福原遥さんが大役を演じ終えた感想を語りました。
フォトブック「gift」(講談社刊)をリリースした福原遥さんが4月23日、東京・SHIBUYA TSUTAYAで行われた発売記念発表会に登場しました。
本書は、先月終了した連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK)で、ヒロインとして奮闘した福原さんの1年間に密着したもので、ドラマの舞台になった長崎・五島列島や一人で旅行に出かけるほど大好きな場所だという京都で撮影。
ロングインタビューでは、ヒロインを演じるにあたって抱えたプレッシャーや、日々の撮影に向き合う中での心境の変化などを明かしています。
忘れられない1年がつまった写真集はたいせつな宝物
純白のロングワンピースで登壇した福原さんは、完成したフォトブックを手に「ついに発売できるんだなって思うと本当に嬉しいです!朝ドラのヒロインは私にとって一つの夢で、絶対に忘れられない1 年になるんだろうなと思っていたので、23歳の私がたっぷりつまった大切なものになりました」と満面の笑み。
タイトルの「gift」は、「『舞いあがれ!』という作品との出会いは、自分への素敵なプレゼントだと捉えていて、さらに、ファンの皆さんにとっても素敵なプレゼントになるようにと思いを込めてつけました」と説明。
お気に入りのカットを聞かれると、「撮影でお邪魔した陶芸のお店に2匹のワンちゃんがいて、私が入っていった瞬間に抱きついてきてくれて、素の表情が出ている」とページを開きながら紹介し、「点数をつけるなら?」の問いには「100点です。自分に、というよりフォトブックを作ってくださったスタッフの皆さんへの感謝。私にとっての宝物なので」と高評価をつけました。
大役を務めたことで自身の変化を問われると、「素晴らしいスタッフさんや大先輩の背中を見て、こういう人になりたいな、こういう俳優さんになりたいなと思いながら撮影していた中、スイッチの切り替えが早くなったのは成長できた部分だと思います。何より、大切な人たちと出会えたことがうれしかった」と回想。
共演者との思い出を聞かれると、「お父ちゃん役の高橋克典さん、お母ちゃん役の永作博美さん、ばんば役の高畑淳子さんにはお芝居のことをたくさん相談しましたし、愛情もたくさんいただきました。私の体調を気にしてお母ちゃん(永作さん)は手作りのごはん、お父ちゃん(高橋さん)は栄養ドリンク、ばんば(高畑さん)はフルーツを持ってきてくださるなど、優しくしていただきました」と振り返りました。
また、この日の取材会には多くのメディアが参加。フォトセッションで各社のカメラに向かってハジけるような笑顔をみせた福原さんでしたが、関係者が撮影タイムを終了させようとした瞬間、福原さんが「あちらのカメラマンさんのカメラに目線を向けられなかった」と告げ、きちんと目線を送る気遣いも。メディアにとっても“gift”のような瞬間でした。
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