自律神経を整えるために「糖質には気をつけて！でも、旬の食事は美味しく味わって」

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秋の体の不調をやわらげる、自律神経の整え方についてトークしました。

女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ！』の金曜恒例コーナー「ノンストップ！サミット」。

10月6日（金）の放送は、スタジオに脳神経内科医の内野勝行先生を迎え、「秋の不調…知っておきたい自律神経の整え方」というテーマで、MCの設楽統さんと杉原千尋フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、鈴木あきえさん、「婦人公論」元編集長の三木哲男さんが話し合いました。

脳神経内科医の内野勝行先生によると、今年は猛暑による熱疲労が体に蓄積し、秋に不調を訴える人が増えているといいます。

頭痛やめまい、だるさや気分の落ち込みなどの秋の不調は、自律神経の乱れによるものが多いそうです。

内野先生によると、心臓や呼吸、血圧など、全身を平常にコントロールしようとするのが「自律神経」。「自律神経」のタスクが一気に増えると、整える力が弱まり、不調を感じる原因となるのだとか。

「自律神経」の乱れの原因となるのは、「寒暖差」「暴飲暴食」「スマートフォンの見過ぎ」など。「睡眠不足」だけでなく「睡眠過多」も良くないと知った鈴木さんは「毎日、夜8時30分に寝て5時に起きているが、常に眠くて常に疲れている」と訴えました。

内野先生は「寝すぎると緊張がとれすぎて、血圧が上がらなかったりダルさを感じたりすることがある。睡眠時間は、だいたい6〜8時間が適切で、睡眠時間が適切でないと死亡率の差にも影響すると論文で発表されている」と指摘しました。

自律神経を整えるために覚えておきたいポイントは、首や手首、足首、そしてお腹を冷やさないこと。内野先生によると、寝るときに靴下を履くと足の裏が「暑い」と感じて体を冷やす方向に神経が働いてしまい、いい睡眠をとることができなくなるのだとか。

手足が冷たくて眠れないときは、太い血管が通っている手首や足首を温めるのがベター。抗ストレスホルモンを出す「副腎」を温めるために、腹巻きもオススメだそうです。

「外気温と室内の温度差は、5℃以内に」というアドバイスには、鈴木さんが「電車に乗ったりしたときに『寒い！』と感じるような温度は、よくないということ？」と質問。

内野先生は「5℃以内というのは、自律神経に余計なタスクを増やさないための目安」としつつ、「極端に『寒い！』と感じたりしないようにするのがベスト」と語りましたが、三木さんは「わかるんだけど、なかなかできない」と頭を抱えました。

食事については、甘いものや炭水化物などの糖質をとりすぎないように注意することが大切なのですが、鈴木さんは「炊き込みご飯など、せっかくの秋の味覚は糖質を気にせず食べたい！」と主張。

内野先生は「炊き込みご飯は、食物繊維が含まれているので、食べすぎない範囲で食べてほしい。血糖がいきなり上がったり下がったりという状況を避けたいので、おやつの時間にはおやつを食べてもOK」とアドバイスを送りました。

「糖質は全部NGと言うと、つまらない人生になる」と考える内野先生は、竹山さんの「とんかつ屋さんでご飯をおかわりしたいときは？」という質問にも「ご飯と一緒にキャベツの千切りも召し上がって！」と即答。食べ過ぎたと感じたときは、キムチなどの発酵食品を食べると良いともコメントしました。

睡眠の質を上げるためには、「夕方以降は、カフェインをとらない」「シャワーではなくお風呂に入る」などが大切ですが、千秋さんは「毎日お風呂は面倒くさい！」と悲鳴を。

内野先生は「理想は理想として、睡眠の時間に向けて神経を緩める方向で考えてほしい。例えば、スマホで動画を見るときは続きが気になるものではなく、お笑いなどの短い動画にするなど、工夫をしてほしい」と語りました。

神経をリラックスさせるための「1：2呼吸法」や「頭蓋骨マッサージ」も紹介。

「鼻で息を吸う時間：口から吐く時間＝1：2」にする「1：2呼吸法」は、ストレスを感じた時間帯に、1回10〜20回行うだけで効果を実感できるといいます。

手のひらをグーの状態にして耳の上や後頭部をほぐしていく「頭蓋骨マッサージ」のポイントは、関節の尖ったところを使って痛くなるまでやるのではなく、気持ちいいと感じる強さで行うこと。

「頭蓋骨マッサージ」に挑戦した竹山さんは「血が巡った感じで、スッキリした」と語り、鈴木さんも「朝と寝る前にやりたい！」と笑顔を見せました。

視聴者からの「日が短くなったせいか、暗い気持ちになってしまう」というお悩みには、内野先生が「肉体の疲労が精神の疲労につながる。暗い気持ちになっても精神的なものが原因だと即断せずに、まずは食事や睡眠の状況を見直してみては。不調は、自分の体と対話するいい機会だと捉えてほしい」とメッセージを送りました。

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