」とはにかみ、「三浦さんは(演出の)上田一豪さんと以前にもタッグを組まれていますし、千秋先輩についていきます」とコメント。

これに三浦さんは目を丸くしながら焦りの表情を浮かべ、「恐縮です。『千秋先輩』と言われて、(本番では)今みたいな顔にならないように気をつけたい。二ノ宮先生が描いたこの作品が、舞台でどんな景色になるのか模索しながらつくり上げていけたらと思いますし、先生に舞台版も成功したと思っていただけるよう、精一杯頑張りたい」と決意を新たにしました。

最後に改めて本番への意気込みが。上野さんは「のだめは感情表現が豊かなので、劇場に来てくださる皆さんにいろんな表情を楽しんでほしい。笑ったり、悔しい気持ちになったり、悲しくなったり、幸せになったり、皆さんの笑顔が感じられるような舞台に」とアピール。

三浦さんは「とにかくワクワクしています。親がピアノの先生をやっているので、マエストロになるため、ピアノ合宿をしに実家に帰ろうかな。上野さんにはお世話になることばかりでしょうが、大好きな作品の名を汚さないよう、しっかり努めたい」と呼びかけました。

上野樹里が15年ぶりに“ぎゃぼ!”「私の中で、のだめが生き続けている」_bodies

©二ノ宮知子/講談社

最新情報は、ミュージカル「のだめカンタービレ」公式サイトまで。

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