鈴木おさむさんが、コムドットのテレビ進出に自信を見せました。
5月7日(日)の『ボクらの時代』は、兼近大樹(EXIT)さん、コムドット やまとさん、鈴木おさむさんが登場しました。
コムドット やまと「YouTube業界に勝ち筋があった」
チャンネル登録者数400万人を超えるYouTubeクリエイター、コムドットのリーダーである、やまとさん。
4月からスタートしたコムドットのレギュラー番組『コムドットって何?』(フジテレビ/関東ローカル)の放送作家を務める鈴木さんは、やまとさんにYouTubeクリエイターになろうとしたきっかけを聞きました。
やまと:すごく角が立つ発言だとは思うんですけど。単純に、YouTube業界、当時いた人たちを見て、勝ち筋があったっていう。
兼近:あー。「この程度なら、負けるわけないな」っていう(笑)。
やまと:(笑)。そうです。
鈴木:あははは!
兼近:「これなら、俺行けるな」と。
やまと:はい、そうです。そういう、いきり心ですよね。
鈴木:そういうもん。何でも、入り口は、“痛さ”だから(笑)。
やまと:やろうと決めて、4日後くらいには動画を上げたんですけど。当然のように再生回数上がらなくて。速攻でYouTube業界の厳しさに打ちのめされて。というところで、まずチャンネル登録者数が1万人を超えるまで、原宿の竹下通りで(道行く人に)「コムドットです」って(あいさつをして)チャンネル登録してもらって。
兼近さんは「そのころ会ってるんです。(ヨシモト)∞ホールの帰りに声をかけられて、チャンネル登録した」と明かし、やまとさんも「それが最初の出会いで。本当に無礼。もろ駆け出しの、何もないころです」と振り返りました。
兼近大樹「EXITでネタがやりたいんじゃないかって気づいた」
兼近さんとYouTubeでコラボしたこともあるというやまとさんは、兼近さんの印象を「YouTubeとテレビで見るのとでは、全然違う」と語りました。
兼近:スイッチ変えてるから。
やまと:やっぱ違うんですか、そこは。
兼近:そうそう。やっぱり、YouTubeは20代手前の人たちに向けた動きというか、しゃべりになるんですよね。
やまと:なるほど。
兼近:でもテレビって、見ている人たちが年上の方が多いですし、カメラ構えている人もそうですし、作ってる人も。その人たちに向けたことを言うんですよ。
鈴木:結構、EXITも戦略的じゃない。
兼近:僕らは、そうですね。
鈴木:そう。
兼近:僕は、芸人として、出てきたころから逆張りを大事にしていて。テレビに出始めたころは「テレビ興味ない。やっぱYouTubeっしょ、今は」って言ってましたし。YouTubeが調子よくなってきたら「YouTubeもういいわ。ラジオでしょ」って、ラジオやったりとか。
やまと:なるほど。
兼近:いろんな逆張りで、いないところ、いないところに行ってたんですよ。
鈴木:うん。何を一番大切に?
兼近:今は、ネタをめっちゃやってて。漫才と。今年は「キングオブコント」とかもちょっと出て。
鈴木:そうなの!?
兼近:そうなんですよ。いろんなことをやっていくうちに、2人で「ネタをやりたいんじゃないか」って気づいたんですよ。
兼近さんは、「EXITは、ほとんどすべてのことをやってるんです。本も書きましたし、テレビもYouTubeも歌も、ニュース番組のコメンテーターとか」と語り、「いろんなことに手を出しまくると、行く先々で半端じゃなく批判がくる」と苦笑しました。
鈴木おさむ エゴサは「99個褒められてるのに、1個けなされているだけで、それに引っ張られる」
その流れで、鈴木さんは「炎上についてはどう思っているか?」と問いかけました。
やまと:僕は、明確な信念があって。自分が「悪いな」って思ったときにしか謝らないと決めていて。かつ、謝る対象を間違えたら、それは僕がYouTubeクリエイターになった意味がないなって思っていて。
鈴木:うん。
やまと:YouTubeクリエイターってYouTubeの視聴者がいるわけじゃないですか。それって、僕たちのことを好きで見に来てくれている人たちだから、その人たちに向けて言葉を発するべきであって。そこで「世間のみなさん、すみませんでした」っていう、いわゆる芸能人とかタレントの方がやるような謝罪をしちゃうと、ファンの人の信頼を失うなって思っていて。だから、悪いことをしたなって思ったときは、必ず謝るべき方向を決めて、謝るべき人にしか謝らないという対処をしています。
兼近:ほおー。
鈴木:エゴサはするの?
兼近:エゴサはもう、全然しないですね。
鈴木:俺もね、もうやめたの。
やまと:へぇー。
鈴木:する?
やまと:めちゃくちゃします。
鈴木:ああそう。俺は、去年辞めた。
やまと:まったくしないんですか?
鈴木:それまではめっちゃしていたんだけど、あることで炎上して、本当に体調悪くなって。コロナで入院中だったし。辞めようと思って、辞めたら、めちゃくちゃ楽になったのと、あと、振りきれるようになった。
兼近:ああー。縛られなくなるっていう。
鈴木さんが「99個褒められてるのに、1個けなされているだけで、それに引っ張られる」と言うと、やまとさんは「YouTubeでは、そこをタイムリーにはじき返せるのが強み。テレビは尺も限られていて、広くの人に見てもらうからこそ、(アンチへの意見を)話せないのでは」と、その違いを語りました。
やまと「今年はYouTubeクリエイターにとって一番厳しい年になる」
兼近さんは、入れ替わりの早いテレビ業界について持論を展開。
兼近:テレビの世界って、僕の勝手な考えですけど、3年周期だと思ってて。
鈴木:うん。
兼近:人気って。若い女の子のモデルさんとか、芸人さんもそうなんですけど。バーンとハネてから、3年。中学生が高校生に上がるとき、高校生が大学生に上がるとき、大学生が就職活動をするときに見なくなるというか。応援しなくなって。正直、だいたい3年で、みんないなくなってるなってイメージがあって。
やまと:なるほど。
兼近:めちゃくちゃ当てはまることが多くて。YouTubeクリエイターってどうなのかなって。
やまと:もっと早い気がします。周期的には。
鈴木:最近、すごいよね。
やまと:すごいですね、もう。
鈴木:3、4年前に人気だった人が、登録者は多いけど、再生数見ると(少なくて)「あれ?」みたいなのが。
兼近:えー。
鈴木:結構、「うわっ」って。
やまと:めちゃめちゃ残酷ですね。
兼近:そんなもんなんですね。
やまと:僕たちは、全部の成績が世の中に貼りだされる職業なので。グロテスクですよね。先輩の再生回数も全部見えるし、後輩の再生回数も、同世代の再生回数も見れるわけですけど。
兼近:うわ。「こんなに頑張ってるのに…」みたいな。
やまと:仲のいいクリエイターが辞めていっちゃったりとか。
やまとさんは、「今年はたぶん、YouTubeクリエイターにとって一番厳しい年になる」と予想したうえで「いろんなところにメディアが分散して、YouTube以外のコンテンツも楽しめるようになっちゃうと、時間の配分的に(YouTubeに)使ってもらえなくなってきている」といい、TikTokのような、短く切り抜かれた動画が主流になり「切り抜かれちゃったら、その媒体で満足されちゃってテレビの視聴率やYouTubeの再生回数というところにつながってこなくなる」とコメント。
鈴木さんも「十代の子って、入り口がTikTokになっている」と、ショート動画志向になっていることに危機感を募らせました。
テレビはやり方次第でブルーオーシャンになる
やまとさんは「テレビを作っている人たちは、視聴率なのかTVerなのか、どこの視聴が一番うれしいのか、どこにモチベーションがあるのか」と質問しました。
鈴木:ゴールデンは、なんだかんだで視聴率を問われると思いますよ。
やまと:ああー。
鈴木:だけど、深夜でいうと、特に11時以降って、もう、かなりの若い人がさ、昔みたいに見ないわけじゃない。
兼近:見ないっすね。
鈴木:俺は、視聴者数が相当減っていると思っているんだけど。そうなってくると、深夜番組だとTver(視聴)の数字がデカいんじゃないかな。
視聴者の選択肢が増えているなか、鈴木さんは「見られてなんぼ」と言いながら、ある気づきを語りました。
鈴木:レッドオーシャンとブルーオーシャン(※)って言葉があるじゃない。俺、最近気づいたのが、ネットってとんでもないレッドオーシャンかなと思っていて。
※レッドオーシャン…競争の激しい既存の事業領域。ブルーオーシャン…これまで存在しなかった新しい領域に事業を展開していく戦略。
兼近:ほうほう。
鈴木:ライバルが多すぎて。
やまと:はい。
鈴木:NetflixもAmazon Prime(Video)もそうだし、作品も多いしYouTubeもあるし。みんながネットとかそういうものの方が自由にできると思っていたんだけど、いざ入ってみるとライバルが多すぎて。選択肢も多いし…。
兼近:何を見たらいいかわからない、とかありますね。
鈴木:何見たらいいかわからないし、クオリティも求められるし。とんでもないところにいるなと思ったんですよ。
兼近:はい、はい。
鈴木:ふと立ち止まってみたときに、テレビって、やり方次第では、実はブルーオーシャンなんじゃないか。そう言ってる人が、最近、いるんですよ。僕の周りで。
兼近:はい。
鈴木:逆にテレビで、改めて面白いことというか、振りきったことをやって、それをTVerで回したりとか。そういうことをやっていくと、「テレビを作りたい」っていう人が、もう一回増えてくるんじゃないかと。
鈴木さんは、そのためには「振りきりが必要で、テレビもいろいろ実験してみたらいいのに」と語り、「コムドットを使うのは、テレビにとってすごい実験。これで通用しなかったら辞めますよ」と、まさかの宣言。
鈴木さんの覚悟を聞いた、やまとさんは「頑張らないと」と気合いを入れました。
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