注目の16歳！當真あみ オダギリジョー＆尾野真千子の娘役で「お2人の日常にお邪魔しているようだった」

當真あみさんが、共演したオダギリジョーさんと尾野真千子さんから学んだことを明かしました。

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オダギリジョーさんが企画段階から参加し、主演を務めるドラマ『僕の手を売ります』が、FODとPrime Videoにて配信されます。

本作は、理系の大学院を卒業も就職氷河期世代で就職をあきらめ、さらに自ら立ち上げたネットビジネスに失敗して借金を抱えた大桑北郎（おおくわ・きたろう／オダギリジョー）が主人公。借金返済のため、全国でアルバイトをして回り、その先々で起こる、さまざまなトラブルに巻き込まれながらも、家族と向き合っていく物語です。

フジテレビュー!!は、北郎の娘・丸子を演じる當真あみさんにインタビュー。丸子の役柄や、大桑家について、また、やってみたいアルバイト、今後演じてみたい役柄などを聞きました。

＜オダギリジョー主演『僕の手を売ります』FOD、Prime Videoで配信！＞

──本作のオファーを受けたときの心境と、台本を読んだ感想を聞かせてください。

オダギリジョーさんや尾野真千子さんという、今まで作品でしか見たことがなかった俳優さんとご一緒できることがうれしかったです。

このドラマは、プロアルバイターである父・北郎さんが主人公の物語ですが、自分の父親の話と考えると、最初はなんだか不思議な気持ちで台本を読んでいました。でも、読み進めていくと、父親の生き様がすごくかっこよく感じていました。

──かっこいい生き様というのは、どのようなところですか？

親のお仕事が定まっていないことは、一般的にはすごく不安な要素になるかもしれません。でも、北郎さんは、各地でさまざまなアルバイトをすることに誇りを持っていて。どんな仕事だったとしても、誇りを持って働く姿はすごくかっこよく映りますよね。

丸子はそんな北郎さんの姿を小さい頃から見ているので、かっこいいと素直に思えるし、憧れもする。その気持ちは分かるな、と思いました。

──丸子はどのような人物と捉えて演じていましたか？

すごく不思議で、掴みどころのない女の子。好きなこと、興味があること、面白いと思ったことに対してはまっすぐ一直線に進んでいく子なのですが…面白いと思う基準もちょっと不思議で、難しかったです。

──何かを参考にしたり、監督と相談したりして役を作ったのでしょうか？

ハキハキしていることは台本を読んで分かっていたのですが、実際どういう女の子なのかというのを想像するのが難しくて、監督からお話を聞きました。あとは、現場に入って周りの役との関係性を見て、丸子の服装や髪型を独特にしてもらうことで、そこから役を掴んでいきました。

──第1話で面接を受ける丸子が、両親へのリスペクトを語るシーンがあります。その毅然とした姿勢が印象的でした。

面接のシーンは撮影していたなかでも、印象に残っています。というのも、自分自身と役の性格が一番離れているなと感じたシーンだったので。大人に対してしっかりと意見を伝えることができる丸子は、すごくステキですし、憧れます。

自分の意見を持つという芯の強さは、たぶん両親を見て育ってきたからこそだと思うんですけど。若いのにすごいなと思いながら台本を読んでいました。

──オダギリさん、尾野さん、當真さんが演じた大桑家はどんな家族でしょうか？

言葉で説明するのが難しいのですが、大桑家は普通の家族とはちょっと違った空気感があって…もちろん“家族”ではありますが、それぞれが人として独立していて。心地いいから3人で一緒にいるような印象です。

私自身の家族とはまったく違うので、「家族の形って、いろいろあるんだな」と、改めて思いました。

たぶん、丸子は父も母も“家族”という以前に「人として尊敬できる大人」として見ているんじゃないかと思います。

──オダギさん、尾野さんとの撮影で、印象的に残っていることはありますか？

あまり多く会話をすることはなかったのですが、私が沖縄出身ということもあって、沖縄のことをいろいろと聞いてくださいましたし、お話をさせていただけてうれしかったです。

──北郎はプロアルバイターとして“手”を売っていますが、當真さんが売れるくらい自信のあることはありますか？

何があるんだろう…。北郎さんみたいにまだ車も運転できないですし、そこまで行動力や勇気もないですし。だから、売れるものは…今はお芝居以外にはないかもしれないです。

──やってみたいアルバイトはありますか？

今までアルバイトをしたことがないのですが、おしゃれなカフェの店員さんに憧れています。…カフェ自体にはあまり行かないんですけど（笑）。

地元の友だちがカフェでバイトをしていると聞いて、地元に帰ったときにそのお店に他の友だちと覗きに行ったことがあるんです。「しっかり働いていてすごいな」と、普段見られない一面が見られて感動しました。

きっと大変なことも多いと思うんですけど、その友だちの姿がすごくかっこよかったので、体験してみたいなと思っています。

──今年も残り2ヵ月。気が早いですが、今年はどんな1年でしたか？

今年は大河ドラマ『どうする家康』（NHK）や『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』（日本テレビ）、映画「忌怪島／きかいじま」などいろいろな作品に出演させていただきました。

そのなかで、いろいろな気づき、発見、学びがあって。『僕の手を売ります』でも、オダギリさんと尾野さんの自然な演技に触れて、「本当に自然な演技って、こういうことなんだ」と学ばせていただきました。

私が思う自然な演技というのは、日常を過ごしているような雰囲気でお芝居をしているというか。オダギリさんも尾野さんも、本当に自然で、お2人の日常にお邪魔させていただいているように感じる瞬間もあって。本当にすごいなと感じたので、今後私もそういったお芝居ができるようになりたいな、と。そういう発見のある1年でした。

──いろいろな作品に出ていて、忙しかったのでは？

そうですね…お芝居をしていると、1日が本当に早く感じるんです。それが毎日続いていたので、あっという間でした。でも、ありがたいことにたくさんの作品に出会えましたし、毎日充実していましたし、すごく楽しかったです！

──あっという間の1年だったということですが、やり残したこと、「これだけは年内にやっておきたい」と思っていることはありますか？

やり残していることはないかもしれないです。最近いろいろなところで「友だちと遊園地に行きたい」と言っていましたが、それも行けましたし（笑）。思っていたことはできている気がします。

お仕事もプライベートも充実していて、本当にいい1年でした！

──そんな2023年を経て、2024年はどんな年にしたいですか？

今年は1月のドラマから始まり、1年かけていろいろな作品に出演させていただくことができたので、来年もこのペースでお仕事が続けられるように頑張りたいなと思っています。

──やってみたい役柄や出てみたい作品のジャンルはありますか？

ずっとやりたいと思っていた学園ドラマに今年出演させていただくことができたので、さらにその先のお仕事ものに挑戦できたらいいなと思っています。今までは年齢的にも学生の役がほとんどでしたから、一歩上の、大人の役柄をいつか（笑）。

──プライベートでやりたいことはありますか？

旅行に行きたいですね。

あとは…沖縄では降らない雪に憧れがあって。今年降っているところは見たのですが、いわゆる雪国のようなたくさん積もっているところに行ったことがないので、まだ雪に対する憧れが大きいんです。

だから、1度もやったことがないスキーとか、スノーボードとか、ウィンタースポーツをやってみたいなと思っています。全然できる気はしないのですが（笑）。でも、楽しそうなので挑戦したいです。

──最後に、ドラマの見どころを聞かせてください。

北郎さんがお仕事で関わっていく人たちが、いい意味でクセのある、一人ひとり個性的な面白い方々ばかり。その人たちとのお仕事する姿はもちろん、会話もすごく面白いです。

北郎さんのお仕事は非日常的かと思いますが、日常の温かさが感じられる作品になっているので、楽しんでいただけるとうれしいです。

『僕の手を売ります』（全10話）は、10月27日（金）0時より、FOD、Prime Videoで配信されます。

『僕の手を売ります』（全10話）

配信：
10月27日（金）0時より、FOD、Prime Videoで配信開始
#1～#3　10月27日（金）0時～（#1無料）
#4～#5　11月３日（金）0時～
#7～#8　11月10日（金）0時～
#9～#10　11月17日（金）0時～
※配信日時は予告なく変更される場合があります。Prime Videoでの視聴には、会員登録が必要です。

出演：
オダギリジョー
尾野真千子、當真あみ、水沢林太郎、大野泰広／松田美由紀

ゲスト出演：
中村アン、斉木しげる、眞島秀和、紺野まひる、石井正則、柳英里紗、円井わん、 津村知与支、桜庭大翔／田中要次　ほか　

主題歌：「Drive into The Night」七尾旅人（SPACE SHOWER MUSIC）
音楽：of Tropique
脚本・監督：冨永昌敬
プロデューサー：下川猛、鹿内植、曽我めぐみ、加藤達也、 山本喜彦（MMJ）、大塚安希（MMJ）、オダギリジョー
制作協力：MMJ
制作著作：フジテレビ
（敬称略）

配信ページ：https://fod.fujitv.co.jp/title/70jc