子供の自己肯定感を高める会話の仕方について、考えました。
女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ!』の金曜恒例コーナー「ノンストップ!サミット」。
6月9日(金)の放送は、「大切なのは“認めること”…会話改善のコツ」というテーマで、MCの設楽統さんと三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、藤本美貴さん、「婦人公論」元編集長の三木哲男さんが話し合いました。
カンニング竹山「それを言うのが『お母さん』なんじゃないの?」
トークは、書籍「子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉」が話題の天野ひかりさんのもとに寄せられたエピソードをもとに構成。
まず紹介されたのは、「やるべきことをやらずに、動画やゲームに夢中になっている子供を『片付けなさい!』『宿題やりなさい』などとキツく叱ってしまう」というお悩みです。
視聴者の意見を募る「せきらら投票」で、「遊びに夢中の子供を『片付けなさい!』などと叱ってしまう親の気持ち、理解できる?」と問いかけると、
「理解できる=93%」
「理解できない=7%」
と圧倒的な結果になりました。
藤本さんが「毎日言っている。やるべきことはやらなければいけないし、時間を見ながら遊べないのだから仕方ない」と言うと、千秋さんも「ダメなのはわかっていても、毎日のことだし、結局言ってしまう」と同意しました。
竹山さんも「それを言うのが『お母さん』なんじゃないの?」と、母親たちの言動に理解を示しましたが、天野さんによると、子供が遊んでいるときに叱りつけると「自分の夢中になっていることを否定されたと感じ、自己肯定感を損なってしまう」のだそうです。
大事なのは「片付けなさい」と言う前に、「上手にできたね」と子どもの楽しんでいることを認めてあげること。そうすると、子供の自己肯定感が満たされ、親の言うことを受け入れやすくなると、天野さんは説明しました。
また、天野さんは、応援したいときも「頑張ってね」と言うとプレッシャーになるので、「頑張っているね」と言ったほうがいいと、具体的な例を挙げながら語りました。
藤本さんは「小さいうちはいいかもしれないけど、会話が難しい(思春期の)年ごろになるとまた違う方法が必要。人の子にだったら毎日言ってあげられるかもしれない」と、正直な感想を述べました。
千秋さんも「理屈はわかるけど、次にやらなければいけないことがあると焦っていたら、そんな余裕はない」と語り、竹山さんも「大人と付き合うときにも心がけていることではあるけれど、毎日は難しいよね」とお母さんたちに同情しました。
習い事に行きたくない子供を「なぜ?」と問い詰めるのはNG?
「習い事をサボったり、通うのを渋ったりするようになった。どう向き合えばいい?」というお悩みでは、竹山さんが「習字に公文、バイオリンにそろばん…行かなくてバレては怒られていた」と苦笑。
天野さんは「最初に『なぜ?』『どうして?』と理由を聞くと、子供は否定されたと感じるので、まずは『行きたくないんだね』と認めてあげることが大事」と、対応の仕方をアドバイスしました。
藤本さんは、「何かを極めてほしくて習い事をやっているわけではないから、行きたくない理由を聞いて、ちゃんと言えれば辞めていい」と考えているといい、天野さんの「最初に理由を聞くのはNG」という言葉に驚きつつ、「難しいなー。やってみます」と笑顔を見せました。
天野さんによると、そもそも習い事はスキルアップを目指すのではなく、「性格に合った努力の方法を見つけるために通うもの」と考えることが大切だそうです。
三木さんは「理屈を言わないと理解できない子と、体を動かしてみないと理解できない子など、子どもによってタイプが違う。それを早い段階で見極めておくことが、大人になってから役に立つのでは」と、解説を加えました。
「2人で別室で話し合い」藤本家のきょうだいゲンカの解決法は?
「きょうだいゲンカ」を仲裁しようとして、結局親がキレてしまうという、NGのパターンも紹介されました。
藤本さんは「子供だけで別の部屋に行かせて、『何が悪かったか話し合って、結果が出たらママに教えて』と言っている。上の子がなんとか話をリードしようとしているし、解決しなければ『もう一回!』と部屋に行かせればいい」と、きょうだいゲンカの解決法を伝授。
天野さんは「親は良い、悪いを決める『裁判官』ではなく、上の子と下の子の間に立ってお互いの意思疎通を促す『通訳』に徹するべき」と考えているそう。
親が仲裁すれば早く解決するものの、一方で子供が「問題を解決する方法」を考える機会を奪ってしまうので、親が通訳に入ることで「どういう言い方をすれば相手に伝わるのか」など多くのことを学び、大人になってからのディスカッションでも妥協点を見つけるのが上手になると、天野さんは語りました。
子供のできない部分が目についたときは、過去のわが子と比較を!
「○○ちゃんはもうできるのに、どうしてあなたはできないの?」と、他人と比較して何かをやらせようとするNG行動も紹介されました。
藤本さんは「特に第一子は、ほかの子と比べないとできているのかどうかわからないから、気持ちはわかる」と、親の行動にも理解を。
天野さんは「今できていないことは、1年後を目標にする」「過去のわが子と比較する」と親の心の持ち方をアドバイス。
藤本さんは「『あの子みたいになりたいよね』と言って、子どもがやる気になったりもする」と、さまざまなケースで対応が異なるからこそ難しい問題だと語りました。
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